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昆虫の生態は面白い!

 
 イトトンボの再調査をしている最中にも、面白い生き物達を発見しました。
 今の時期は生物達が活発に活動し、様々な生態を魅せてくれます。
 中でも、昆虫達の成育過程を垣間みることができ、真夏のシーズンより楽しいかもしれません。


「アワフキムシの泡巣」
アワフキムシの泡巣
 先日掲載した「アワフキムシの泡巣」ですが、調べていくと「アワフキムシ」にも沢山な種類があることに気づきました。早速、イトトンボの調査とともに先日発見した泡巣をツンツンしに行ってきました。


「マルアワフキ幼虫の終齢」
マルアワフキの終齢 
 これが、泡巣の中にいる幼虫です。アワフキムシ科ホソアワフキ亜科マルアワフキ属の「マルアワフキ幼虫」です。幼虫は脱皮をしながら大きくなり、脱皮回数で成長段階を表します。四齢までは頭部胸部脚部が黒色なので、色の変化が見られるこの幼虫は成虫直前の終齢と思われます。ついている草木の種類によって種が違うようで、「アワフキムシ」といっても色や形も様々で一括りにはできません。
 怖々ですが、なんでもチャレンジしてみないと実態が分からないので思い切って泡巣をツンツンしてみました。もちろん素手では怖いので、落ちていた木の枝を使います。泡を取り除くと幼虫が茎にしがみついてました。植物に口針を刺し、維管束から栄養を吸収しています。しがみついていた植物は「コゴメバオトギリ」です。3カ所程探ってみましたが、同じ幼虫が出て来たので、「コゴメバオトギリ」には「マルアワフキ」が付くようです。


「ナナホシテントウ」
ナナホシテントウ 
 これは、子供の頃から親しんでいる「ナナホシテントウ」です。綺麗ですね。赤と黒だけではないのがよくわかります。均整の取れた美しい配色と形だと思います。ところが幼虫になると・・・

「ナナホシテントウの幼虫」
ナナホシテントウの幼虫 
 こんな感じです。じぇじぇじぇ ^^; だいぶ腰が引けますね。黄橙色の紋様が12個現れているので終齢のようです。成虫と同じくアブラムシを食べます。もりもり食べて、糞をしている貴重な写真が撮れました。


「フタモンアシナガバチの新女王」
フタモンアシナガバチの新女王 
 模様が綺麗な「フタモンアシナガバチ」の新女王が新しい巣づくりをしています。春に越冬から目覚めた女王蜂が単独で巣づくりをします。女王蜂の娘である働き蜂が羽化するまで巣づくりや餌やりなど全ての労働を単独で行います。これを専門的には、独立創設と言うそうです。晩夏になると雄と新女王蜂が羽化し、雄と新女王蜂は巣を離れ交尾します。交尾後、雄は死に新女王蜂は狭い隙間に潜り込んで春まで越冬というのがサイクルです。
 スズメバチに比べておとなしいですが、毒があるので怖々の撮影になりました。


 昆虫を追って薮の中に分け入って行くと、突然「フタモンアシナガバチの巣」に出会ったりします。注意はしているものの、こんなところに!と思うような場所で遭遇することが多いので、なるべく音を立てないようにゆっくりとした動きにだんだんなってきます。
 油断禁物です!





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No title

アワフキムシの話釘付けになってしまいました。
私も緊張しながら枝でツンツンしちゃうだろうなぁ…。
マルアワフキ幼虫の終齢の写真の泡の右下の黄色いものはなんだかわかりますか?

tamayaccoさん

今回の写真は出すかどうか随分悩みましたが、昆虫の世界を少しでも広めたいので決心しました。
さすが、tamayaccoさん目のつけどころが違いますね。全然気づきませんでした(苦笑)
なんだろう?
アワフキムシの泡には、けっこう極小の虫がついていたのでそれなのか?
落ちていた枝についていたゴミなのか?
スイマセン、わかりません ^^;;


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南十字星

Author:南十字星
 自然観察と歌舞伎が大好きな夫婦でつくっているブログです。生田緑地と伊豆海洋公園をフィールドにネイチャーフォトを楽しんでます。

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