ムクドリの群れ
朝からずっと雪が降り続いています。
もうだいぶ積もってきて、辺り一面真っ白です。
雪が降っていると静かですね。しーんと静まり返っています。
外に出られないので、ちょっと前の写真から「ヒヨドリの群れ」です。

鳴き声が響く鳥としては、カラスにスズメ、ヒヨドリが多いですが、
近くで鳥が「ギャーギャー」喚いていたら大概「ムクドリ」です。
煩さナンバーワンですね。
なんといっても「ムクドリ」達は、大勢で群れますから騒音も甚だしく、
公害鳥としても有名です。
単独で見ると、なかなか綺麗な顔をしてるんですが、
大群になるとちょっと怖いです。
真っ黒い渦が動いているように見えますから、近づきがたいですね。
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シジュウカラのお腹の模様

昨日に引き続き、シジュウカラです。
黒いネクタイ模様が胸からお腹にかけて縦にしっかりと入っているのがシジュウカラの特徴です。
これは雄なので、黒い縦線と胸の菱形が太くてくっきりと入っています。
黒い涎掛けか腹掛けのようにも見えますが、よくネクタイのようなという形容が使われているので倣ってみます。
ちょっと誇らしげな感じで写りました。
余談ですが・・・
シジュウカラとキーポードを叩き変換すると、毎回「四十から」と出てしまい、イライラします。
「四十から」という言葉のせいではありませんよ、上手く変換できないからです ^^
シジュウカラ

晴れた日に枯れススキの原をジーッと目が慣れるまで見つめていると・・・・
何かがゴソゴソと・・・
同化して分かりにくいものも多いですが、
この「シジュウカラ」などはメリハリが効いているのですぐ分かります。
耳を澄ませば、また何かのさえずりが聞こえたりして、また別の発見が・・・
一度発見できたらやみつきになります。
枯れススキの原を見つけたら、一度チャレンジしてみると面白いです ^^
ボリショイシネマ「くるみ割り人形」
年末にボリショイの「白鳥の湖」と「ラ・バヤデール」を観てから、バレエ熱が再燃し始めました。
もともとの芝居好きから、いろいろと観歩き歌舞伎に辿り着きましたが、歌舞伎に至る前に辿り着いたのがバレエでした。今でも舞台の最高芸術はバレエと歌舞伎だと思っています。
日本では、日常的に一流のバレエ団を観劇することが難しいので、泣く泣く歌舞伎観劇のみに甘んじていましたが、年末のボリショイに触れてから、もう少しバレエの方も頑張ってみようかなという気になってきました。
観劇はなんといっても、目を養うために数多く見なくては話になりません。特に、日本の歌舞伎と違ってバレエは質・量・情報が圧倒的に不足しています。生の舞台を観たくても、来日公演は限られてますし、日本のバレエ団のレベルではほど遠い感じです。
触れる機会が少ないので来日では必ず演じられる「白鳥の湖」に的を絞っていましたが、もっと別の演目にも目を向けていかなくてはなりません。
いろいろ調べていると、最近流行の「ライブビューイング」に行き当たりました。ボリショイバレエと英国ロイヤルバレエは映画館で舞台映像を観ることが出来るんですね。知りませんでした。素晴らしい!
日本は時差が大きいので中継録画らしいですが、十分です。スポーツ中継じゃないのでライブである必要はありません。
早速チケットをゲットして「くるみ割り人形」を観てきました。

開演10分前のボリショイ劇場のロビーから映像はスタートします。
開場のざわめきも、オーケストラの練習の音もばっちりと聞こえ臨場感たっぷりです。
ひとわたり会場内を映してから、幕内のダンサー達の模様も伝えてくれます。
幕間の休憩時間ではダンサー達のインタビュー映像も流れ、カーテンコールまでしっかりやってくれます。
本場の「ブラ〜ボゥ!」と降り注ぐ拍手が映画館に響き渡ります。
これは、素晴らしいものを見つけました。そしてもう少し早く知っていれば良かった・・・。
月に一、二度の上映で、3,000円。観に行くよりは安いけど、映画と比べてしまうとちょっと高い気がします。
それでも満席でした。チケットは早めの手配が必要です。
内容は、言うまでもなく素晴らしいものでした。
すっかり「アンナ・ニクーリナ」と「デニス・ロヂキン」のファンになりました ♪
頑張った、松也!の浅草歌舞伎
一月歌舞伎の楽しみの一つに、「新春浅草歌舞伎」があります。
お正月気分を満喫でき、浅草寺に参拝し、ぶらぶらしながら刷毛屋・櫛屋・草履屋・和家具屋・帯屋・扇屋・三味線屋などを覗きながら大好きな浅草ならではのお菓子(舟和の芋ようかん、芋きんつば、堅せんべいなど)を手に入れ、歌舞伎を楽しむ。毎年恒例のお楽しみです。

浅草公会堂正面

「新春浅草歌舞伎」は、花形(若手歌舞伎役者)による公演です。花形といっても次世代の花形役者です。ここで修行を積んで、一人前の花形役者として巣だってゆきます。近いところでは、猿之助に襲名した市川亀治郎、勘九郎、七之助、愛之助、獅童なども皆ここから巣だっていきました。
花形役者は、なかなか主役にはなれません。ここ浅草では、主役や重要な役に挑戦することができます。歌舞伎の最高峰である「歌舞伎座」で主役を張るには長い年月と経験が必要です。浅草で頑張って、実力、人気を得ることが「近道」とも言えます。
今年からメンバーが一新されました。尾上松也が中心となって、中村歌昇、坂東巳之助、中村種之助、中村米吉、中村隼人、中村児太郎の7人の花形役者が出演しています。全員20代です。一般的にはまだまだ知名度がないため、昨年末から色々なテレビ番組に出演して、番宣を行ってました。
今回は「第二部」の観劇です。三大名作のひとつ『仮名手本忠臣蔵』のうち、五段目と六段目を上演します。
早野勘平とおかるの悲話、勘平の切腹という場面です。松也演じる勘平は、非常に難しい役柄です。刻一刻と変化してゆく苦悩の心理描写を表現し、切腹へと至る過程を演じ切れるのか?と、半信半疑な気持ちで観ていました。
結果、「松也は頑張りました!」予想以上に見事な出来映えです。声も良く通り、感情の入った名演技だったと思います。出だしはちょっと不安に感じましたが、後半に行けば行く程良くなり、切腹後の苦しい吐露の部分もなかなかのものです。
「松也、やるじゃん!」と、正直感心しました。松也以外の役者は、まだまだ型にばかり気を取られ感情移入が不足していたり、動作が小さかったりと課題が多く見られたものの、同世代の舞台とあってのびのびやっていたようです。お互い切磋琢磨して、次世代の歌舞伎を担う役者になってほしいと願っています。
「浅草歌舞伎」は、花形役者の成長を観てゆくことができる楽しい舞台です。料金も歌舞伎座に比べて安価で、初めて歌舞伎を観に来るお客さんが一番多いところでもあります。上演前には日替わりで役者のトーク時間もあり、歌舞伎のとっかかりには、最適な機会だと思います。
来年こそは浅草歌舞伎から新年のスタートをきってみては如何でしょう ^^
ハシブトカラスの巣

木の枝の間にもっさりしているもの。
これは「ハシブトカラス」の巣です。
凄いですね〜、色とりどりのクリーニングのハンガーが沢山混じってます。
どこから拾ってくるんだろう?
どうやって引っ掛けたの?
色の違いは分かるのかな?
と、いろいろ疑問の??が湧いてくるそれなりに素晴らしい作品です。
葉の落ちたこの時期、気にしてみながら歩くと結構発見できます。
携帯に、データ更新してくださいとメッセージが入り「OK」ボタンを押したら画面が真っ白になってしまいました?たぶんこのままだと初期化か交換が必要かも。データをバックアップしたのもいつのことやらで、なんとか見られるアドレス帳を見ながら手書きでバックアップ中です ^^;
ということで南十字星夫の携帯は暫く復旧の見込み立たずです!
大相撲一月場所
待ちに待った大相撲一月場所!
今場所は白鳳の大鵬越え優勝新記録がかかっています。
昨日の国技館の模様です。


白鳳の幟旗がいつもと違いますよ!
優勝三十二回を記念して日本相撲協会から贈られたようです。

相撲人気が復活しています。幕内力士の国技館入りも大勢の人で通路が狭くなっています。人気者「豊ノ島」も真っ白な冬のコートに身を包み、緊張して入ってきました。

貫禄の横綱白鳳土俵入り。モンゴルの力士はどの力士も所作がとても綺麗で丁寧です。

遠藤vs栃ノ心。遠藤の頭が先か、栃ノ心の左手が先かの大一番でしたが、決定的瞬間が撮れました。
今回から当日自由席券からちょっと出世して、2階イスB席へ。随分近くなりました。西側の席は相変わらず外国人が多く面白いです。外国人には場内で販売しているビールの大きさが小さくて気の毒です。なんといっても日本のサイズは欧米のスモールサイズで値段はビックサイズ以上ですから。オリンピックへ向けて、このサイズの問題も課題なのではと思います。
ツグミ

電線に「ツグミ」が一羽・・・
何を考えているのか?
遠くの方を見つめています。
たぶん何も考えてないと思いますが、
「ツグミ」はいつも胸を張って未来を見つめています。
よくみると、胸の模様がヤクザの入れ墨みたいだけど・・・・・
市川猿之助、新歌舞伎座初お目見得!
通信回線が整い、ブログ再スタートです。
スピードが少し早くなりました。
まずは、1月14日歌舞伎座夜の部の模様から・・・
新歌舞伎座開場から、早二年近くが経とうとしています。なかなか出演しなくて、「いつ、出るのだろうか?」と待っていた役者がいます。市川猿之助です。『壽初春大歌舞伎』夜の部に満を持して登場した猿之助の舞台をたっぷりと楽しんできました。


「昼の部」「夜の部」を通じて一番良かった演目は、夜の部の『黒塚』です。市川猿之助を襲名して以来この演目は、3回目の観劇になります。今まで観た中では、猿之助の最高傑作の演目だと思います。
歌舞伎座は新橋演舞場や御園座(名古屋)よりも舞台がはるかに大きいので、芒(ススキ)の生い茂る安達原の風景に広がりと奥行きが生まれ、新歌舞伎座の素晴らしい照明の効果もあって、息を呑む美しい舞台となりました。
大きな三日月が、オレンジ色、白色、黄色と次々と変化していく様子。老女岩手が月明かりの影と戯れ踊る際の月の色と、芒の穂が銀色に輝く風景は舞台芸術の傑作だと思います。猿之助の老女の凄み、踊りの巧さ、切れ味の良さ、鬼女になってからの荒々しさ、何をとっても見事です。襲名披露公演時よりも抑えた動きがかえって三味線の音と呼吸が合い、引き込まれる見事な舞踊でした。
そして今回、阿闍梨祐慶役の中村勘九郎がとっても良かったのです。この役は、滲み出る品格が必要で十二世市川團十郎や中村梅玉もやっていたとても重要な役柄です。勘九郎は、阿闍梨の姿がとてもよく似合います。自身の襲名公演「土蜘」の時の僧姿も素敵でした。任も合っていて非常に格好がいい、父勘三郎にはできない役柄もこなせる役者であることを証明してみせたような気がします。勘九郎の芸の幅は、勘三郎よりも遥かに大きく、荒事も出来、三枚目も出来る凄い役者になっていく予感がします。
『黒塚』は何回観ても、観飽きない、面白い上に芸術性の高い作品です。猿之助の初歌舞伎座お目見得には、最もふさわしい演目です。でも、今度歌舞伎座に出る時は、やっぱり宙乗りをしてほしいです。新歌舞伎座では、まだ「宙乗り」がありません。初宙乗りは、ぜひ猿之助にやってほしいものです。
壽初春大歌舞伎 歌舞伎座 夜の部
一 番町皿屋敷
二 女暫
三 黒塚
クリハラリス(台湾リス)

鎌倉最後の一枚は、瑞泉寺で見つけた「クリハラリス」です。
別名「台湾リス」。台湾原産のリスが鎌倉で大量に繁殖し、問題になっているそうです。
全体的にはフサフサしていますが、耳がとても小さくて、耳にはフサフサした毛がありません。
樹皮や電線、果実や農作物などなんでもかじり、住宅地へも被害が出ているようで「特定外来生物」に指定されています。
確かに、瑞泉寺だけでも数匹確認できました。
年間500匹を捕獲しても全然減らないそうで、もの凄い繁殖力です。
明日から数日間、インターネット回線工事のためブログはお休みします。
瑞泉寺の水仙

この季節の水仙は、ホント和みますね。
暖かな陽射しを浴びた瑞泉寺本堂前で、御朱印をいただいている間にちょっと一枚。
南十字星夫は、中学生の頃から瑞泉寺はお気に入りの撮影スポットでした。
ところで、今年の目標は決まりましたか?
我が家では、もの凄い勢いで検討をし始めました。
テーマは、新しく刺激的で私達の興味を満たしてくれることです。
果たしてどこで何をするか?
検討はまだまだ急回転で続きます ^^
初芝居は、やっぱり歌舞伎座から
歌舞伎座では、「壽初春大歌舞伎」が開催されています。
やっぱり初芝居は、歌舞伎座から始めるべきでした。3日の新橋演舞場の歌舞伎がちょっと良くなかったので、今回「昼の部」が本格的な芝居初めということにして、気分を新たに歌舞伎座にやってきました。

垂れ幕も房も新調され、紫色が鮮やかです。

正面ロビーには、お正月飾りがいっぱい施されていて「気分もウキウキ」します。
「昼の部」の一番は『一本刀土俵入』。長谷川伸による新歌舞伎の名作です。
ずっと観たいと思っていた演目の一つで、ようやく昨年の6月に市川猿之助、市川中車の配役で見ることができましたが印象が良くありませんでした。今回は松本幸四郎、中村魁春の配役です。正直、最初が最初だっただけにちょっと期待半分でした。ところが・・・ビックリです。同じ演目とは思えない舞台です。
まず、幸四郎が出てきた瞬間から全く違うのです。その場の雰囲気、舞台から発せられる輝きやパワーの違いは不思議なほどです。相撲取りの駒形茂兵衛(幸四郎)は、横綱になることを夢見て江戸へ向かいます。一文無しの茂兵衛に、酌婦のお蔦(魁春)が手持ちの金子など与え、立派な横綱になるよう励まします。それから十年後、渡世人になりすっかり様子が変わった茂兵衛が、お蔦の前に姿を現します。義理、人情、哀愁漂う幕切れなど感動的な名作です。こんなに良い話しだったのだと、改めて感じました。
中車(香川照之)は、幸四郎の舞台から学んでほしいと切に願います。
幸四郎が役にはまった時は、本当にとっても素晴らしい舞台になります。この演目だけ、一幕見席でもう一度観たくなりました。観終わった後、胸がジ〜ンと熱くなる舞台です。『一本刀土俵入』は、お薦めの演目です。
壽初春大歌舞伎 歌舞伎座 昼の部
一 祇園祭礼信仰記 金閣寺
二 蜘蛛の拍子舞 花山院空御所の場
三 一本刀土俵入
瑞泉寺の冬桜

鎌倉瑞泉寺の本堂前には、水戸光圀公お手植えといわれている「冬桜」が咲いていました。
この季節の淡いピンクの花は心を和ませてくれます。

本堂裏の夢窓国師作の石庭は見事です。
瑞泉寺は、鎌倉駅からだいぶ離れていますが、お薦めの古刹です。梅の時期には素晴らしい庭園を見ることができると思います。
鶴岡八幡宮の大銀杏
新しい年を迎え、気持ちを新たに鎌倉一筆書き&鎌倉三十三観音札所巡りをスタートしました。
今回巡ったのは、2番宝戒寺〜6番瑞泉寺〜5番来迎寺の3ヶ寺です。
まだまだ、ロウバイが咲くまでには至りませんでしたが、水仙はそこここに咲き始め色のない冬の庭園を彩っていました。
新春にふさわしく、夕暮れ間近に立ち寄った鶴岡八幡宮です。

子供の頃から親しんでいた大銀杏がないと寂しい限りです。

数年前までは、秋になると見事な黄葉を誇っていました。

倒木した大銀杏の本体は左に移植されましたが、なんと残っていた根から新芽が勢いよく延びはじめ、葉をつけるぐらい成長してきました。

そして、移植した親木の切り株からも新芽が!素晴らしい生命力に感動しました!!
頑張ってまた大きく大きく成長してもらいたいものです。

冬晴れの夕日は眩しいぐらい輝いていました。今年は良い年になる予感がします。
横穴式古墳群

葉が落ち、見通しがよくなってから見えるものの一つに生田緑地の古墳があります。
春から秋までは、草木が生い茂り隠れてしまうため知る人ぞ知る古墳。
「生田長者穴横穴墓群」
7世紀中から後半にかけて作られた横穴墓だそうで、玄室からは多数の副葬品が出土しています。
3つの谷に32基あるそうで、安全のため塞がれているところも多数あります。
落葉し、鬱蒼とした下草を刈る晩秋になると人の目に触れるようになる季節限定の古墳群です。
私達はスポーツジムに行く時は、この古墳群を横目でみながら通っています。
ピラカンサ

真っ赤な実が、これでもかってほどたわわに実った「ピラカンサ」です。
元日に「万両」を載せましたが、こちらの方が迫力があり運気が上がる気がします。
この「ピラカンサ」の名前にはいろいろあり、
「ピラカンサ」と言ったり「ピラカンサス」と言ったり、和名でも「常磐山樝子(ときわさんざし)」だったり「橘擬(たちばなもどき)」だったりでどれが正しいのかは良くわかりません。とりあえず学名「Pyracantha」の英語読み「ピラカンサ」ということにしました。
まっ、名前などは人間が付けただけのことでどうでもいいことかもしれません。
なんか縁起が良さそうな感じがするので、こんど実を少しもいで自宅に植えてみようかと企んでます。
葉牡丹

お正月の飾りものの一つ、葉牡丹です。
葉を牡丹の花に見立てて鑑賞する園芸品種で、寒さに強く様々な色があり綺麗です。
キャベツのようにも見えますね。
もともと古い品種のキャベツやケールから品種改良されたそうなので、どうりで似ています。
ケールといえば、青汁の中でも最高に栄養価の高い品種です。
久しぶりに銀座にあるケール専門の青汁屋さんに行きたくなりました。
ここの青汁は、飲むと身体が内側からポカポカするんです。
顆粒や粉末も販売していて、毎日飲むとお肌がつるつる。
紹介して上げた人は、毎日続けてお肌つるつるですから間違いありません!
紹介した本人はというと・・・・まだ続けてません ^^;
今年から心を入れ替えて?続けてみようかなと ^^
アオゲラ初見

元日の朝。生田緑地の舛形山に登って富士山でも見ようかなと思ったら見事に空振り。
早朝は晴れていたのにどんどんと曇ってきて、午後には雪が降ってきました。
東京では去年の暮れに雪が降ったようですが、このあたりでは初雪です。
収穫なしかと思っていた帰り道で、聞き慣れない短く鋭い鳴き声が聞こえてきました。
下から見上げた時は、コゲラかと思いましたが、どうも頭が赤いし緑色っぽい。
真っ白な空模様の中、なんとか撮れた写真を調べてみたら「アオゲラ」でした。
中型のキツツキです。
頭頂部が写っていないので、雌雄ははっきり分かりませんが、初見なので嬉しいです。
芝居と違って、こちらは幸先いい感じです ^^
初芝居は海老蔵の石川五右衛門・・・^''^

新年の歌舞伎は2日から一斉に始まっています。
私達の初芝居は新橋演舞場の『石川五右衛門』からスタートです。
終わり良ければ全て良し、初め悪ければこれからは・・・・・。
今日の歌舞伎について語ることは何もありません。
一流の劇場で一流の役者と豪華なセットを使って、こんなもんでしょうか?
酷過ぎました。
当たりの時もあれば、はずれもある舞台ですが、いままで観た歌舞伎の中での底な気がします。
底からのスタートですから、これからは上昇の一途だと思うことに気持ちを切替えました。
歌舞伎は無駄な台詞を出来るだけ削ぎ落とし、身体を使った芸と音楽を使って表現する、練りに練った芸術的な舞台が特徴です。表面的な美しさや気をてらった仕掛けだけのものではありません。
石川五右衛門を扱った作品は、上演時間たった15分の「楼門五三桐」という名作があります。この15分の凝縮した芝居を3時間に膨らませた。。。一言でいうとそんな芝居でした。何の意味もありません・・・。
作家や振付、海老蔵以下の若手役者だけに任せるだけでなく松竹にも考えてもらいたいものです。
気を取り直して、見なかったことにして再スタートします。
大晦日のジルベスターコンサート報告
毎年恒例に定着しつつある、大晦日の『MUZAジルベスターコンサート』があまりにも素晴らしかったので遅ればせながらの鑑賞記を載せてみました。年の締めくくりは「これだ!」と言える楽しいイベントです。

なんと今回は、ミューザ初1階席です。この選択が大正解の内容でした。
MUZAジルベスターコンサート2014 [第一部] 1 チャイコフスキー:オペラ「エフゲニー・オネーギン」より"ポロネーズ" 2 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 [第二部] 珠玉のミュージカル・セレクション 1 『美女と野獣』より「愛せぬならば」 2 『リトル・マーメイド』より「パート・オブ・ユア・ワールド」 3 『ライオン・キング』より「終わりなき夜」 4 『アナと雪の女王』より「ありのままで」 5 『ピノキオ』より「星に願いを」 6 『アナと雪の女王』より「生まれてはじめて」 7 『オペラ座の怪人』メドレー 「第1幕オーヴァーチュア/マスカレード」 「オペラ座の怪人」 「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」 8 『レ・ミゼラブル』より「オン・マイ・オウン」 9 『ジギルとハイド』より「時が来た」 10 『ミス・サイゴン』より「世界が終わる夜のように」 11 『エリザベート』より「私だけに」 12 『レント』より「シーズンズ・オブ・ラブ」 [アンコール] 「タイム・セイ・グッバイ」 |
指揮者の秋山和慶氏率いる『ジルベスターコンサート2014』は、本当に素晴らしかったです。
特に、第2部の「珠玉のミュージカル・セレクション」は、私達にとっては感動の連続でした。観たことのある「ミュージカル」の選りすぐりの名曲の数々をオーケストラをバックに素晴らしい歌い手が歌い上げました。
実際にそのミュージカルを見た時の感動が再び蘇ります。「あ〜、もう一度見たい!この歌い手で、もう一度!」と、思いが募るばかり。『美女と野獣』『ライオン・キング』『オペラ座の怪人』『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』・・・『アナと雪の女王』まで、どれをとってもまさに珠玉の名曲ばかりです。
特に、『オペラ座の怪人』では、劇団四季で怪人とクリスティーヌを演じた大山大輔さんと井科瑠美さんがフルオーケストラをバックに歌い上げ、背後では本物のバイプオルガンによるあの独特のメロディが響き渡るという、なんとも贅沢な演出です。
歌舞伎を見始める前は、たくさんのミュージカルを見続けてきました。アンドリュー・ロイド・ウェーバーの作品が大好きで全て観たと思います。その中でも『オペラ座の怪人』は珠玉でした。1988年日生劇場での初演時のことは今でも忘れられません。市村正親さんの怪人、野村玲子さんのクリスティーヌ、山口祐一郎さんのラウルと日本オリジナルキャストは素晴らしく、その後何度も見た上、本場ロンドンの劇場まで見に行ったぐらいのお気に入りでした。
その『オペラ座の怪人』をこんな豪華な演出で見られるとは思ってもいませんでした。
気がつけば、ぽかんと口を開けたまま、夢の世界に漂っていました。オーケストラの大音量の中でも、人間の声の美しさや響きは心地よく魂に訴えかけてくるものがあります。何か、懐かしく癒される思いでいっぱいになりました。
そして新しい収穫もありました。洗足学園音楽大学を卒業したばかりの昆夏美さんの『ミス・サイゴン』が素晴らしく、伝説のキム役となった本田美奈子さんを超えるであろう素晴らしさ。2016年に再演される『ミス・サイゴン』が今から楽しみです。
また、昆夏美さんの洗足学園での先生だった高野二郎さんも大注目のテノール歌手で、アンコールの「タイム・セイ・グッバイ」を素晴らしい歌唱力で歌い上げました。
最近はあまり作曲家に恵まれない感じのミュージカル界ですが、またミュージカルも注視していこうかなと感じたジルベスターナイトでした。
「終わり良ければ、全て良し!」「バイバイ2014!」と感じられる素敵な大晦日でした。

2014年大晦日ジルベスターコンサート終演後のミューザ
マンリョウ(万両)

新しい年を迎えました。今年もよろしくお願いします。
今年の運気が上がりますようにという願いを込めて、「マンリョウ」を載せてみました。
感じで書くと「万両」です。お正月に「センリョウ(千両)」を飾る家も多いと思いますが、こちらはその上をいく「万両」です。沢山の赤い実がぶら下がり、金運アップといった感じでしょうか。
実は、「万両」「千両」と書きましたが、「百両」「十両」「一両」なんてのもあります。
落語に「寿限無(じゅげむ)」という話があります。元気で長生きできるようにと、子供の名前にとんでもなく長い名前を付けた「じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ・・・」というあれですが、あの後「やぶらこうじのぶらこうじ」というのが出てきます。「やぶらこうじ」は植物の「藪柑子(やぶこうじ)」のことで、「十両」がその「藪柑子」です。
新年早々、おそまつさまでした ^^