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「エスメラルダ」〜国立モスクワ音楽劇場バレエ〜




 ロシアには数多くのバレエ団がありますが、今回は「国立モスクワ音楽劇場バレエ」の『エスメラルダ』です。

 ヴィクトル・ユゴーの小説『ノートルダム・ド・パリ』が原作で、せむし男「カジモト」の視点で作られたのがディズニーのアニメーション映画「ノートルダムの鐘」です。バレエでは、ジプシーの美少女「エスメラルダ」を中心として描かれています。

エスメラルダ


 『エスメラルダ』は、初めての演目だったので予習をして行きました。YouTubeで『エスメラルダ』を検索すると、女性ダンサーがソロでタンバリンを使った見事な踊りです。曲も素晴らしく、人によって衣装の色も様々でタンバリンを足で打つ振り付けが微妙に異なり、今回はどんなソロが観られるのか?とっても楽しみでした。
 このシーンがどこに出てくるか、見逃すまいと目を凝らして観ていても出てきません。この振り付けは、な・な・なんと、コンクール用のもので、全幕の舞台には無い場面だと後でわかりました。「ガックリ!ショック!!(泣)」

 初めて観る演目は、知らなくて失敗することもあります(トホホ・・)が、『エスメラルダ』は素晴らしかったです。

 ブルメイステル版『エスメラルダ』は物語性を非常に重視していて、初めて観る私たちにもストーリーがわかりやすく、まるで芝居を観ているかのように物語にのめり込めました。

 エスメラルダ役のエリカ・ミキルチチェワは、とってもチャーミングで笑顔が素敵です。まさにはまり役だと思います。前半の若さ弾ける初々しさ、心優しく、明るく元気な美少女に観ている方も心奪われます。後半、捕らえられてから処刑されるまでの打って変わった表情と表現力に圧倒されます。「大女優」です。しかも並外れた才能を持つ。凄い若手ダンサーに出会えたと思います。

 それ以外のダンサーも素晴らしかったです。エロおやじで破戒僧のクロード・フロロが、いかにも憎ったらしい感じで存在感があります。せむし男・カジモドの歪んだ体型は、どうやって作り出したのか?不安定な足さばきの妙など、高度なテクニックを要すると思われます。ジプシーの女性が酒場でソロで踊る場面は、ジプシーの持つ哀しさと憂いまでもえぐり出すような踊りで胸打つものがありました。

 それぞれのダンサーが、その役に成りきって演じているのでバレエの美しさと芝居を観ている楽しさが加わり、ますますバレエにはまりそうです。

 女性ダンサーが、タンバリンを持って踊るソロのシーンを余計に観たくなりました。全幕にも、このシーンをぜひ入れてほしいと強く感じた帰り道です。



ブルメイステル版「エスメラルダ」
  エスメラルダ     エリカ・ミキルチチェワ
  フェビュス      デニス・ドミトリエフ
  クロード・フロロ   ゲオルギー・スミレフスキ
  カジモト       アントン・ドマシェフ
  グドゥラ       ナターリア・クラピーヴィナ
  フルール・ド・リス  オクサーナ・カルダシュ
  ジプシー       ヴァレリア・ムハーノワ








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テーマ : バレエ
ジャンル : 学問・文化・芸術

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南十字星

Author:南十字星
 自然観察と歌舞伎が大好きな夫婦でつくっているブログです。生田緑地と伊豆海洋公園をフィールドにネイチャーフォトを楽しんでます。

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