スミレの季節
世界中のスミレ愛好家から垂涎の的となるぐらい自生種が多い日本の「スミレ」は60種。イギリス20種、オーストラリア8種などと比較すると圧倒的なスミレ天国の日本です。
その日本の「スミレ」にも、「サクラ前線」と同じように「スミレ前線」というものがあり、例年より少し早い開花を迎えているようです。



「スミレ」は同定の非常に難しい種で、図鑑を見ているだけではなかなか判別が難しいです。
上の3枚の写真は全て違う「スミレ」です。
上から「ナガバノスミレサイシン」、「タチツボスミレ」、「ニオイタチツボスミレ」になります。
一番上の「ナガバノスミレサイシン」は後ろぼけしているので分かりにくいと思いますが、葉の形が違います。下の2種はハート型の葉ですが、「ナガバノスミレサイシン」は細長い葉が特徴です。
2番目の「タチツボスミレ」と3番目の「ニオイタチツボスミレ」は花に特徴があります。「ニオイタチツボスミレ」の花弁(花びら)は丸みがあり、少し華やかに見えるかと思います。
同じ紫色のスミレに見えるものが、実は違う種だということはよくあり、上の3枚もすごく近い場所に咲いていました。
これから続々とスミレが咲いてきます。気をつけて見ていると都会でも数種類はすぐに出逢えると思います。
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