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海老蔵、歌舞伎十八番復活に挑む!



 初春歌舞伎の最後は、新橋演舞場で開催されている「初春花形歌舞伎」です。
 期待の星「海老蔵」を観るのを楽しみに冬晴れの中、新橋演舞場へ行って来ました。


 「引幕」
海老の引き幕
 この引幕は、平成16年の海老蔵襲名披露に使用されたものです。今回は新たに芝居の外題『壽三升景清(ことほいでみますかげきよ)』を書き込んだものを見せてくれました。一際目を惹く見事な大海老は、十二世市川團十郎が描いたそうです。



景清ポスター 
 歌舞伎十八番の『関羽』『鎌髭』『景清』『解脱』をもとに、悪七兵衛景清の世界を新たに作り上げ「壽三升景清」として上演します。途絶えていた四つの演目を海老蔵が復活させます。
 新作「壽三升景清」は、團十郎家の荒事を遺憾なく繰り出してくる舞台でした。いずれ團十郎を継ぐものとして、海老蔵が果敢に挑んでいます。その海老蔵とともに舞台に立つ獅童は、道化役から武将役までこなしカッコ良かったです。
 芝居の後半で、ストーリーに関係なく巨大な『海老』が登場します。海老蔵にしか出来ない出し物です。歌舞伎には、「あっ!」と言わせる趣向が色々と取り入れられていますが、今回は、この大きな海老と「アンパンまん」「ばいきんまん」「ふなっしー」の化粧をしたお供が、面白かったです。

 四つの演目をとても巧く繋いだ感じがしましたが、『関羽』の繋が分かりにくかった気がします。もう少し工夫がいる場面かもしれません。津軽三味線を使った大立廻りは新鮮で今後も使えるような気がします。歌舞伎ファンにはおなじみの『阿古屋の琴責め』や『揚巻の花魁道中』、『暫の曽我五郎』を彷彿とさせる場面もあり、楽しめる舞台でした。


 大きな羽子板
景清羽子板 
 荒事の隈取を施した羽子板は、迫力があってカッコ良く、家に飾ったら邪気を追っ払ってくれそうです。



「三升席」
三升席 
 大詰め『解脱』の場では、舞台上の左右に「三升席」が設けられました。毛氈を敷いた囲いの中に上手下手に14席ずつあります。今回は、演目名と成田家の定紋から「三升席」と言っていますが、江戸時代の芝居小屋で見られる作りで『羅漢席(らかんせき)』のことです。亡き中村勘三郎率いる平成中村座が、香川県琴平町の旧金比羅大芝居(金丸座)のこんぴら歌舞伎で試みたものです。
 舞台の臨場感を肌で感じることのできる「特別席」です。大詰めの15分間だけの為に設えた席で、別料金2,000円で売り出されました。あっという間に売り切れた人気席です。小心者の南十字星夫婦は、ちょっと申し込めませんでした ^^;
 舞台を観ているのか?観客に見られているのか?ちょっと落ち着かない感じもします。そわそわと、不安そうな顔をした人が多かったです。その中にいた外国人だけは、とっても嬉しそうだったのが印象的でした。




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No title

引巻、いいですね~!!!これは格好いい!!
三升席、今度は是非申し込んで下さい。
あんなところで見たら失禁しちゃいそう(あ、失礼)。

tamayaccoさん

三升席。。。だいぶ勇気が入りますよ。
こんど一緒にどうですか?
仲間が沢山いないと上がれません ^^;
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南十字星

Author:南十字星
 自然観察と歌舞伎が大好きな夫婦でつくっているブログです。生田緑地と伊豆海洋公園をフィールドにネイチャーフォトを楽しんでます。

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