満願!
いよいよ稲毛三十三カ所巡礼の最後、別格扱いの「よみうりランド聖地公園」に行ってきました。
12年に一度の巡礼期間中は、巡礼者はよみうりランド入場料が無料になりますとは聞いていたものの、着いてみるとどこにも張り紙や案内はなし。恐る恐る入り口ゲートで御朱印帳を見せながら「聖地公園に巡礼です」というと、スッと入れました。
遊園地である「よみうりランド」の中に、聖地公園という全く別の空間が存在するのには驚きます。なぜここに?きっと曰く因縁があるとは思いますが、それは別の機会に調べてみることとします。

立派なパコダ様式の釈迦如来殿があります。

釈迦如来殿内の中央にガラスドームがあります。中には小さな鐘が二つ。左が仏舎利、右は御聖髪が入っています。セイロン国政府(現スリランカ)とパキスタン国政府(現バングラデシュ)から贈られたものだそうです。仏舎利は、全国でいくつかの寺院にあるのを知っていますが、御聖髪というのは初めて聞きました。

国の重要文化財に指定されている妙見菩薩像が安置されているお堂です。左手に鉾を持ち、右手がピースしているような立派な妙見菩薩像です。

この案内板の後ろが、国の重要文化財に指定されている聖観世音菩薩像が安置されている観音堂です。とっても色っぽい腰つきをした一本彫の立像でした。最後の巡礼地なので、12年後に再び会えることを祈年しつつ満願達成です。

聖地公園内には多宝塔もあります。真上を京王よみうりランド駅に向かうゴンドラが通っているのがなんともいえません。

聖地公園内には、清々しい新緑の紅葉が茂っていました。秋には燃えるような紅葉になると思いますが、その時には、ゴンドラから見るしか方法がありません。
地元とはいえ、電車やバスを駆使しても5日間かかりました。いくつもの峠を越えて上ったり下りたりまた上ったり。。。生涯に3巡するといいとお坊さんに伺いました。次は12年後。さらにその12年後となるとどこまで歩けることやら ^^; もっと若い時に知っていたらとしみじみ思う満願の日です。
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