キツネノマゴ
夏の終わり頃から秋にかけて咲く「キツネノマゴ」は、とりわけ好きな花の一つです。
小さくて愛らしくて、その唇型の花びらの模様が何とも言えず美しい。
誰が名付けたのか「キツネノマゴ」というネーミングも可愛らしくてピッタリです。

日当りの良い道端や草地で良く見かけます。花の大きさは、5〜8㎜程でしょうか。

上唇が白く、下唇が淡紅紫色。名前の由来は諸説ありますが、花穂に沢山の毛が生えている姿が狐の尻尾に見え、下唇の模様が子狐の顔を想像させるなんてのが当たっているような気がします。

開いた唇の奥には蜜があります。下唇の模様に誘われた昆虫が奥に潜り込む時に、背中が上唇に付いている橙色の突起にぶつかります。この突起が雄しべで花粉を背中にくっつけるという仕掛けになってます。昆虫はご褒美に蜜を貰って次から次へ!素晴らしい戦略です。ちなみに、雌しべもこの上唇に付いています。
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平成中村座ニューヨーク凱旋公演!
納涼歌舞伎の第三部は、一幕見席で観た『勢獅子』と『怪談乳房榎』です。
『怪談乳房榎』は、同じ配役ですでに過去2回観ています。それもあって、第三部は観に行かなくてもよいと思っていました。2回観たのに印象が薄いので、事前のチケットは取っていませんでした。しかし、先月ニューヨークでの「平成中村座」公演で上演した凱旋公演だし、しかも大好評だったと聞くとやはり観ないではいられない。さんざん悩んだ挙げ句、千穐楽ギリギリでチケットを購入して、やってきました。

やっぱり観にきて本当に良かった!
中村勘九郎ひとり三役の超早業の早替わりは、まさに目にも止まらぬ早さの神業。三役を演じ分ける見事さは、勘九郎の実力を遺憾なく発揮しています。大詰めの本水を使った場面では、激しい動きとめまぐるしい早替わりが、息をすることを忘れてしまう程の興奮と感動です。前列は、水かぶりの席でビニールシートが配布されてます。今度観る時は、水のかかる席で観たい!と強く思いました。
前2回観たはずなのに、何だったのだろうか?と・・・興奮のあまり、手が痛くなるくらい拍手してました。

アメリカ人には、さぞ受けたことでしょう! その反応をぜひ観てみたかったと思います。
今月2回目の『勢獅子』は、余裕を持って観ることができました。
初っ端、坂東三津五郎の掛け声で会場全体の「一本締め」で始まり、お祭りの華やかな気分がぐ〜っと盛り上がります。歌舞伎座にいる役者さんとお客さん全員の「一本締め」はいいですね ♪
この後、三津五郎と中村橋之助が曽我兄弟の敵討ちの踊りや、体を浮かしたり沈めたりして踊る「ボウフラ踊り」を披露します。ひょうきんなおどけた様子の「ボウフラ踊り」は、会場の笑いを誘います。踊りの奥深さ、面白さが堪能できます。三津五郎の踊りの巧さは、当代随一と思われます。たぶん右に出る者は、いないでしょう。
獅子舞は、頭・前足を坂東巳之助(三津五郎の長男)が、後ろ足を勘九郎が入って踊ります。二人とも踊りが巧いので、素晴らしい獅子舞です。二人の呼吸がピッタリと合って、見事な出来栄えに感心するばかりです。今後、この二人は以前の中村勘三郎と坂東三津五郎コンビのようになっていくのではないかと、とっても楽しみです。
結構良い席で観れたこともあって、素晴らしい舞台を満喫できました。今年も充実した「納涼歌舞伎」でした。
八月納涼歌舞伎 歌舞伎座 第三部
一 勢獅子
二 怪談乳房榎
『たぬき』2回目です
歌舞伎座で開催されている「納涼歌舞伎」の第二部は、坂東三津五郎の『たぬき』が素晴らしくて、再度観に来ちゃいました。
前回は、初日から4日目の舞台を観ましたが、今回は千穐楽間近の舞台です。三津五郎の素晴らしさが際立っていたので、もう一度観たくなったのですが、今回は、勘九郎との呼吸もピッタリ合い、間の取り方が格段に良くなっていました。さらに完成度の高い舞台で、ますますのめり込んで前のめりになり、気がつけば、誰よりも大きな声で笑ってました。
笑いあり!涙あり!の絶品の作品です。勘九郎の長男・七緒八も本当に可愛いくて、ものすごい拍手をもらってました。
同じものを何度観ても楽しめるのが、歌舞伎の凄いところです。時間とお金があれば、月に何回も良い席で観たいものです。

木挽町広場で展示販売されている、青森ねぶた面(おもて)です。歌舞伎ファンはこの面構えと隈取りで「国性爺合戦」の「和唐(藤)内」と分かります。新歌舞伎座1周年を記念する美術工芸品として作成されたそうで、限定50点の受注生産で30万円だそうです ^^;
午年特別結縁と散華
今年は午年です。
観音様の眷属(お使い、従者)である馬にちなんで、全国の巡礼札所で12年に一度の特別ご開帳が一斉に行われています。
私達が平成18年から続けている坂東三十三観音巡礼も道半ば。。。久しぶりに進めてみることにしました。

目指したのは、高崎にある十六番札所「水澤観音」です。『水澤うどん』で有名なところといった方が分かりやすいかと思います。電車で高崎へ行き、バスで1時間。やっぱり、高崎は暑かったです。

これが観音堂です。さすがは午年特別ご開帳。観音様と縁を結ぶ、五色の御手綱が張られています。

ご朱印をいただくと、『午歳結縁(うまどしけちえん)』という特別なご朱印が押されていました。

これも今年特別にいただける「散華(さんげ)」です。『散華』とは、仏様を供養するために花の代わりに撒かれるもので、落慶法要や入仏開眼など特別な法要の際に撒かれるようです。この『散華』だけを集めた美術館があるほどコレクターも多いようです。
坂東札所もいよいよ難所だけが残ってきました。交通機関を利用しても、なお相当歩かなければならない場所ばかりです。午年特別巡礼の期間に、一つでも二つでも進めたいものです。
夜に花咲く、カラスウリの花
真夏の夜の楽しみの一つは、「カラスウリ」の開花です!
今年もチャレンジしてみました。
幻想的な真っ白い花は、日暮れから徐々に開き始め19時半頃に開ききります。

カラスウリは自宅から1分程のところで見ることができます。昼間に見定めておいたところで見事に開花していました。この花は雌花です。花の中央に柱頭が見え、根元の方に、将来実になる子房の膨らみが見えます。場所が近いので、サンダル突っかけで無防備に撮影に出かけたら、7ヵ所も蚊に刺されてしまいました ^^;

これは、蕾です。この状態では、まだ開花までは数日かかりそうです。

こちらは、開花後の萎んだ状態です。1日花なので、夜咲いて朝にはこんな感じになってしまいます。こちらは雄花です。

雌花の子房が大きくなると、こんな実に育ってきます。

秋には、赤く色づきます。この状態のカラスウリは見慣れた人が多いのではないでしょうか。この赤い実の時に場所を見定めておくと翌年、開花を見る楽しみに繋がります。
盗人萩(ヌスビトハギ)の花

過去に何度か種子を紹介したことのある「ヌスビトハギ(盗人萩)」の花を撮ることが出来ました。大きさ3㎜程でしょうか、あまりに小さ過ぎていままで気づきませんでした。盗人萩の名前にしては、綺麗な花です。

秋になるとこんな形の種子ができます。「笑ゥせぇるすまん」の「喪黒福造」の目と私達は呼んでいます。種子の形が盗人の足跡に似てるとか、知らない間に服にくっつくのが盗人っぽいとか言われています。秋の撮影では帰りに必ず服にいくつかくっついていてなかなか取れない厄介な喪黒君です。
萩が咲き始めました

まだまだ続く猛暑の中、久しぶりに生田緑地に行ってみました。
まだまだ、まだまだ暑いです。汗だくで目にも汗が流れこんできて、ファインダーを覗くのも大変でした。こんな暑い時に来たんだから何か季節の変化を感じられるようなものは発見できないかな〜と思って歩いていたら、「秋の七草」の一つ、萩が咲き始めていました。
秋の草と書いて「萩」。秋は、確実に来ているという証です。
谷崎潤一郎作の納涼歌舞伎は?
今月歌舞伎座で開催されている「納涼歌舞伎」の第一部は、谷崎純一郎の『恐怖時代』がメインです。

第一部は、午前11時開演ですが、ちょっと涼しげに夜の写真を!

谷崎潤一郎の耽美主義を遺憾なく発揮した作品です。とは言うものの内容が、悪魔主義的なため発売禁止になったという曰く付きのもの。元芸者であったお銀(中村扇雀)が、大名の側室となり自分の産んだ男子を家督に据えようと、お家乗っ取りを企んで、邪魔者を次々と抹殺してしまうという恐ろしいお話です。
上演時間が、2時間7分という長時間の演目ものを後半ではなく先にもってくるのは珍しいこと。不思議に思いながら観ていると、その理由がわかりました。出演者のひとりを除いて、全てが死んでしまうお芝居。しかも、血が飛び散り舞台も衣装も血で染まり、血みどろの幕切れが後味の悪さとともに残ります。こういう歌舞伎も珍しい。発売禁止になった訳も、演目を最後にもってこなかった訳も合点がいきました。谷崎の官能的で、退廃的な世界を歌舞伎で表現すると、ちょっとグロテスクで血なまぐさいものになりました。
この作品の評価はコメントしにくいですが、こういう演目もあるという歌舞伎の懐の深さは感じます。
中村扇雀の頑張り、勘九郎の面白さが光ってました。

天の王者である龍(中村獅童)と、地の覇者である虎(坂東巳之助)が、互いに争う様を舞踊に仕立てています。力量伯仲する両者が、それぞれ舞踊の技を魅せあうところが見所です。
また、踊っている途中、衣装が何回か替わりますが、化粧も白塗り → 隈取り → 白塗りと変化します。最後、隈取りから白塗りに替わるのは、衣装を替えながら舞台上で行います。思わず「エッ〜!」と声が出てしまいました。早業で顔を塗り替えたのには、ビックリです。
後半は、連獅子のような踊りです。石橋物も色々あるなぁ〜と、思いました。
「龍虎」は20分程の舞踊です。幕切れが「恐怖時代」ではなく、舞踊で終わったのでホッとしました。
やっと見つけました!「逆さ鳳凰丸」

歌舞伎座の瓦屋根の一つが、「逆さ鳳凰」になっているという話は新歌舞伎座開場以来あり、何度か探したのですが見つけられませんでした。今回、やっと発見できました!
逆さ鳳凰というので、上下が逆さまだとばかり思っていたのが見つけられなかった原因です。顔の向きが違うとは思いませんでした。
「逆さ鳳凰」見つけると幸せになれる、特に良縁に恵まれるそうです。歌舞伎座5階から下る五右衛門階段左手に見えます。歌舞伎を観なくても、5階の空中庭園と歌舞伎座ギャラリーへは無料で入れます。機会があったら「逆さ鳳凰」を探してみてください。
フェスタサマーミューザ KAWASAKI 2014
最も暑い時期、避暑地に行かれなくても「フェスタサマーミューザ」に行くのが恒例になっています。
涼しいコンサート会場で、クラッシック音楽を聴くのは至福の時間です。

昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワの会場風景

今回のサマーミューザは、東京交響楽団による三大シンフォニーを選択しました。誰もが子供の頃から馴染んでいる「未完成」「運命」「新世界より」。三つ同時に聴けるのはとても幸せな感じがします。
最初の曲、シューベルト『未完成』は、涼しい会場で心地よい音楽がすっかり子守唄状態になってしまい、ぐっすり寝込んでしまいました - -;(南十字星妻)。寝不足の続いている真夏のコンサートならではです。
次の曲はベートーヴェンの『運命』。私達の好みは、フルトヴェングラーの指揮のように冒頭から畳み掛けるような勢いのある「運命」です。今回の円光寺雅彦氏指揮のものは、第四楽章が珠玉でした。この第四楽章の勢いで、第一楽章冒頭の「ダダダダーン!」を始めてもらいたかったです。「運命」はスタートが肝心です。ちょっとおとなしめの第一楽章でした。
ドヴォルザーク『新世界より』は、演奏も良かったのかもしれませんが、本当に素晴らしい曲であるとしみじみ感じました。第1楽章から第4楽章まで、どの部分をとっても郷愁を誘う、心に染みる音色です。
第2楽章の主部の旋律は、『家路』(遠き山に日は落ちて)として有名です。懐かしい子供の頃の思い出が、よみがえってきます。ドヴォルザークが、アメリカに渡って祖国ボヘミア地方(現在のチェコ)への故郷の思いを綴った音楽とされているのが頷けます。
今回の三大交響曲を一度に聴けるコンサートは、とっても素敵でした。
やってきました! 納涼歌舞伎!
熱帯夜の続く酷暑の中、歌舞伎座では恒例の納涼歌舞伎が開催されています。
毎年、故中村勘三郎が中心となった中村座率いる「納涼歌舞伎」を楽しみにしていました。坂東三津五郎も復帰して、今年の納涼歌舞伎は、どんなものを魅せてくれるか?楽しみです。


納涼歌舞伎は、三部制です。それぞれ二つの演目で、上演時間も短く暑さを凌ぎつつ、笑ったり、ぞくっとしてみたりと夏にふさわしい演目が選ばれます。
今回第二部の見物は『たぬき』です。大佛次郎作・演出による新作歌舞伎は、昭和28年7月に初演されました。
江戸深川の火葬場で、急死した柏屋金兵衛(三津五郎)の葬儀が営まれてます。葬式も終わり日もすっかり暮れた頃、死んだはずの金兵衛が生き返り、全く別人として新しい人生を歩み始めますが・・・。人間の心理を描いた皮肉の効いた喜劇です。三津五郎が10年前に金兵衛役で上演されてから、実に10年振りです。太鼓持・蝶作を中村勘九郎(10年前は勘三郎)が、演じています。
さすがは三津五郎、素晴らしい出来映えです。ただ、病み上がりのためか? 盟友・勘三郎を失った寂しさか? ちょっと、生彩の欠ける感じがあったのが気になりました。
それに引き換え、勘九郎は笑わせどころの言い方、間の取り方が勘三郎にそっくりで、声も良く似ているので、勘三郎が舞台に立っているように思えます。どこか吹っ切れて、突き抜けた勘九郎がそこにはいました。息子の七緒八も、台詞あり?の出演で舞台を多いに盛り上げてます。
一幕見席のチケット

第三部のメイン演目『怪談乳房榎』は、何度も観ているのでチケットを購入しませんでした。ただ、もう一つの演目『勢獅子』が気になっていたので、第二部の公演終了後、一目散に「一幕見席券売場」へと向かいました。90番までは座席がありますが、91〜150番までは立ち見です。

一幕見席は、結構いっぱいです。椅子席2列とその後ろの立ち見席、そのまた後ろのお立ち台席にもお客さんがいます。とっても国際色豊かで、アジア系、欧米系と色々な言語が飛び交っています。お客さんの半分以上が、外国人といった感じです。

華やかな江戸の大祭の風情を魅せる、歌舞伎舞踊の一つです。中村座は、昨年4月杮茸落公演で上演された十八世中村勘三郎に捧ぐ『お祭り』といい、お祭りを題材にした舞踊のバージョンをいくつも持っています。
お神酒所に鳶頭や芸者たちが勢揃いして、ほろ酔い気分で踊りを披露します。特に、獅子舞はこの演目の最大の見所で、ひとりが獅子頭を被って前足、もうひとりが後ろ足となって二人が呼吸を合わせて踊る様は圧巻です。そして、最後にこの獅子舞の二人が顔を見せると、獅子頭は坂東巳之助が、後ろ足は中村勘九郎でした。獅子舞も凄いけれど踊りも上手いし、誰か?誰か?と観ていると・・・なるほど納得の役者です! あっぱれ、中村屋! あっぱれ、大和屋!
実に、楽しい舞台でした。『たぬき』は、一回だけではもったいない。もう一度観ることにしちゃいました。
八月納涼歌舞伎 歌舞伎座 第二部
一 信州川中島合戦 輝虎配膳
二 たぬき
八月納涼歌舞伎 歌舞伎座 第三部 一幕見
一 勢獅子
オオシオカラトンボの産卵
トンボの産卵をどうしても撮ってみたくてチャレンジしてみました。
ピンが甘いのはご愛嬌ということで!

「オオシオカラトンボの雌」がホバリングしています。トンボは飛ぶときに足を折り畳んでいるんですね、ちょっと手のように見えるのが面白いです。この後、何度か水面にお尻をつけて産卵します。

産卵の瞬間です。横から撮れたら良かったのですが、なかなか上手くいきません。「打水産卵」といいます。このとき、雄は上空で警戒監視をしています。この写真をよく見ると、ヤゴからトンボへ羽化した後の抜け殻が2カ所にありますが、分かりますか?上部中央と左斜め上です。

カワセミが珍しいところにちょこんと留っていました。この後、魚を取りに水面にダイブします。この日は120㎜という中途半端なレンズしか持っていなかったのでこんな感じです。望遠レンズを持ち歩かない時に限って、カワセミは現れます ^^;
タマアジサイ
もの凄い暑さですね。
今年もまた猛暑がやってキター!って感じです。
それでも、生田緑地周辺は緑が濃いので東京より2℃程低いのは助かります。
陽射しが強い日中は、スポーツジムのプールでひと泳ぎ。心地よい疲労感とさっぱり感で、夜もぐっすりです。

梅雨の始まりに咲く「ガクアジサイ」や「セイヨウアジサイ」とは一線を画し、この真夏の盛りに咲くアジサイが「タマアジサイ」です。梅雨に咲くアジサイよりちょっと色合いが地味で、生田緑地でも奥の池周辺や谷戸にひっそりと咲いています。タマアジサイという名のごとく、蕾が直径5〜6cmもある大きな蕾で、この蕾の頃の方が目立つかもしれません。
盛夏の時期は以外と花が少ないので、貴重な開花です。
美しい色彩美の競演
梅雨の時期に書き、そのままになっていた記事ですが、綺麗な色彩を集めたものだったのでそのままアップします。
-------- 以下、当時書いたままなのでちょっと季節が外れています ---------
梅雨に入ると、生田緑地の探索もいつもより少しマクロな視点から被写体を探し歩きます。花は紫陽花以外は、これといったものはありません。なので、見る場所が葉の裏側や植物の茎などになり、繁殖行動中の昆虫をよく見かけるようになります。運がいいと、こんな綺麗な昆虫達に出逢えます。

「ラミーカミキリ」。黒白模様の身体にブルーのアクセントがお洒落です。翅の模様もなかなか個性的でファッショナブルなカミキリですね。

「ベニカミキリ」。目にも鮮やかな赤に黒い斑点と、これまたお洒落です。こちらを気にしながら、もの凄い速度で移動しています。

生田緑地名物の「シュレーゲルアオガエル」。日本の固有種です。声はすれども姿が見えずで、なかなかお目にかかれません。

「ベニシジミ」。晴れた日には、ベニシジミによく出逢います。近づいてもほとんど逃げないので、蝶の撮影練習にはもってこいです。なかなかのモデルぶりで、花の上で少しずつ何回転もしてくれます。
すべて同じ日に出逢った昆虫達です。生田緑地探索も日によって当たり外れが大きいです。
昆虫は嫌いな方が多いですが、こんな風に見てみると綺麗だと思いませんか?
デザインの参考にしたい、色彩美です!
リネンバード
楽しみにしていた二子玉川「リネンバード」のSALEが始まりました。
この日を待ちわびていたので、今年も初日に出かけてきました。
毎年夏は4日間と短い期間なのでスタートダッシュが肝要です。

さすがに初日だけあって、狭い店内は一杯です。リネンの生地はとても高価なので、20%〜50%0FFで生地が買えるSALEはとても貴重です。

こんな素敵なカーテンタッセルもあります。我が家には洋間がなくカーテンがないので残念!洋間があればリネンのカーテンにこんなタッセルを付けたいですね。

この日の収穫は三点です。綺麗に染まったネイビーの生地はとても柔らかく綺麗な色合いです。生成りのリネンも好きですけど、染めものもいい感じです。3mを50%OFFで購入できました ♪ 下の水玉模様は、枕カバーです。枕カバーは、展示用のサンプル品だったので、なんと1500円で購入できました。

「LIBECO」の女性用ナイトウェア上下です。色は柔らかいパール色のオイスターホワイト。襟元からポケット、袖や裾まで丁寧にパイピングされています。8分丈パンツのカットラインがとても上品で綺麗です。目立たないところにほんの小さな染め染みがある訳あり品のため50%OFFでした。「LIBECO」のナイトウェアを半額で購入できたのはとてもラッキーです。ハワイでのナイトウェア用として購入しました。
リネンの生地は高価ですが、丈夫で使い込む程に滑らかになるので長く使うものです。せっせとSALEの度に生地を買い求めています。後は、その生地を上手に仕立てる技術をマスターするだけ!修行の日々は続きます ^^;
ミュージカル『ミス・サイゴン』
久しぶりのミュージカル観劇に、ちょっと期待しています。
演目は、帝劇で上演中の『ミス・サイゴン』です。

実物大のヘリコプターが降り立つ迫力のシーン

ミス・サイゴンの主役、キム役は「知念里奈」を選びました。

この舞台のキーパーソンとなるエンジニア役は「市村正親」を選んだのですが、胃がん治療のため降板してしまいました。

このミュージカルは、ストーリーもしっかりしていて、舞台演出も工夫が凝らされ迫力もあり、とっても楽しむことができました。
ただ残念なのが、本田美奈子が生きているうちに観れば良かった!ということと、市村さんが降板してしまったことです。 市村さんは、「劇団四季」時代からのファンで、『オペラ座の怪人』は特に素晴らしく何度も観に行ったことがあります。その印象が強烈に残っていて、その残像を追っているのかもしれません。久しぶりに市村さんに会えることを楽しみにしていましたが、早期胃がんが発見されたのでは仕方ないです。一日も早い復帰を心から願っています。
本田美奈子は、友人から素晴らしいから『ミス・サイゴン』を観てみてと言われてました。なかなか行けずに、当たり役のオリジナル版を見逃してしまったことは、返す返すも悔やまれます。どんな舞台も観るべき旬の時があると思いました。
今回の舞台を観ながら、それぞれの役を本田美奈子だったら・・・、市村正親だったら・・・と、想像しながら観てしまいました。その出来栄えが想像できる分、残念さも大きいのかもしれません。
知念里奈のキムも良かったけど。。。
笹本玲奈のキムも素晴らしいとは思うけど。。。
『ミス・サイゴン』のキムは、本田美奈子のためにあったと確信できました。
時に想像の翼は、ちょっと酷な寂しい思いを伴うものです。
何事も、行きたい時に、行ける時に機を逃さず行くことが重要です。「思い立ったが吉日」って、大事なことです。