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よっ、松緑お見事!(納涼歌舞伎:骨寄せの岩藤)




 雨が降ったり、やんだりとはっきりしない天気の中、納涼歌舞伎の昼の部に行って来ました。



「加賀見山再岩藤」の板絵
骨寄せの岩藤
 今回の演目は「加賀見山再岩藤(かがみやまごにちのいわふじ)」、通称『骨寄せの岩藤(こつよせのいわふじ)』と呼ばれるものです。通称から想像するだけでも楽しみな演目です♪

 物語は、加賀百万石のお家騒動を題材とした「鏡山旧錦絵」の後日譚として描かれています。
 「旧錦絵」では、主人の中老尾上を自害に追いやった局岩藤を尾上の召使いのお初が討取り、その功により二代目中老尾上に取り立てられたというお話です。
 その後日譚として書かれた本作は、悪事をはたらいた故に埋葬されることなく野晒しにされた局岩藤の骨が、寄せ集まって岩藤の亡霊として現れ、再び恨みを晴らそうとすることから通称『骨寄せの岩藤』と言われています。

 この岩藤と主君の正室を誤って殺してしまった鳥井又助の2役を尾上松緑が、初役で挑みました。恨みと憎しみを持った迫力ある岩藤と忠義な家来又助が騙され自害へと追い込まれる苦悩を松緑は見事に演じ分けます。まさに、迫真の演技です。二幕目の切りでは、「ふわふわ」と呼ばれている宙乗りも披露します。
 松緑以外には、お家乗っ取りの首謀者、望月弾正を片岡愛之助、二代目尾上とお柳の方の2役を尾上菊之助、多賀大領(お殿様)と実直な家臣安田帯刀の2役を市川染五郎という今をときめく花形歌舞伎役者が、勢揃い。それぞれ力のこもった演技を舞台で競っていました。今月は、これからの歌舞伎界を占うような若手の活躍振りでした。


 愛之助は、片岡仁左衛門を継ぐであろう逸材です。いわゆる歌舞伎御曹司ではなく、大坂堺の鉄工所を営んでいた一般家庭の子供から、片岡仁左衛門の兄、片岡秀太郎の養子として現在に至っています。大名跡仁左衛門を継ぐには和事と色悪ができなければなりません。愛之助は発声といい、押出といい、愛嬌といい、将来が楽しみな大きな役者に育ってきました。花形役者の中でも、期待している一人です。



 「今日のお供」にしたかったのですが・・・
KABUKU〜へん 
 花魁が履くような高下駄をモチーフにした「バームクーヘン」です。
実物を見たら、けっこう小さかったです。6〜7㎝程でしょうか?
 2つ(一足?)で、1,000円はちょっと高いのでは・・・?





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No title

KABUくーへん!くえへーん!(笑)
食べてみたいけどちょっとお高いですね~。歌舞伎価格かな。
あっ、また食べ物に目が行ってしまった…(笑)

tamayaccoさん

まったく、くえへーんです!
食い意地の張ってる私達には値段の割に量が少な過ぎて。。。(笑)
量と金額が見合っていれば食べるんですけどね ^^
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南十字星

Author:南十字星
 自然観察と歌舞伎が大好きな夫婦でつくっているブログです。生田緑地と伊豆海洋公園をフィールドにネイチャーフォトを楽しんでます。

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