タマアジサイが咲き始めました


夏に咲く貴重なアジサイ、
「タマアジサイ」が咲き始めました。
大きな玉が割れるように開き、中から溢れ出すように花が出てきます。
咲いた感じは、ガクアジサイのようですね。
梅雨に咲くアジサイと違って、淡い色合いが特徴です。
日本の固有種です。
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メタセコイアの実

久しぶりの生田緑地。
メタセコイアにも大きな実がたくさんついていました。
やっと日常に戻った平和な時間です。
ゴールデンウィーク直後から始まったリフォーム工事も大きな山場を越えました。
和室の壁の塗り替えから始まり、
クロスの張り替え、
網戸の新調、雨戸戸車の取り替え、襖の張り替え、
介護用手摺の設置、
屋根と外壁の洗いと塗装工事。。。。
建替えと違って、住みながらの工事はほんとに大変です・・・
職人の方々も猛暑の中、汗だくで気の毒になってしまいます。
冷房をあまり使わない我が家では、塗装工事の最中窓を開けられないのが何より辛かった。
後は、暮れ近くなってから畳の入れ替えとガス器具の取り替えで終了です。
畳を入れ替える頃には、メタセコイアの葉や実はすっかり落ちていることでしょう。
N.Y.の写真集を作ってみました!
みなさんは、旅の写真をどうやって保存していますか?
お友達がいつも旅の写真を素敵な写真集に仕上げて魅せてくれるのに刺激され、
初めて作ってみました。
お店に行かなくてはならないなぁ〜と思って、我が家のパソコンMacをよく見てみたら、
なんと!いつも使っている写真整理ソフト「iphoto」に写真集の編集機能が標準装備されていました。
まったくパソコンを使い切れていません ^^;
いくつかある写真集のスタイルから選択し、入れ込みたい写真をまずはチョイスします。
写真の数に応じて、最初はMacが撮影日順にならべた写真集を勝手に作ってくれます(なんと、賢い!)
その最初の写真集を基に、自分でアレンジを加えていくという簡単なものです。
段組みも簡単に選択出来、文字も入れられ、フォントや大きさ、色も自由自在。
パソコンが得意でない南十字星妻が楽しみながら作成しました。
出来上がった写真集は、そのままネット注文し、3日間で手元に届きます。
便利な時代になりました。
昔のフィルム時代の写真は、押し入れに埋もれたまま。。。
これなら、本棚に立てかけておけます ^^ 素晴らしい!




お知らせ! スーパー歌舞伎「ワンピース」

この衝撃的なポスターが何か分かりますか?
絵は、もちろん私達も大好きなマンガ「ワンピース」です。
この「ワンピース」がなんと歌舞伎になります。
物語の舞台は、頂上戦争編。第50巻〜61巻が「頂上戦争編」にあたりますが、
そのメイン部分、マリンフォード編(56〜61巻)を行うようです。
誰がどの役を演じるかはまだ発表がありませんが、
市川猿之助がルフィーなのは確かでしょう。
もともと「ワンピース」には歌舞伎から取り入れた要素がたくさん織り込まれています。
ロロノア・ゾロの三本太刀は、歌舞伎の荒事から取り入れたものです。
スーパー歌舞伎セカンドしとての舞台なので、どんなものに仕上がるかワクワクします。
しかも宙乗り時に設置する鳥屋が三階右サイドらしく、
花道七三から三階右サイドへ斜めに宙乗りを行うようです。こんな宙乗りは初めてです。
場所は、新橋演舞場。10月・11月の2ヶ月連続公演。
10月分の一般発売は、8月20日10時から「チケットWeb松竹」です。
私達は、松竹歌舞伎会ゴールド会員先行発売で、本日チケット予約を完了しました。
歌舞伎には、こんな歌舞伎もあるんだということでお知らせしました。
通常の歌舞伎ではとっつきにくいと思われる方には、是非お薦めします。
料金も通常の歌舞伎よりもリーズナブルなのでお得な感じです。
亀ちゃんのスーパー歌舞伎は人気なので早めの予約がお薦めです。初日前に完売します。
興味のある方、ワンピースが好きな方は是非ご覧ください。
七月大歌舞伎(昼の部)
今月は、海老・玉(市川海老蔵・坂東玉三郎)に加え、亀ちゃん(市川猿之助)、中車(香川照之)が出演していることもあって、昼・夜の部とも大盛況です。観劇ツアー客も多く、観光バスが歌舞伎座前にずらりと横付けされて、人気の高さに改めて驚かされます。
いつもお弁当を買う「辨松」店内も大混雑で、ビックリです! きっと月によって、お弁当の売れ行きも随分違うのでしょう。ちょっと聞いてみたかったのですが、あまりの混みように聞けませんでした(残念)。
昼の部のメインは、『与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)』です。切られの与三郎(海老蔵)とお富(玉三郎)コンビによる、恋の物語です。海老・玉コンビに最もふさわしい名作です。海老蔵の格好良さと玉三郎の美しさが際立つ作品ですが・・・ちょっと期待していた程の感激がありません。何故か? 海老蔵は、以前与三郎を演じた時よりも確かに巧くなっています。玉三郎の美しさ、色気もまだまだ健在ですが、年齢的に海老蔵とのコンビは限界なのだと思います。仁左衛門とのコンビなら、玉三郎はまだいけると思いますが、若さと力強さのある海老蔵には、菊之助でないと釣り合いが取れない気がします。
海老・玉コンビも演目を厳選しないとならないかもしれません。
昼の部で一番良かったのは、『蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)』です。猿之助による女郎蜘蛛の精の六変化舞踊です。これは以前新橋演舞場で観たことがありますが、動き、振り付けなどあらゆる面に新しい工夫が凝らされ、凄い進化を遂げています。周りの役者も若手の実力役者が揃い(中村獅童、市川門之助、坂東巳之助、海老蔵)、迫力満点、切れ味満点の舞台です。
猿之助の魅力である早替わり、体の柔らかさ、踊りの巧さも十二分に発揮され、大満足です! 海老蔵の押し戻しが、さすが荒事の宗家と思わせる迫力と型の大きさに圧倒されます。
観終わった後の爽快感がたまりません。スカッとした気分と息もつかせないスピード感、面白さに猿之助の凄さを感じます。歌舞伎には、こういう存在も無くてはならないと思います。人気の秘密がここにあります。

昼の部を観終わった後、夜の部の一幕見席『牡丹燈籠』を取るため、炎天下の中並びました。建物の蔭になっているものの、暑さは半端じゃありません。大きな扇風機が2台設置され・・・、

団扇の貸し出しもしています。
待つこと一時間余り、何とか椅子席の範囲内の番号チケットを確保できました。この日は、立ち見席も満席という盛況ぶりです。

チケット入手後は、「歌舞伎そば」で空腹を満たすことに。旧歌舞伎座の時は、正面脇にあった蕎麦屋ですが、今は移転して歌舞伎座の真裏にあります(人は変わりました。)。久しぶりの「もりかき揚げ」(かき揚げは、5つに割ってもりそばの上にのってます)が、お腹にしみます。
朝からの長〜い観劇と待ち時間でさすがに疲れて、『牡丹燈籠』も面白い前半だけで切り上げました。一ヶ月に及ぶ歌舞伎の公演は、毎日少しづつ工夫を重ねてゆくので、10日程前に観た時よりも玉三郎と中車の息も合っていて、間の取り方や台詞にも微妙な違いがあり、笑いもますます多くなっているようです。
歌舞伎通は、この日々の変化や役者のその日の出来具合などを楽しむようですが、なかなかそこまでは、時間もお金もかけられないのが庶民というものです(泣)。
オニユリ

この連休中に梅雨明けしそうな本日も、あっついです。
猛暑日の午後になると必ずと言っていいほど、防災無線で「光化学注意報が発令されました」と放送が聞こえます。
この放送を聞くと、一段と熱さを感じてしまうのは私たちだけでしょうか?
生田緑地も百合の季節に入りました。
「ヤマユリ」「オニユリ(写真)」「ノカンゾウ」「ヤブカンゾウ」と数は多くありませんが、
そこここで見かけます。
近くに百合ヶ丘という地名がありますが、かつての一面に百合が咲く丘という面影はまったくありません。
百合ヶ丘高校で百合を増やす試みを頑張っているそうです。
あっぱれ! 尾上菊之助(歌舞伎鑑賞教室)
今月、国立劇場では『義経千本桜』を「歌舞伎鑑賞教室」で上演しています。
今回初めて、夜の「社会人のための歌舞伎鑑賞教室」に来ましたが、着物姿の女性が多いのには驚きました。
歌舞伎座では、着物姿は当たり前のようによく見かけますが、国立劇場でこれだけ多く見かけるのは初めてです。


七夕飾りが、季節感を彩ります。
『義経千本桜』「渡海屋・大物浦の場」は、平家の大将・新中納言知盛を中心とした物語です。この演目を初めて観たのは、中村吉右衛門の知盛ですが、物語性といい構成、演出の素晴らしさ、吉右衛門の重厚で感情のこもったスケールの大きな知盛に感動したのを覚えています。今回はその吉右衛門監修による舞台で、知盛を演じるのは尾上菊之助です。
菊之助が、渡海屋銀平として揚幕から出てきた瞬間「何て、格好いいのだろう!」華やかで美しい男振りに一目惚れしてしまいました。銀平は、実は源氏への復讐を狙う平知盛です。前半の銀平の格好良さもさることながら、知盛としての菊之助はさらに凄かったです。あまりの見事さに何度ビックリしたことか・・・。
菊之助は、女形としては申し分のない役者です。舞踊が圧倒的に巧く、玉三郎に肩を並べる程の腕前ですし、抜群の演技力は同年代の役者の中でも一番と言えます。もし、欠けている点があるとすれば、感情表現が乏しく表情が平面的になってしまうところです。一方立役は、正直今ひとつパッとしないというか?力強さや激しさに物足りなさを感じていました。これでは、父・菊五郎のような役者にはなれないと思ったのです。しかし今回の立役を観て、今まで感じていた不安を全て払拭し、一皮むけた菊之助を発見しました。
岳父・吉右衛門の指導を受けたことにより、吉右衛門の「腹芸」の極意を伝授されたのでしょう。感情表現が、まるで違います。あまりにも見事で、身体中に電撃が走りました。菊之助の知盛は、吉右衛門を超えているとさえ感じます。それは、平家の公達としての品格と見目麗しい姿、知盛の年齢に近いのでよりリアルな知盛の姿を浮き出すことができ、若さと荒々しさを表現できたことによるものだと思います。「青は藍より出て、藍よりも青し」とは、まさにこのことでしょう。
また、銀平女房・お柳(実は、典侍の局)役の中村梅枝(中村時蔵の長男)が、実に素晴らしい演技で物語に引き込まれていきました。特に幼い安徳帝に語りかける場面では、観客全体が平家の悲劇に立ち会っているような一体感があり、すすり泣く声があちこちから聞こえてきます。
武蔵坊弁慶をやるはずだった市川團蔵が、怪我のため休演となったのはとても残念ですが、そのため完全な花形役者だけの舞台となり一致団結した結束感が生まれ、非常によくまとまった完成度の高い舞台でした。
ぜひもう一、二回観たい舞台ですが、すでに千秋楽まで完売です。いつか歌舞伎座の舞台で上演されることを願い信じて、待ちたいと思います。
今月は歌舞伎座で海老蔵が熊谷陣屋の直実を、国立劇場では菊之助が知盛をいづれも初役で演じていますが、どちらも中村吉右衛門が指導、教育したものです。吉右衛門に拍手喝采を贈りたいです。歌舞伎の伝統をどう伝承し、伝承されていくか?という瞬間を見ることが出来た両舞台でした。
ちょっと付け足しですが、片岡仁左衛門「人間国宝(重要無形文化財保持者)」認定、おめでとうございます! すご〜く、嬉しいです!
大相撲7月場所のポスター

相撲が熱い七月場所。
名古屋までは行かないですけど、テレビで熱く熱く応援してます。
今場所のポスターの題字は「戦国場所」!
まさにそのとおり!
でもなんだかちょっと違うんだけどな〜なポスターです。
人気はあるけど、「遠藤」と「逸ノ城」では戦国になりません。
やっぱり新大関の「照ノ富士」と日本人期待の星「稀勢の里」にしてもらわないと盛り上がりません。
相撲協会の本場所のポスターは、毎回力作揃いでカッコいいです。
一月場所の塩を雪に見立てたポスターは芸術作品のようでした。
七月大歌舞伎(夜の部)
大阪歌舞伎の遠征から戻って、木挽町の歌舞伎座に来るとホッとした気持ちになります。夜の部は、怪談ものとあって楽しみも倍増。猛暑で外に出るのが嫌になるような昼下がり、よく冷えた電車に揺られてうたた寝しながら、夢うつつな気分で木挽町に到着。暑い日を涼しい歌舞伎座の中で過ごすのは、また格別です。

今月は、海老・玉(市川海老蔵と坂東玉三郎)出演とあってお客さんの入りもよく、売り切れも続出です。
夜の部の最初の演目は、年に何度か必ず上演される『一谷嫩軍紀 =熊谷陣屋=』で、主役の熊谷直実を海老蔵が初役で挑戦しています。中村吉右衛門の当たり役で、他に松本幸四郎、片岡仁左衛門という大御所の役者が演じている難しい役です。吉右衛門に相当仕込まれた跡がはっきりとわかるくらい海老蔵も頑張っています。まだまだ学ばなければならないことが沢山ありますが、目力の凄さが、不足している分をかなり補っています。これからどんな直実に成長していくのか?楽しみです。
後半は、最も楽しみにしていた『怪談 牡丹灯籠』です。歌舞伎で観るのは、初めてです。今回の『牡丹灯籠』は玉三郎による演出で、「新版 牡丹灯籠」と言えます。
まず、一言「すご〜く、面白かった!」怪談で怖いはずなのに、何度笑ったことか? 一番良かった役者は、市川中車(香川照之)です。玉三郎演じるちょっと老けた女房お峰、お峰の夫・伴蔵を中車が演じます。この二人のやりとり、丁々発止が面白いのです。中車の良さを最大限に発揮できる配役で、玉三郎とコンビを組めることを心底楽しんで、のびのびとやっているのがわかります。
そして、もう一人海老蔵が目を惹く役者ぶりを発揮していました。馬子久蔵というちょい役なのですが、出た瞬間に笑いがこぼれてくるようなとぼけ役です。顔は、チャップリンを彷彿とさせる化粧で、表情やとぼけた雰囲気もチャップリンに似ているかも・・・。いつだったか、亡くなった勘三郎が、海老蔵にはお笑いの素質があると言ってました。その通りです。海老蔵には、とぼけた面白い役ができる素質があります。まだまだ未開拓の才能が眠っているような、ダイヤモンドの原石のような存在なのです。
最近、玉三郎の歌舞伎出演が減り、踊りも自ら制限してやらなくなってしまったことに、ちょっと憤りとガッカリ感を強く感じていました。玉三郎が、別の境地で(年増役や演出など)やっていこうとしているのかもしれません。今回の演出を見て、役者の才能を見出すことに長けているのだと思いました。玉三郎には、もっともっと舞台に出てもらって、踊りも沢山観たいと願うファンの一人ですが、これかもちゃんと見守っていきたいです。
『牡丹灯籠』は、ぜひもう一度観たい演目です。ほぼ完売なので一幕見席でも行こうかな〜?と、考えています。
目に涼を。。。

あっというまに猛暑日に!
これから台風がやってくるらしいけど、
ほんとうは昨日、梅雨明けしてるんじゃないのかな〜??
きっと台風が通り過ぎると、また台風一過の猛暑日になるだろうし、
後から、実はあの日に・・・なんてことなんじゃないのかな〜・・・
それにしても寝苦しい夜がやってきました ^^;
せめて目だけでも涼やかに。
マシュー・ボーンの『眠れる森の美女』
お友達が「今度マシュー・ボーンの眠りを見に行く」と話していて、私たちも見てみようと決めました。久しぶりに良く晴れて真夏の陽射しが照りつける中、恵比寿までやってきました。


恵比寿ガーデンシネマは、とっても素敵な空間を演出しています。古い映画のモノクロ写真が、あちこちに(化粧室の中にも)飾られてお洒落で上質な雰囲気を醸し出しています。すべて解れば相当な映画通です。大好きなグレース・ケリーの写真が素敵でした。

こんな懐かしい写真も。。。「オズの魔法使」。ミュージカル初期の大スター「ジュディ・ガーランド」は、子供の割にはちょっとおばさん顔なのが印象に残っています。(笑)
今回の『眠れる森の美女』は、『白鳥の湖』を初めて観た時のような衝撃までは無かったものの、マシュー・ボーンの天才ぶりを再確認するようなバレエです。
ホラー映画「チャイルド・プレイ」のチャッキーを彷彿とさせる人形を使ったオーロラ姫の赤ちゃん時代。成長したオーロラ姫もじゃじゃ馬でお転婆なちょっと凄い女の子。邪悪な妖精カラボスやカルドックとリラ伯爵(実はドラキュラ伯爵)たちとどちらが一体「悪」なのか?。「眠れる森の美女」の館が観光スポット化。キスで目覚めたオーロラ姫は運命の人を勘違い。。。などなど、これまでのストーリーと微妙に違いながら、本線は一脱しないので、それはそれで笑えます。
妖しく幻想的な世界を豪華な衣装、不思議な動きと卓越した振付、素晴らしい舞台演出と照明効果を最大限に活かした完璧な舞台でした。名曲と天才的な振付師がいれば何度でもバレエは蘇るんだなと思いました。
観ているものを全く飽きさせない、最初から最後まで口をポカ〜ンと開けたままミステリアスな世界に飲み込まれた状態です。映像でさえ、これ程惹き付けられるのですから、生で観たらどんなだろうか?と考えずにはいられません。まだまだイギリスから外には出てこないかも・・・。来日したら、絶対観に行きたい「バレエ」です。話してくれたお友達に感謝!感謝!です。
恵比寿ガーデンプレイスの映画館に飾ってある名優名画の写真を見ていると、また昔のように映画館で映画鑑賞をしたくなってきます。最近は、良質な映画がほんとに少なくなってきたので足が遠のいていましたが、素敵な映画はやっぱり映画館で見たいですね。
「クロヒカゲ(黒日陰)」

ジャノメチョウ科の蝶は、いままでいくつもご紹介してきましたが、
この「クロヒカゲ(黒日陰)」は初めてかもしれません。
谷戸の薄暗いところに生息し、色も黒っぽいので気持ち悪がられますが、
この子も立派な蝶なんです。
ナミヒカゲという、よく似た蝶がいるのでいつか比較写真を出してみたいと思います。
大阪観劇弁当
観劇旅行は結構なハードスケジュールです。
遠征費が嵩むため、どうしても詰め込んだスケジュールになってしまいます。
通常は、新幹線で朝から移動し、その日の夜の部を観劇。翌日の昼の部を観劇した後、その日のうちに新幹線で帰宅というパターンです。今回は一日多くしましたが、その一日も観劇なので大した差はありません。
必然的に食事は、お弁当ばかりです。折角の機会なので美味しい物を食べに行きたいのはやまやまですが、目一杯の時間なのでままなりません。東京での観劇もお弁当なので同じなんですが、旅先だとちょっと寂しいです。
なので、お弁当には相当詳しくなります。座席の等級に合わせて、観劇弁当のグレードも当然上下するのが心理ですね。
大阪にも何度か訪れているので、どこのが良いかは大体分かってきました。

大阪到着後、16時の夜の開演前に必ず立ち寄る道頓堀『今井』。今回は、「親子丼と小きつねうどんセット」でお腹満たします。一見、卵に卵でしつこそうに見えますが、絶品です。『今井』自慢の出汁を割下に使い、柔らかで良質な鶏肉と色鮮やかでこれも柔らかな九条ネギを絶妙な感じでトロトロに混ぜ合わせてあります。後から載せてある卵黄を割るとまろやかさが膨らみ更に美味しさが増す工夫が素晴らしいです。
日本一の親子丼と日本一のきつねうどんのセットで幕が開くまでの時間を少しゆったりと過ごします。
翌日の夜は一等席なので、「観劇弁当」を注文しておくことも忘れてはなりません。

大阪松竹座近くのもう一つの名店、肉の『はり重』。ここで本日夜の「ビフカツサンド」を作ってもらいます。『今井』で早めにお腹を満たしたので、夜は少し軽め?に「ビフカツサンド」のみで。

注文して15分〜20分程待ちますが、こんな素敵な紙袋が渡されました。

中はこんな感じです。程よく焼いたパンに挟まれたビフカツ。三切れ入っています。赤身が少し残る焼き加減のお肉は柔らかく、三切れ食べると、結構なボリュームがあります。これも絶品です。

こちらは、『今井』に注文しておいた「観劇弁当」。翌日の夜の部の前に取りに行きました。

ちょっと写真がよくありませんが、最高に美味しい「観劇弁当」です。出汁がきいたとっても上品な味。左上は、今が旬の「はも落とし」です。下にちゃんと保冷剤が敷いてあります。左下の笹巻は「鯛笹まきずし」。おむすびはしそご飯です。右下は煮しめ。出汁がよく染みていて、特に高野豆腐はこんな美味しい高野豆腐は他では食べられません。右上の串に刺してあるのは蛸です。その上が出し巻き卵。その左のきゅうりの和え物がとても美味しかったです。
大阪松竹座で、『今井』と『はり重』の料理に舌鼓を打ちながらの観劇旅行なんてのは次の旅に如何ですか?
大阪歌舞伎旅行
今回、大阪旅行が急遽決まったのは片岡仁左衛門の『絵本合法衢』を上演することになったからです。四年前に国立劇場で上演されたこの演目は、まさに仁左衛門のはまり役で、「ずっとずっと、もう一度観たい!」と願っていたので、迷わず大阪行きを決めました。

道頓堀の夜景が、歓迎してくれているようで嬉しい!

このポスター、4,000円で売ってました。
『通し狂言 絵本合法衢』は仁左衛門が、左枝大学之助と立場の太平次という二人の悪党を演じます。近江の国多賀家のお家乗っ取りを謀る大悪党の大学之助、大学之助に似た容貌で極悪非道の太平次の質の違った「悪の華」を仁左衛門は、見事に演じ分けます。
歌舞伎の立役にとって、「悪の華」を演じられることは最も名誉あることです。二枚目の仁左衛門の悪役は、惚れ惚れするものがあり、その色気と凄味にふらふらと観ているだけで吸い寄せられてしまいます。
四年前まだ六十代の仁左衛門、今回七十代になった仁左衛門。残念ながら今回が限界かもしれません。背筋をピンと張って、野太い声を張り上げる大学之助の役柄はまだいけますが、中腰で片足立ちポーズが多く、小気味よい動きを要する太平次の役は、腰や膝への負担が相当あって厳しいものがあります。立ち姿、決めポーズの美しい仁左衛門のギリギリの演技を花道際でひしひしと感じました。
今回、この演目を二回(3階席と1階花道脇)観ることができて本当に良かったと思います。「これで見納め」になったとしても後悔しないでしょう。年齢との闘い、役者魂、意気込みを目の当たりにしました。仁左衛門の奥さんも連日会場に来ていたのが、とっても印象的です。

先斗町からの御連中が、ずらり! 会場内が一段と華やです。役者もやりがいがあると思います。東京では、なかなか見られない雰囲気で、休憩中も思わず追っかけたくなる衝動にかられました。写真を撮るお客さんも少なくありません。なんだか、とっても得した気分でウキウキしました。
この一ヶ月、N.Y.往復の長時間フライトでの観劇、帰国後の観劇、大阪への新幹線こだま号往復での観劇と長時間座り続けることが多かったため、お尻の肉の薄い南十字星夫は、お尻の骨が痛くなってきました。やっぱり、安い「ぷらっとこだま」を使わず「のぞみ」にすれば良かったかなと、今後のこともあるので思案中です。
ジムでお尻の筋肉を鍛え直しながら、暫く休ませなければ・・・。
職業病ではないですけど、観劇病ですね ^^;
観劇も楽ではありません ^^;
「ギボウシ」の花

雨が・・・、シトシトシトシト・・シトシトシトシト・・・
いつまで続くんでしょうねぇ。
台風も何も3つもお揃いで並ばなくてもいいのに・・・
もう11号なんて信じられません。
写真のストックもなくなり、玄関脇の「ギボウシ(擬宝珠)」を撮ってみました。
ラジオ好きの我が家は、いまもラジオの音が流れています。
お気に入りのチャンネルは、NHK-FM。
何をやっててもチャンネルは変えません。
クラシック、邦楽、アルフィー、浪曲、歌謡曲、ロック。。。なんでも聴きます。
一番のお気に入り番組は、土曜日夕方の「ラジオマンジャック」。
抜群のトークに小コント、選曲の良さなどラジオ番組の中でも秀逸の素晴らしさ。
ちょっと昔のテレビ「ゲバゲバ」を彷彿とさせるショートコントのセンスは抜群です。
今年はバレエに力を入れていたので、歌舞伎の地方遠征は「封印だ!」と決心したはずなのに、明日から大阪遠征に出掛けます。
まさかの、待ちに待った「絵本合法衢(えほんがっぽうつじ)」を仁左衛門さんが演じるんですから、いかないわけにはいきません!
夜・夜・昼と観て二泊三日。月曜朝はホテルで「なでしこジャパン」を熱く応援します。
「三人吉三」シネマ歌舞伎
昨年の六月、Bunkamura25周年記念 渋谷・コクーン歌舞伎で上演されたものをシネマ歌舞伎として、6月27日から全国公開されています。
昨年、観に行かれなかったのでシネマ歌舞伎で見ることにしました。

初めてのシネマ歌舞伎体験です。
冒頭の映像、効果音でまずビックリ!「あれ?これって舞台?だっけ。映画?だったっけ?」困惑と衝撃を感じたまま始まりました。
歌舞伎の「三人吉三」は何回か観ていたのですが、今回シネマ歌舞伎を観て、今まで観たのは有名なシーンの一幕であってほとんどストーリーがわからないままであったことに初めて気づきました。恥ずかしならが (- -;)
お嬢吉三(中村七之助)、お坊吉三(尾上松也)、和尚吉三(中村勘九郎)の三人の盗賊が織りなす人間模様。名刀庚申丸を巡る因果。親兄弟、義兄弟の義理・人情、「悪の華」の香りをまとうこの芝居を串田和美氏は、音・音楽、舞台演出で見事な作品に仕上げています。それぞれの役者が任に合っていて、体当たりの演技に迫力と清々しさを感じます。特に、勘九郎は本当に良い役者になったと感激しちゃいました。
映像による動きと音のわずかなズレ、アップの多用、映画用に編集された画像に正直なところ違和感を覚えます。しかし、それよりもはるかに「この舞台を生で観たかった!」という激しい後悔がムクムクと沸いてきました。
「今回は、シネマ歌舞伎を観れたことで良し!としよう」と、観終わった後の満足感と充実感に満たされた一日でした。
鎌倉の植物相はちょっと違う
年に2回程しか行かない鎌倉ですが、
行く度に、生田緑地では見かけない植物に出逢います。
三浦半島から高尾山まで続いていた多摩丘陵の東北の角に位置する生田緑地と、多摩丘陵の南端の外側に位置する鎌倉では植物相が違う気がします。

「ホタルプクロ」ですが、こんな色は生田緑地では見たことがありません。

白い「ホタロブクロ」は、ほんの少し生田緑地でも見かけますが、鎌倉ではどこででも見られます。

「トキワツユクサ」は、見たことがありません。初めて見ました。
生田緑地の探索もまだまだ途中ですが、植物相の違いを比較しながら検討するのも面白いかもしれません。来年から鎌倉をもう少し季節ごとに回ってみようかとも思いました。

紫陽花が美しい明月院から一枚!こんな部屋が欲しいです。