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今年のブログをふりかえって!




 ジルベスターコンサートも終わり、年越し蕎麦も食べ、紅白歌合戦を見ながら1年を振り返るブログを書くというのも3回目になりました。
 なんかホッとする時間です。

 
 歌舞伎とネイチャーフォトが半々なブログも始めて2年半。徐々に閲覧件数も上がり、ついに大晦日の本日1万件の大台に乗りました いつも見ていただき本当にありがとうございました。

 正直、書くのが面倒な時も多々あります。写真ブログにしてしまったので、なにかしらのネタがないと書けません。夫婦どちらかが書いて、もう片方が校正するというスタイルなのでなんとか続いている感じです。
 大変ながらもこのブログを始めたお陰で、沢山の辞書と図鑑、専門書と格闘し、文章を綴る難しさも痛感しながら随分と勉強になっています。ネイチャーフォトなどは、ブログがあってこそ続けられているといっても大げさではありません。観劇記では自分の感じたことを文章にする難しさをつくづく感じます。プロの劇評家の凄さを改めて感じました。このブログを見てくださる方々のブログも拝見し、なんて綺麗な写真なんだろう、なんて旨い文章なんだろうと思い、参考にさせていただきながら日々地道にアップし続けていけば、きっと気がつかないうちに会得していくものは多いのではないかと思っています。



 今年のブログの成果としては、ハワイでのリアルタイム日記を載せることが出来たことと、生田緑地を離れた初めてのネイチャーフォトの旅で得た大雪山旭岳の「ウスバキチョウの雌」を載せることが出来たことが大きな成果でした。
ウスバキチョウ♀ 
 「ウスバキチョウ」は旭岳に登らなければ出逢うことができませんが、登ったからといって出逢えたかどうかは分かりません。一時的な強風が吹いたがための偶然のような気もします。もう2度と出逢えないかも知れない貴重な遭遇でした。

 来年も一度はネイチャーフォトの旅に出たいと思います。北に行くか南に行くか現在場所の選定中です。



 そして、当ブログでは欠かすことのできない ^^ 今年の『歌舞伎ベスト10』の発表です。
 えっ!今年も!またか!やっぱり!・・・という声は一切無視して、一人でも多くの歌舞伎ファン獲得のため、いつか松竹から貢献を認めてもらい桟敷席ご招待の栄誉に授かれるため、紅白歌合戦に負けず発表します!!

第一位 「名月八幡祭」6月歌舞伎座 吉右衛門
      舞台の美しさ、吉右衛門の感情の変化の表し方、大詰めの狂気、秀逸の舞台でした。ラストの花道の引込み
     は忘れられません。ここ数年が吉右衛門円熟の舞台であり、当代一の時代物の歌舞伎役者です
名月八幡祭 
(雑誌「演劇界」から抜粋)

第二位 「天守物語」7月歌舞伎座 玉三郎、海老蔵
      いまや見た目の美しさは「海老・玉コンビ」で決まりです。幻想的な美しさです

第三位 「勧進帳」3月歌舞伎座 吉右衛門、菊五郎、藤十郎
      吉右衛門の弁慶、菊五郎の富樫、藤十郎の義経は伝説の舞台になるでしょう

第四位 「菅原伝授手習鑑 寺子屋」10月歌舞伎座 仁左衛門、玉三郎
      勘三郎三回忌追善興行。役者と客席全体が勘三郎への思いを合わせた独特の雰囲気の舞台でした

第五位 「魚屋宗五郎」5月歌舞伎座 菊五郎
      菊五郎の酔っぱらい振りは、とても演技とは思えません。酔っぱらいにも年季が入っています

第六位 「身替座禅」3月歌舞伎座 菊五郎、吉右衛門
      吉右衛門の太くて可愛らしい女形と菊五郎コンビによる抱腹絶倒の迷舞台

第七位 「春興鏡獅子」5月歌舞伎座 菊之助
      最も美しい鏡獅子です。菊之助の持ち味を存分に生かした丁寧で品のある舞踊でした

第八位 「鰯売戀曳網」10月歌舞伎座 勘九郎、七之助
      勘九郎、七之助兄弟が格段に巧くなったと実感の舞台。息の合った上品な喜劇です

第九位 「連獅子」9月歌舞伎座 仁左衛門、千之助
      孫との連獅子というなんとも幸運な仁左衛門の嬉しそうな顔が忘れられません

第十位 「蘭平物狂」6月歌舞伎座 松緑、左近
    「伊賀越道中双六 岡崎」12月国立劇場 吉右衛門
      今年の十位は二つ。
      「蘭平物狂」の立ち回りは歌舞伎演目中随一です。将来が楽しみな左近襲名でした
      「岡崎」は後からじわじわと良さが伝わってくる名場面。歌舞伎座で沼津岡崎の通しに期待


 歌舞伎ベスト10は、総合的に判断しての名舞台なので、必ずしも面白かった作品と一致する訳ではありません。面白かった作品ベスト10と銘打つと全然ちがったもの10作品になると思います(笑)

 そして、今年の歌舞伎以外の作品では次の3つは忘れられない舞台になりました。

 1 ボリショイバレエ「白鳥の湖」ザハーロワ
     忘れることの出来ない伝説の舞台になりました
 2 ボリショイバレエ「ラ・パヤデール」ザハーロワ
     ザハーロワの魅力を存分に感じられる魅惑の舞台です
 3 文楽「菅原伝授手習鑑 桜丸切腹の段」竹本住太夫
     住太夫さんの引退公演。これでしばらくは文楽に行く気にはなれません。

 歌舞伎ベスト10を舞台ベスト10に改めると、ザハーロワのバレエ2作品はベスト10上位入り間違いなしです。
 来年はまたどんな美しい舞台に出逢えるのか。ワクワクする1年でありたいです。

 今日のジルベスターコンサートは1年を締めくくるのに相応しいとても素晴らしいコンサートでした。私達にとっては歓喜する程素晴らしい内容だったんです。何がそんなに素晴らしかったかは、年が明けて2日か3日のブログでご紹介する予定です。
 

 今年もありがとうございました。よいお年をお迎えください。
  よいお年を 
      

      

      










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テーマ : 思うこと
ジャンル : 学問・文化・芸術

陶芸展





陶芸展 
 少し前のことになりますが、叔母が出品している陶芸展に行ってきました。毎年多くの力作を出品しています。


釜 
 土鍋です。こんな土鍋でご飯を炊いてみたいです。

大皿 

皿 

皿2 
 3枚のお皿が出品されていましたが、どれも絵がとても上手です。思い切り良く、よく描けるものだと感心してしまいます。濃淡が絶妙です。

壷 
 こちらは壷ですが、こういった凝った作品も多いです。


花瓶 
 この花器も凝った作品です。いつもいろいろと説明してもらえますが、陶芸もいろいろな手法があり驚かされます。


 陶芸は土、釉薬、釜、成形小道具など趣味とするにはなかなか大変です。道具が全て揃っている工房のある叔母のところで教わりたいものの、相変わらずお互い忙しくなかなか会えないのが悩みの種。今年こそはと毎年思いつつ、あっという間に1年が過ぎてしまいます。来年こそは。。。なんとか。。。う〜ん。。。時間をつくらないと。。。











 

テーマ : 陶芸
ジャンル : 学問・文化・芸術

ナミテントウ







ナミテントウ 


 もう真冬といってもいい季節の中、ちょっと気温がゆるんだ数日前に珍しい昆虫を発見しました。
 冬は落ち葉などの陰で越冬しているはずの「ナミテントウ」です。
 少し暖かかったので出てきたのでしょうか?
 「ナナホシテントウ」は良く聞くと思いますが、「ナミテントウ」は日本で一番多いテントウムシ類です。
 星なしから数えきれない程の星があるもの、黒字に赤斑や赤字に黒斑などバリエーションも多く、ナミテントウだけを研究し分類している方や研究者もいるぐらいです。
 来年の春は、スミレとともにナミテントウ探しも楽しそうです。
 それにしても早く春にならないかなぁ。。。











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ウスタビガの繭







ウスタビガの繭 


 葉が落ちると、今まで目につかなかったものが急に見えるようになります。
 これは桜の木ですが、あざやかな緑色の繭が目に飛び込んできました。
 ウスダビガの繭です。手にとって見てみたいのですが、ちょっと遠くて届きません。
 たぶん、中は空だと思います。
 「薄手火蛾」とか「薄足袋蛾」と書いて「ウスタビガ」。蛾の繭です。「手火」はちょうちんのことです。
 夏前の葉が茂っている時に幼虫が繭を作り、葉が落ちる頃に羽化し、すぐ交尾し、繭に産卵します。
 鳥に食べられてなければ、繭に小さな卵がついているはずなんですが、まだ卵を見たことはありません。


 

 






テーマ : 昆虫の写真
ジャンル : 写真

ミューザで「第九」




 

ミューザ
 キリッとした冬晴れの中、ミューザシンフォニーホールへ


3C 
 席は、3C。昨年までの「第九」は4Cでしたから、ワンランクアップしました。3Cは、背後の壁と天井の反響板のお陰でこの距離でも申し分のない音量と音響でした。もちろん1階が1番ですが、少しリーズナブルで音的にも申し分のない席としてミューザに行かれる方にはお薦めです。


1 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」より春と冬
    指揮&チェンバロ 秋山和慶
    ヴァイオリン   神尾真由子
 「四季」といえば、イ・ムジチ合奏団ですが、今回はその編成より倍ぐらい多いオーケストラの弦楽器パート編成です。指揮者の秋山さんがチェンバロを担当します。編成を見ただけでちょっとワクワクします。私達の「四季」の基準はイ・ムジチ合奏団のカルミレッリ版になっています。長い間ずっとCDを聞き流しで聞いていたのでこの音源が基準です。
 カルミレッリ版と比較してしまうのも気の毒ではありますが、神尾さんのヴァイオリンは少し重々しさはあるものの素晴らしい演奏でした。コンサートマスターの大谷康子さんと東京交響楽団の弦楽器が通常の編成より厚みを持ってソロヴァイオリンを支え、この編成もいいなぁと思いました。


2 ベートーベン:交響曲第9番「合唱付き」
    指揮       秋山和慶
    ソプラノ     安井陽子
    メゾ・ソプラノ  清水華澄
    テノール     与儀巧
    バリトン     萩原潤
    管弦楽      東京交響楽団
    合唱       東響コーラス

 年末恒例「第九」は、昨年と同じ秋山さんの指揮です。秋山さんはオケを大きくダイナミックに響かせるので、「第九」にはピッタリです。今年もメリハリの利いた素晴らしい第九を聞かせてもらえました。調和のとれた素晴らしい演奏です。第四楽章の「歓喜に寄す」を聞いていると、やっぱり人間の声は一番優れた楽器なんだなと実感できます。コーラスが全員で合唱するとオーケストラの素晴らしい演奏でさえも霞んでしまいます。


3 アンコール曲 「蛍の光」
 このアンコールは、東京交響楽団の年末の「第九」ではお決まりです。楽団員とコーラス全員がペンライトを持って「蛍の光」を唄います。途中では、指揮の秋山さんがお客さんに向かって指揮棒を振るい開場全体も合唱に加わる場面の後、最後は少しずつ照明が落ち、ペンライトの明かりだけが静かに灯る中「蛍の光」を唄い切り静寂へ・・・。幻想的なフィナーレで、これを待ち望んで毎年参加する方も多いと思います。   


 いよいよ、私達の今年の舞台もフィナーレが近づいてきました。
 最後は、大晦日のミューザ「ジルベスターコンサート」を残すのみとなりました。







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ボサボサのヒヨドリ君







ヒヨドリ

 どこで濡らしてきたのか、いつもよりさらにボサボサがひどいヒヨドリです。
 ヒ〜ヨ、ヒ〜ヨといつもうるさくて、スズメと同じぐらいたくさんいるヒヨドリにはあまりカメラを向けることはありませんが。まだあまり冬鳥達に出逢えないのでたまには一枚。
 こうやってみると、茶色いほっぺでなかなか可愛らしいです。





テーマ : 野鳥の写真
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黄金色のメタセコイア





メタセコイア

 夏の緑から晩秋の黄金色にお色直ししたメタセコイア林です。
 落葉寸前にしか見られないこの景色もなかなかいいものです。
 もう少し天気がよければもっと綺麗に色がでるんですけどちょっとおしいです。
 生田緑地は高低差がかなりあるので、遠方から来る人で軽登山の出立ちの人もよく見かけます。
 登山靴までは必要ありませんが、足ごしらえは大切です。なんといっても南十字星夫は、この撮影ポイントで怪我したぐらいですから ^^; それ以来、ここを通る度に思い出し急に慎重な歩き方になります。




 
 



テーマ : ある日の風景や景色
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吉右衛門の『伊賀越道中双六』





 今年最後の歌舞伎は、国立劇場で開催されている『伊賀越道中双六』です。


皇居お堀
 国立劇場正面は、皇居のお堀です。コブハクチョウが一羽と沢山の鴨がいました。双眼鏡を持ってゆっくりしてみたい場所です。

国立劇場 

 『伊賀越道中双六』は、剣豪・荒木又右衛門をモデルにした敵討ち物語です。
 初代吉右衛門の当たり役に、当代吉右衛門が初役で挑みました。吉右衛門は、さすがです。初役とはいえ満を持して挑む完璧な役作りで、初演とは思えない円熟の当たり役だと思います。

 『伊賀越道中双六』は長い長いお話です。全十段で、特に六段目の「沼津」はよく上演され、私達も好きな作品です。今回の通し狂言では、八段目の「岡崎」を44年振り、戦後2度目というめったに上演されない構成でした。「沼津」と「饅頭娘」の段がない『伊賀越道中双六』はどうなんだろうと疑心暗鬼で挑みました。
 確かに「岡崎」の段は素晴らしく、全体のクライマックスは「岡崎」にあることがよくわかります。武士道の大義が凝縮された悲哀の場面です。
 ではなぜめったに上演されないか?
 観てわかりました。敵討ちのために、自らの身分を偽って潜伏していた家の門口に、降りしきる吹雪の中、たまたま来合わせた病と寒さに苦しむ妻と子を身分がばれるのを恐れて見捨て、挙げ句に我が子を自ら手にかけ殺してしまったりと、ここまでするのか?というぐらいの現代の倫理観とは隔絶した当時の武士道の大義。その感覚が理解を超えていました。
 今回の通し狂言にはありませんでしたが、「沼津」の段が単独で上演される訳がわかった気がします。しかし、残念なことに「沼津」との話しのつながりがまだ良く理解できません。歌舞伎の時代もの、長編ものは、通しで上演されることが少なく、全編の筋を理解するまでには時間がかかります。『伊賀越道中双六』が、わかるまでにはまだまだ回数を重ねる必要がありそうです。



 今年もたくさんの歌舞伎を観ました。もう一度観ておけば良かったと思うもの、もうこの配役では二度と観れないと思われるもの、次にいつ観れるか?もしかしたらもう観られないかもと思うものなど感慨深いものがあります。
 そして、たくさん観たことによって、また一段、観る目が養われたと思います。
 歌舞伎は奥が深いです。勉強も必要です。歌舞伎役者が小さな頃から修練を積み重ねていくように、観る側も観ることによって修練を積み重ねていく必要があります。


 そしていよいよ年末に向けて毎年恒例の今年のベスト10を考える時期になりました。毎年悩みに悩みます!














テーマ : 歌舞伎
ジャンル : 学問・文化・芸術

明日は冬至






落葉


 冬至を翌日に控えた生田緑地は、寒々とした風景に一変しました。
 このところ寒かったので、奥の池も凍ったかな〜と思ったら、まだまだです。
 昨日の雨で水かさも増し、まだ暫くは凍結しそうにありません。
 野鳥もこれからなのか、「アオジ」と「シロハラ」らしき姿を見かけましたが、写真は撮れませんでした。
 明日は冬至。『かぼちゃ』と『柚子湯』ですね ♪





テーマ : ある日の風景や景色
ジャンル : 写真

歌舞伎座「昼の部」の海老・玉(海老蔵・玉三郎)





 暖冬と言っていたはずが、大寒波襲来の12月でちょっと騙された気分。それでも、歌舞伎観劇の日が快晴だと気分はあったかです。


今年最後の歌舞伎座
 師走の歌舞伎座前は、寒くても大勢の人で賑わっています。



愛之助 

 「昼の部」で、最も良かったのが『源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)ー義賢最期ー』でした。愛之助の義賢は、もの凄い立ち回りです。三年前に新橋演舞場で初めて観た時の驚きと興奮が蘇ってきました。終盤のタテはいつ観てもハラハラドキドキします。「戸板倒し」に場内が騒然とし、最期の「仏倒れ」は激しく迫力満点です。三段ある階段の上から真っすぐ前に頭から倒れます。この舞台を初めて観たときに、つかこうへい作の「蒲田行進曲」の階段落ちシーンはオリジナルではなかったんだと初めて知りました。見せ場の連続に大満足の舞台です。

 ちょっと期待していた、玉三郎演出の新作『幻武蔵』は、正直なところつまらなかったです。武蔵役の獅童は頑張っていました。その他の若手役者も頑張っていたのに、残念な舞台です。話としては面白いのはずなのに演出がいけません。玉三郎は佐渡太鼓芸能集団「鼓童」も演出していますが、こちらもいまひとつです。役者として一流であっても、演出家として一流になれるわけではないと思いました。

 実は、一番楽しみにしていたのが、海老・玉の『二人椀久』です。美しい玉三郎とカッコいい海老蔵のコンビ。夢のような『二人椀久』になるだろうと、期待が大きかった分、ガッカリ感も大きかった(泣)!
 何故なのか? 海老蔵が役柄に合っていないこと。二人の呼吸が合っていない感じがすること。玉三郎が常に海老蔵に合わせているようで、バランスが悪いこと。玉三郎の貫禄が勝ち過ぎなどなど・・海老・玉コンビも全て良いというわけではないと、再認識させられた舞台でした。
 昨年の新橋演舞場での染五郎と菊之助のコンビは、バラスが良くとってもよかったです。惚れ惚れとする美しさ、夢の中に彷徨いうっとりとしてしまいました。玉三郎を見ていて、仁左衛門と『二人椀久』を踊ってほしかった!という気持ちがふつふつと沸いてきました。そう感じたのは、私たちだけでは無かったと思います。仁左衛門が孝夫だった頃、玉三郎とのコンビは一世を風靡したのを知る人たちは少なくないはず。海老・玉コンビは、仁左衛門・玉三郎を超えるものには、まだまだなっていないことを痛感しました。ぜひ、仁左衛門と一緒にやってほしいと切に願う思いです。





十二月大歌舞伎 昼の部 歌舞伎座
  一 源平布引滝 義賢最期
  二 幻武蔵
  三 二人椀久







テーマ : 歌舞伎
ジャンル : 学問・文化・芸術

ホオジロ





 多摩川河川敷の土手で、「ホオジロ」のつがいが仲良く食事の最中です。
 付かず離れず、「チチッ」とお互いの居場所を知らせながら微妙な距離を保っています。
 暫く見ていましたが、くっつくほど近くに寄り添う訳ではなく、微妙な距離感でした ^^

ホオジロ♂ 
 雄の方が、全体的にハッキリした色合いです。


ホオジロ♀ 
 こちらは雌です。雌だけだったら、スズメと間違えそうですね。


 野外撮影も厳しい季節に入りました。
 手袋をしたままではシャッターが押しづらいので、今までは真冬でも撮影時は素手でしたが、やはり厳しいです。手がかじかみます。今年はアルパカニット100%の指先だけ出せるカバー付きの手袋を購入。ついでにアルパカレッグウォーマーも用意しました。真冬の撮影に備え準備は万端です。後は、外に出る気合いだけです ^^;

















テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

秋から冬へ





 今年の秋もいよいよ終わりを迎えます。
 ハワイから帰ってから慌ただしく11月の観劇をこなし、日本の秋もなんとか堪能することができました。

晩秋 


道祖神 


椿 


実 







テーマ : ある日の風景や景色
ジャンル : 写真

やっぱり『海老・玉』(市川海老蔵・坂東玉三郎)コンビ!





 歌舞伎観劇は、2週間も開くと「久しぶりだなぁ〜」と感じてしまう。これって、もしかしたら『歌舞伎中毒性』?歌舞伎を観ないでいると、生きる楽しみの半分を失ったような、色あせたような気分になってしまいます。

 今月「夜の部」は、まさに市川團十郎家の家の芸『歌舞伎十八番』のうち3つを含む演目です。しかも海老・玉コンビとあってチケットの売れ行きも好調。さて、どんな舞台になるのか?


海老蔵


板絵 


 歌舞伎十八番の『毛抜』『鳴神』『不動』の三演目は、1742年に初演された『雷神不動北山櫻(なるかみふどうきたやまざくら)』のうちの一幕として上演された作品です。歌舞伎では、この三演目が独立して上演されることがほとんどです。通し狂言として、歌舞伎座では初めての上演となります。

 正直なところ『毛抜』『鳴神』は、何回か観ているので「通し狂言」と言っても、それほど期待してませんでした。ところが、ところがです。本家本元の『毛抜』は衣装からしてまるで違います。粂寺弾正の衣装は、銀糸で彩られた亀甲と牡丹の組み合わせの吉祥文様の着付けと、金糸の三升紋(市川家の紋)に朱色に金の縁取りされた壽型の洒落た海老文様の袴です。通常は、白の着付に碁盤文様の袴です。衣装の煌びやかさ、桁違いの豪華さにまずビックリです!

 海老蔵は、一人で五役を勤めますが、それぞれの性格、役柄の違いを演じ分け「これぞ荒事の極み!」と思うような格好良さが弾けてました。海老蔵が出てくるだけで、舞台がパッと華やかに輝くオーラは、生まれ持った天賦の才能です。努力して身につけられるものではないスター性を持っています。当代の歌舞伎界で、このオーラを持っているのは玉三郎と海老蔵だけです。

 『鳴神』では、玉三郎が演じる雲の絶間姫が花道に出てきただけで、会場全体が玉三郎一点に吸い寄せられてしまいます。鳴神上人の海老蔵と絶間姫の玉三郎の色っぽいやりとりは、目が釘付け状態で瞬きすることさえ忘れてしまいます。
 鳴神上人という高僧でさえも、女性の色香に迷い破戒の道に落ちてゆく様。その後、目を醒してからの<荒れ>荒事への変化がもの凄く生きてきます。

 海老蔵、頑張った!と強く印象づける公演です。

 ちょっと気になったのが、坂東竹三郎のところから破門にされた坂東薪車が、市川道行として出演していたことです。これはちょっとなぁ・・・・・・な感じです。





十二月大歌舞伎 夜の部 歌舞伎座
 一 雷神不動北山櫻
 



テーマ : 観劇
ジャンル : 学問・文化・芸術

セイタカアワダチソウ

 


 セイタカアワダチソウが名前の由来のこどく、泡立ったように見えてます。

 正直言って、あまり綺麗とは言えません。

 ススキとの激烈な生存競争を繰り広げていますが、頑張れ「ススキ」と応援したくなります。


セイタカアワダチソウ 





セイタカアワダチソウ2 


 花が咲いている時の写真は、カテゴリーの「セイタカアワダチソウ」で見ることができます。









テーマ : 花・植物
ジャンル : 写真

燃え上がる最後の秋色




 真っ赤に色づいた紅葉は光に透かして見るとより鮮やかな朱色になります。

 紅葉も今週まででしょうか。


紅葉 



 こちらは、びっしりと敷き詰められた黄色い絨毯。
 穏やかな陽射しになってきました。

落ち葉 


 寒さが厳しくなってきました。
 生田緑地や多摩川に出かけるにはウールの帽子が欠かせなくなりました。耳まですっぽり隠くれるようなものが重宝します。


 

テーマ : ある日の風景や景色
ジャンル : 写真

生田緑地全山紅葉




 舛形山から見た多摩丘陵地の紅葉です。
 綺麗に色づきました。


生田緑地紅葉



 東京方面です。ズームして出したことはありますが、肉眼で見るとこんな感じです。
 なかなか遠いですね。
 ここに城を構えた意味がよくわかります。

東京 




テーマ : ある日の風景や景色
ジャンル : 写真

秋に咲く「ホトケノザ」






ホトケノザ



 冬鳥の渡り状況を確認に多摩川河川敷を歩いていたら「ホトケノザ」を見つけました。
 「ホトケノザ」と言えば、春に咲くものとばかり思っていたら、今頃咲くのもあるんですね。
 嬉しくなって近くを探しまわりましたがこれ一つだけでした。
 ちょっと前まで小春日和が続いていたのでうっかり咲いてしまったのでしょうか?
 春先のものに比べて、葉の色も厚みも薄く弱々しい感じですが、これはこれで淡い色合いが印象的です。





テーマ : 花・植物
ジャンル : 写真

ボリショイ・バレエ『ラ・バヤデール』





 今回のボリショイ・バレエには、正直なところ「清水の舞台から飛び降りる」つもりで投資しました(苦笑)。それもザハーロワを観るためにロシアまで行くことを考えるなら安いものと・・・とは言え、やはり痛〜い出費です(泣)。その最後を飾る演目が『ラ・バヤデール』です。期待と興奮の頂点に達したような状態で、上野の東京文化会館へ乗り込みました。


 エカテリーナ・クリサノワがテープカット!
クリサノワ
 「何て!ラッキーなことでしょう!」この日は、東京文化会館がリニューアル・オープンの初日にあたりちょっとしたセレモニーが行われました。嬉しいことに、先日『白鳥の湖』を踊ったエカテリーナ・クリサノワが、飛び入りでテープカットに参加。とっても綺麗でチャーミングな女性です。「わ〜、素敵!」と思わず叫んでしまいそう。開場を待っていたお客さんたちが、一斉にカメラマンと化してしまいました。


 東京文化会館の大ホール内
文化会館 



座席 
 リニューアルされたのは、天井の耐震補強、座席の張り替え、空調設備の更新とか言ってましたが、見た目にはほとんど変化を感じられませんでした。シートは確かに色とりどりで綺麗です。


 『ラ・バヤデール』第3幕「影の王国」のコール・ド・バレエ(プログラムの表紙)
影の王国 

 『ラ・バヤデール』を観るのは初めてです。『白鳥の湖』と比べると、音楽面では全く足元にも及ばないと思います。『白鳥の湖』のような美しく切ない流れるような曲想や象徴的な旋律がある訳ではなく、曲と振り付けとが合っていないと感じるところもありました。しかし、そういったマイナス要素を差し引いても、この作品の持つ物語性や構成、芸術性は素晴らしいものであると認めざるを得ません。

 ニキヤ(寺院の舞姫):スヴェトラーナ・ザハーロワ
 ソロル(戦士、ニキヤの恋人):ウラディスラフ・ラントラートフ
 ガムザッティ(ラジャ(藩主)の娘):マリーヤ・アレクサンドロワ
 奴隷:デニス・ロヂキン
 青銅の仏像:ミハイル・コーチャン

 第1幕:古代インドを舞台にしたエキゾチックな雰囲気。寺院の舞姫ニキヤに言い寄る大僧正をキッパリと突っぱねるニキヤのかっこいい姿。この突っぱねるザハーロワの姿が特に印象深く目に焼き付いています。ニキヤとソロルの二人が人気のない庭で愛を誓い、幸せに包まれたしっとりとした踊りも印象的です。その一方で、ラジャは一人娘ガムザッティの婿としてソロルを迎えようとします。ソロルはニキヤを愛していると、大僧正がラジャに耳打ちするのを聞いたガムザッティが、ニキヤを呼びつけ激しく対立します。

 第2幕:ラジャの宮殿で、ガムザッティとソロルの盛大な婚約式が催されます。ニキヤが祝の踊りを献納しますがそれは、寺院の舞姫という立場の敬虔や純潔さ、大僧正の劣情から身を守る思い、神に仕える身でありながらソロルと恋に落ちたことへの苦悩や悲しみなど複雑な心の内をにじませたものです。その象徴となるような、頭を包み込み嗚咽を抑えるようなザハーロワのポーズが印象的でした。
 ニキヤは花籠を手渡され更に踊りますが、籠の中に仕組まれた毒蛇によって息絶えます。

 第3幕:影の王国。罪悪感と悲しみから逃れようとアヘンを吸い眠りに落ちるソロル。その夢の中にバヤデールたちの幻影(精霊)がひとり、またひとりと岩陰から現れ降りてきます。ゆっくりと前傾したアラベスクから腕を高く振り上げたカンブレを繰り返し、スロープを蛇行しながら下りてきます。(上記写真)。下りながらのこの繰り返しは観ていても難しいだろうなと思う緊張感が漂います。全員が舞台に下り切って、美しいエポールマンで静止した瞬間は圧巻です。息をのむような幻想の世界に浸り、頭がボーッとしています。気がつけば夢の中へ引きずり込まれたようなモノトーンの静寂な世界に引き込まれています。やっぱりチュチュを付けた幻想シーンはバレエで最も美しいと思うところです。
 「影の王国」の群舞は圧巻でした。32人でしょうか?「白鳥の湖」や「ジゼル」の群舞も素晴らしいですが、その量感、重厚感の違いに圧倒されます。これほど美しく見応えのあるコール・ド・バレエは、観たことがありません。息をすることすら忘れてしまいそうな中をニキヤとソロルが踊る場面は、まさに『白鳥の湖』の前半と良く似ています。


 『ラ・バヤデール』は、天賦の才能に恵まれたバレリーナになるために生まれてきたようなザハーロワにとってもってこいの演目です。容姿の美しさ、卓越した技術、ずば抜けたマイムを余すところなく、たっぷりと出し切ることができるものです。これ以上のプリマに出会うことは、もう無いのではないか?と思います。奇跡の存在と言えるでしょう。歌舞伎で言えば、坂東玉三郎のような存在です。

 ザハーロワは、つま先から手の指の先まで神経を行き渡らせ、完璧な技術で柔らかく素晴らしいダンスを魅せてくれますが、さらにマイムの巧さが加わって天才ダンサーのバレエを産み出しているような気がします。バレエでは「マイム」、歌舞伎では「振り」と言い方が違いますが、歌舞伎の玉三郎とザハーロワには共通したものがあるんだなと発見しました。
 この2人は不世出の天才で、こんな素晴らしい人に2人も出会えたことに感謝します。

 今回の舞台を支えるダンサーは、誰もが素晴らしかったです。ソロルのラントラートフは、華のあるダンサーです。虜になる女性客が沢山いるのもうなずけます。アレクサンドロワの気の強いガムザッティは、はまり役と言えます。奴隷役のロヂキンは、「白鳥の湖」でジークフリート王子だったのに、この両極端の役を見事に演じているのが凄かったです。青銅の仏像(どうしても金色の仏像に見えてしまうんですが)、ミハイル・コーチャンの存在感が光ってます。ムドラーを結んだ指のポーズ、全身金色の肉体美が印象的です。
 そして「影の王国」のコール・ド・バレエを踊る32人のダンサーたちに改めて拍手喝采を送りたい気持ちです。

 
 次にザハーロワに会えるのはいつになるのか?
 ボリショイでまたやってくれるかな?

 余韻はいつまでも続きます。。。。







 










テーマ : バレエ
ジャンル : 学問・文化・芸術

渡りの季節





 観劇であちこち劇場巡りをしているうちに、紅葉も見頃から落葉に向かってきてしまいました。
 
 そろそろ渡り鳥の来ている頃なので、多摩川にチェックに出かけてきました。
 (写真は数日前のものです。折角いい天気になってきたのに、天気のいい日は観劇だったりでなかなか青空の中行かれないのが最近の悩みの種です。)

多摩川河川敷の紅葉 


コガモ 
 まだ、数は少ないですが鴨が来ていますね。
 一番多いのは写真の「コガモ」です。50〜60羽ぐらいでしょうか。他にはマガモが数羽、オナガガモが数羽、キンクロハジロらしいもののつがいといったところで、まだまだこれからって感じです。数がまだ少なく岸から遠いので双眼鏡での確認がメインでした。


コサギ 
 「コサギ」が上流から下流へ飛んでいきます。この日は、まとまって飛来する群れがやけに多かったです。



カワウの大群 
 これ全部「カワウ」です。もの凄い数が、上流の方からやってきて登戸の堤防に下りてきました。数回に分けて相次いでやってきたので、この写真の倍以上の数に上ります。どこからやってきたんでしょうか?



 今年はどんな鳥に出会えるか、冬のお楽しみです ♪










 

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

能「道成寺」





 宝生能楽堂で開催された今回の能は、私たちがテーマとしている「道成寺」です。


青葉乃会


 歌舞伎でもおなじみの「道成寺」ですが、能の「道成寺」は、遥かに緊張感があります。
 小鼓とシテの息詰る乱拍子から急の舞、鐘入りへ、そして鐘の中で独力で後シテ(鬼女)へと変身する緊迫感が続く演目です。技術はもちろんのこと体力と気力を必要とする大曲で、若い能楽師の卒業演目とされることが多いです。

 今回は、経験を積んだ円熟期を迎えた能楽師が挑戦しました。舞台生活三十周年記念公演ということでの挑戦です。結論から言えば、この演目は若い能楽師でないと厳しいと思いました。チック症の気が感じられるためなのか?緊張感からくるものか?年齢からくるものか?頭の震えと、揺れが止まらず、乱拍子の最も重要な静止が表現できず残念なものになってしまいました。

 大鼓の亀井忠雄さん(人間国宝)、小鼓の成田達志さん、笛の藤田六郎兵衛さん、狂言師の山本東次郎さん(人間国宝)などシテを支える周りの人たちが素晴らしかっただけに残念でなりません。

 『能』は、歌舞伎以上に年齢や技量、その時の体調に合った演目を選択することが大事であると感じさせられました。世阿弥が書いた「風姿花伝」によれば、年齢に応じた稽古と演目、演じ方があると。やりたい演目と、できる演目は必ずしも一致しないと思います。


 狂言は、いくつか観ると似たり寄ったりのものが多く、笑えなかったりちょっと軽んじていましたが、今回の『蝸牛』は、とても良い作品です。
 蝸牛(カタツムリ)を知らない太郎冠者が主人に頼まれて、カタツムリを探しに薮に分け入っていきます。そこで寝ていた山伏をカタツムリと思い込み、連れて帰ろうとします。山伏は、愚かな冠者をだましてカタツムリに成りすまし同道することにします。たわいない話ですが、ほのぼのとした温かみのある笑いを誘います。観終わった後味が、とってもいいのです。狂言にも色々な作品があります。もっとちゃんと観ないといけないな!と、思い直させてくれる演目でした。

 能の「道成寺」は、とても魅力的で好きな作品です。自分の中に基準となるものを見つけるために、「道成寺」はこれからも出来るだけ観続けたいと思います。


 
第十四回青葉会 宝生能楽堂
  仕舞 西行桜   観世銕之丞
  狂言 蝸牛    シテ 山本則重
           アド 山本則秀
           アド 山本凛太郎
  能  道成寺   シテ 柴田稔
           ワキ 宝生欣哉 
           アイ 山本東次郎 山本則俊 
           大鼓 亀井忠雄
           小鼓 成田達志 
           太鼓 観世元伯 
           笛  藤田六郎兵衛








            



テーマ : 能楽
ジャンル : 学問・文化・芸術

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Author:南十字星
 自然観察と歌舞伎が大好きな夫婦でつくっているブログです。生田緑地と伊豆海洋公園をフィールドにネイチャーフォトを楽しんでます。

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