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ただいま充電中

 今日は10月21日。あたりまえのことながら今年のこの日は本日だけです。




 自然観察をしていると、いつも見ているフィールドの変化から季節の移り変わりに敏感になってきます。今見れる生物の生態もそんなに長くは続きません。この瞬間を逃すと、また一年待つことになるのが自然観察の難しさです。


 人生も折り返し地点を過ぎる頃から、残りの健康年齢を意識するようになります。寿命ではなく、健康年齢。自分のやりたいことを実現できる年齢はいくつまでなのか。怪我をしてしまった今、『やりたいことは先延ばしにしない』の思いは更に強くなり、『足だけは絶対怪我しない』を強く念じるようになりました。いまは自然界の生物を見習ってじっーと回復を待ち、再び動き出す態勢を整えています。


 
 外に出られないので、少しお勉強中。

 作家でダイバーでもあり、「海水魚飼育のマニア」というレベルを中学生の頃に卒業した荒俣宏さんと水中写真家の中村庸夫さんによるチョウチョウウオに関する地球レベルの考察本です。荒俣さんがまだダイバーになる前に書かれた本で、飼育者目線で書かれているのが面白く、愛されるチョウチョウウオの三原則を提唱しています。「上品」「きれい」「世話が焼ける」というメンタルな三原則で、特にこの手間がかかるというのが飼育者としての〈母性本能をくすぐる〉のだそうな。荒俣ワールドが炸裂していてとても面白くためになる本です。
 表紙は、紅海が生息域の「ゴールデン・バタフライフィッシュ」です。
チョウチョウウオの地球表紙




 昆虫写真家として有名な今森さんのフィールドである、琵琶湖周辺の12年間にわたる観察記録から作成したものです。普通の図鑑と違い季節毎にまとめられていて、自然の中で暮らしている昆虫達の生態写真が圧巻です。昆虫観察のガイドブックとして非常に役に立ちます。14枚の連続写真を使ったタガメの産卵シーンやいろいろな昆虫の卵だけを集めたページなど童心にかえって眺めています。
昆虫記表紙 


 一日も早く外に出られるようになるのが待ち遠しいです。

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No title

ホント健康第一!私も会社を退職してつくづく思い知らされました。
チョウチョウウオ、昆虫、では生田緑地ネイチャーガイドブックは南十字星ご夫妻で出版かな!?
楽しみにしてます。_φ(゚▽゚*)♪

tamayaccoさん

数ある怪我の中でも、足は駄目ですね。
年寄りが足怪我すると命にかかわるというのはホントウだと実感しました。
今はまだ、筋力があるので片足でも松葉杖でも頑張れますが、
これが70代80代だったらと思うとゾッとします。

生田緑地ネイチャーガイドブックなんて出来たらいいですね。
いつになることやら(笑)
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南十字星

Author:南十字星
 自然観察と歌舞伎が大好きな夫婦でつくっているブログです。生田緑地と伊豆海洋公園をフィールドにネイチャーフォトを楽しんでます。

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