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中車、愛之助、大阪・初春大歌舞伎で頑張ってます!



 今年は、一月から大阪観劇ツアーを決行しました。一月というのは、歌舞伎が最も多い月で五座(歌舞伎座、新橋演舞場、浅草公会堂、国立劇場、大阪松竹座)で開催されています。
 この中でも大阪で上演される演目は、いつも面白いので目が離せません。今回も1泊2日で昼・夜の部両方を観劇する弾丸ツアーで行ってきました。

大阪松竹座


研辰の討たれ 
 まずは夜の部で、一番楽しみにしていた演目が『研辰の討たれ』です。これは平成十七年に、十八代目中村勘三郎襲名公演で『野田版:研辰の討たれ』で観て以来です。野田版は、スピーディで舞台演出も斬新で、勘三郎の面白さが余す所無く発揮された新感覚の歌舞伎です。今回は、本来の歌舞伎の『研辰の討たれ』がどんなものか?とっても楽しみでした。

 職人上がりの侍、守山辰次を片岡愛之助、敵討ちをする兄弟、平井九市郎を市川中車、弟・才次郎を中村壱太郎が演じています。愛之助の辰次は、想像以上に面白くて役柄に合っていることに驚きます。
 倶利伽藍峠の「ふご渡し」の宙乗り、本水を使った仕掛けなど凝った演出で、物語も面白く楽しめる演目です。何故か?上演回数も少なく、特に東京での公演は平成三年が最後です。こういう面白い演目は、もっと頻繁に上演してほしいと思います。

 夜の部最後の演目『芝浜革財布』は、人情噺を元にした、笑いあり、涙ありの世話物の作品です。中車と中村扇雀が、とっても良い味を出しています。中車の世話物は、目を見張る凄さがあります。なかなか世話物が巧く演じられる役者が少なくなっているので、とても貴重な存在になっていくと思います。お酒の飲み方、酔い方が見事で、演技なのか?地でいっているのか?区別がつかないほどです。


らくだ 
 今回の目玉演目が、昼の部の『らくだ』です。平成二十三年に京都南座で初めてこの演目を観た時の衝撃が、今も忘れられません。なかなか東京での上演が無く、待ちに待っていたら大阪でやると知って、ここまで来てしまいました。その期待に反しない舞台です。
 紙屑屋久六の中車は、大阪弁で演じていますが、情けない役も天下一品です。やたけたの熊五郎の愛之助も、この役にピッタリで中車とのやりとりが、素晴らしい。間合いのとりかたや呼吸もあっているのは、TVドラマ「半沢直樹」からの影響もあるのでは?と思わせるほどです。
 ここでも中車の酔っぱらいの演技が、爆発します。気の小さい久六は、どんどんお酒が回ってゆくにしたがい、気が大きくなって人が変わってきます。熊五郎の愛之助との主従関係が逆転してゆく様子は見物です。
 らくだの宇之助の死体を担いで、カンカンノウ踊りをするなど笑わずにはいられない場面も沢山あって、わらい溢れる舞台です。


 この演目も、ぜひもっともっとやってほしいです! 一度観たら忘れられない作品です。歌舞伎には、こういうお芝居もあるのかとビックリします。



特性シュウマイ 
 崎陽軒の「特製シウマイ」は、本当に美味しいです。これを食べたら、普通のシウマイに戻れません。



鯖寿司 
 今が旬の鯖。八十島の鯖寿司は、絶品です。今まで食べた中で、一番美味しい!と感じました。穴子寿司もふわふわでこれも美味しいです。

 食い倒れの街「大阪」は美味しいもの、関東にはない珍しいものが一杯でいつも楽しみです。



壽初春大歌舞伎 大阪松竹座
  昼の部
    一 鳴神
    二 枕獅子
    三 らくだ
  夜の部
    一 桂川連理柵 帯屋
    二 研辰の討たれ
    三 芝浜革財布


テーマ : 歌舞伎
ジャンル : 学問・文化・芸術

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南十字星

Author:南十字星
 自然観察と歌舞伎が大好きな夫婦でつくっているブログです。生田緑地と伊豆海洋公園をフィールドにネイチャーフォトを楽しんでます。

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