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メトロポリタン美術館〜ABT「ラ・バヤデール」




 一昨日の午後から崩れ始めた天気は、雷やら大雨やらで東海岸一帯に甚大な被害をもたらしました。
 ハドソン川対岸のニュージャージー州は車が隠れるくらいの水害に見舞われたみたいです。
 マンハッタンはあちこちに大きな水たまりが出来て歩きにくいですが大きな被害はありません。
 ただ、気温が大きく下がり30℃ぐらいから一気に10℃まで。
 ニューヨーカーは真冬のコートを着ています。
 5番街に出来た「ユニクロ」には、旅行者が着るものを調達に押し掛けてきて込み合っています。
 南十字星妻もカーディガンを購入しました。
 気温差が大きく、劇場のクーラーがきついのは予想していたので準備はしてきたつもりですが、寒いです。
 劇場内では更に用意してきたマフラーを巻いて観劇しています ^^;


メトロポリタン美術館
 右の大きな建物がメトロポリタン美術館前です。
 大きな美術館では、多くを見ようとすると印象が薄れてしまうのでピンポイントの攻略に努めています。
 今回のお目当ては、フェルメール絵画4点、レンブラントの自画像、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「女占い師」、ティファニー・スタジオ作のステンドグラスです。
 お目当てを探して真っ先に鑑賞した後は、自分たちの感性で宝物探しです。
 この日は工芸品に珠玉の品々を発見しました。

銀食器 
 銀食器です。たくさんの銀製品の中から、この一品に惹かれました。カレーを入れて食べてみたい!


甲冑 
 見事な甲冑です。日本も含め、王侯貴族や時の権力者が使う武具甲冑の類いには当時の工芸技術の粋を極めた芸術品が多いです。
 ここまで素晴らしい甲冑はなかなか見ることができません。

手鋼 
 こちらは手鋼ですね。細工の細やかさと美しさに見惚れました。


サーベル 
 これはサーベルの持ち手の部分です。マリア像かそれとも愛妻の像か、手の内に握りしめるように作られています。
 
 メトロポリタン美術館には浮世絵もあったようですが、どこにあるのか分かりませんでした。常設ではないのかもしれません。迷路のように複雑でしばし自分の居所がわからなくなります。






 この後、バスに乗って5番街のティファニー本店へ。
 買う訳ではないんですが、どうしても見たくて本店内を一回りしてきました。

ティファニーダイヤモンド 
 ガラスケースで飾られていた「ティファニーダイヤモンド」。これが一番大きいみたいです。輝いてました。





 夜は、ABT「ラ・バヤデール」を観劇に。。。
 ところが今回の旅で一番楽しみにしていたのに、主演のセミオノワが怪我で休演に。。。ショックで脱力です。
 しかも、代役が「HEE SEO」とは・・・。
 バレエは怪我で休演というのはよくあることとはいえ、セミオノワが観たくてN.Y.まで来たのに・・・、
 払い戻しはないし・・・、代役は日本人と同じ体型の韓国人だし・・・、
 韓国のダンサーは上手ですが、やはり手足の長さ不足は否めません。
 気が乗らないもののとりあえず劇場へ向かいます。

オペラBL 
 メトロポリタン歌劇場のショップです。オペラのDVDやCDの数が凄いです。銀座山野楽器本店のオペラ関連より品数が圧倒的に多いです。バレエもありますけど、ほんの少し。オペラが羨ましい・・・。



 今回の『ラ・バヤデール』は、ニキヤ役がソ・ヒに変更になったことで、ソロル(キム・キミン)、ガムザッティ(ジリアン・マーフィー)とのバランンスがとても悪い感じがします。ジリアン・マーフィーが王女様のようで、主役のニキヤがかすんでしまい物足りなさが目立ちます。

 マリインスキー劇場からの客演キム・キミンは素晴らしかったです。回転力の速さ、全く軸のぶれない安定感、ジャンプした時の美しさは、目を見張るものがありました。もし、もう少し背が高くて、顔立ちが良ければ(笑)パーフェクトです。この日一番の拍手喝采を一身に浴びていました。
 
 ABTで気になるのは、主役以外のダンサーが未熟であること。良くいえばおおらかともいえますが、世界中から名のあるダンサーをプリンシバルとしてスカウトしてきても他のダンサーの底上げも不可欠です。特に、コールドバレエではばらばらな印象が目立ち過ぎです。前回の『眠れる森の美女』は、新振付けでコミカルさもあって気になりませんでしたが、『ラ・バヤデール』では致命的で、ちょっと見ていられません。疲れもあって、途中で出てきてしまいました。


 芸術的で格調高いバレエを求めるなら、やはりロシアだと思います。同じ演目を観ていても全く異なる印象になるのは、ダンサーのテクニックだけではなくお国柄も反映されるものだと強く感じました。
 N.Y.まで来て、ずいぶん高い授業料を払って(笑)バレエ観劇の勉強をしています。正直言って『ラ・バヤデール』は選択ミスでした。ニキヤがセミオノワだったら・・・?違っていたかもしれませんが。
 観劇の旅は、まだ続きます。とりあえずN.Y.での最後のバレエ観劇は、ニューヨーク・シティ・バレエ団です。さて、どんなバレエが観れるのか?楽しみです。





テーマ : 海外旅行
ジャンル : 旅行

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No title

久しぶりですこんにちは。

「格調高いバレエならロシア」には、全面的に賛成です。
ロシアバレエファンなので。
でも、ABTも好きです。
ABTを見るなら、『海賊』か『ドンキホーテ』が良かったかもしれませんね。
ストーリーがコミカルで、ミュージカル的な演出がとても効果を発揮します。
ストーリーのアレンジもできますし....
コールドも、白鳥やバヤデのようにきっちりそろえるところはあまりないし。

でも、NYでバレエ三昧なんて羨ましい限りです。わたしもいつか....

Mihoさん

こんにちは! 
いつもながら、ためになるコメントありがとうございます。
あらかじめ聞いてから、N.Y.に行けば良かったと思いました。
国によって、バレエ団によってこんなに違いがあるのかと、良い勉強になりました。
また、自分たちがどんなバレエが好みかということもわかったので、実り多い旅(笑)だったと満足しています。
とは言え、よくバレエがわからないままの無謀な旅でもありました。

いつか、ロシアにバレエ三昧の旅がしてみたくなりました。

No title

この近くにユニクロがあったとは…(笑)

tamayaccoさん

5番街に確かにユニクロは存在します。
しかも、相当の大型店です。

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Author:南十字星
 自然観察と歌舞伎が大好きな夫婦でつくっているブログです。生田緑地と伊豆海洋公園をフィールドにネイチャーフォトを楽しんでます。

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