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今が盛りの「ツツジ」と「オランダガラシ」




 ゴールデンウィーク直前が一番美しいツツジの花。
 赤、白、紫など色々なカラーがあり、総称してツツジと言っていますが、やはりそれぞれに名前があります。ちょっと個別に撮影してみました。


ヒノデキリシマ
 目にも鮮やかな紫色の「ヒノデキリシマ」



ヒラドツツジ 
 白に紅色の斑点が刺激的な「ヒラドツツジ」


オオムラサキツツジ 
 淡い紫色で上品なツツジですが、同定出来ていません。「オオムラサキツツジ」にしては色が薄く小さい気もしますし、葉も少し違う感じがします。雄しべは7本。園芸品種だと思うのですが。。。ツツジも難しいです。





 丘陵地がツツジで満開なこの時期は、水辺ではこんな小さな花が咲き誇っています。自宅近くの小川には水面が見えないほど群生しています。繁殖力が強く、みるみるうちに川面が覆われてしまいます。
 

オランダガラシ 
 「オランダガラシ」という名前ですが馴染みがないので、フランス語の「クレソン」と言った方が分かりやすいです。レストランでは肉料理の付け合わせに必ずついてくるアレです。



 春の草花も終わりに近く、初夏の花達がそろそろ咲き始めました。ツバメも大群で飛び回り始め、もうまもなくすると菖蒲と紫陽花が咲きはじめ梅雨を迎えます。
 桜が咲き終わると季節があっという間に通り過ぎていきます。









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満願!




 いよいよ稲毛三十三カ所巡礼の最後、別格扱いの「よみうりランド聖地公園」に行ってきました。
 12年に一度の巡礼期間中は、巡礼者はよみうりランド入場料が無料になりますとは聞いていたものの、着いてみるとどこにも張り紙や案内はなし。恐る恐る入り口ゲートで御朱印帳を見せながら「聖地公園に巡礼です」というと、スッと入れました。
 遊園地である「よみうりランド」の中に、聖地公園という全く別の空間が存在するのには驚きます。なぜここに?きっと曰く因縁があるとは思いますが、それは別の機会に調べてみることとします。


釈迦如来殿
 立派なパコダ様式の釈迦如来殿があります。



仏舎利と御聖髪 
 釈迦如来殿内の中央にガラスドームがあります。中には小さな鐘が二つ。左が仏舎利、右は御聖髪が入っています。セイロン国政府(現スリランカ)とパキスタン国政府(現バングラデシュ)から贈られたものだそうです。仏舎利は、全国でいくつかの寺院にあるのを知っていますが、御聖髪というのは初めて聞きました。



妙見菩薩 
 国の重要文化財に指定されている妙見菩薩像が安置されているお堂です。左手に鉾を持ち、右手がピースしているような立派な妙見菩薩像です。


聖観世音菩薩 
 この案内板の後ろが、国の重要文化財に指定されている聖観世音菩薩像が安置されている観音堂です。とっても色っぽい腰つきをした一本彫の立像でした。最後の巡礼地なので、12年後に再び会えることを祈年しつつ満願達成です。


多宝塔とゴンドラ 
 聖地公園内には多宝塔もあります。真上を京王よみうりランド駅に向かうゴンドラが通っているのがなんともいえません。



清々しい新緑の紅葉 
 聖地公園内には、清々しい新緑の紅葉が茂っていました。秋には燃えるような紅葉になると思いますが、その時には、ゴンドラから見るしか方法がありません。


 地元とはいえ、電車やバスを駆使しても5日間かかりました。いくつもの峠を越えて上ったり下りたりまた上ったり。。。生涯に3巡するといいとお坊さんに伺いました。次は12年後。さらにその12年後となるとどこまで歩けることやら ^^; もっと若い時に知っていたらとしみじみ思う満願の日です。




十二年に一度の御開帳



 生田緑地周辺の川崎市北部では、十二年に一度、午年に御開帳になる《準西國稲毛三十三観音霊場》というのがあります。歴史は古く、260年前に御開扉されてから今回は22回目です。
 開帳期間が4月12日〜4月30日ととっても短く、大慌てで巡礼に行ってきました。

 今週は、この巡礼で毎日歩き回っていたためクタクタで、ブログを書く暇がありませんでした。
 昨日、やっと三十三カ所回りきることができ、残すところは三十三所とは別格の、よみうりランド内にある聖地公園の観音堂だけです。



観音様に繋がるご縁
 手前にある回向柱から、観音堂に五色の綱が延びています。この綱が観音様の指と繋がっていて「善の綱」といいます。この綱に触れることによって観音様と縁が結ばれるというありがたい綱です。



五重塔 
 川崎市北部は、山あり谷ありの丘陵地です。何度も山坂を越え、辿り着くとこんな大きな五重塔があったりします。地元とはいえ、改めて多摩丘陵を回るのは大変だなと思いました。


道祖神 
 巡礼の道筋には、道祖神も多いです。稲毛の三十三観音があったり、大山詣での大山街道があったりと巡礼ルートが多いので、道祖神もそこここで見かけます。


藤棚 
 どこのお寺も季節の花々が満開で奇麗でした。藤棚や。。。


シャクナゲ 
 シャクナゲ。。。




ドウダンツツジ 
 ドウダンツツジ。。。




鯉のぼり 
 立派な鯉のぼりもこの時期ならではです。歩くにはいい季節ですね。



 巡礼では、お茶やお菓子、手づくりの筍煮をふるまわれたりと、たくさんのお接待を受けました。大勢の人の優しさと労いに触れ、巡礼はいいものだなとほっこりします。

 いよいよ最後の一つを巡って満願です。今日明日は疲れた体を休め、週明けにもう一踏ん張りしてきます。














春は紫




 4月も半ばまでくると、林の縁を丹念に探し歩くスミレなどと違い、買い物がてら歩く道筋でもそこここで花が開き始めました。やっぱり春はいいですね〜。
 春はいいのですが、花粉症の人には大変です。アレルギー体質の南十字星夫は、目の痒みから始まった春シーズンスタートから鼻水、咳と移行し今は乾燥による肌の痒みに悩まされてます。
 それでも外は気持ちが良く、ウグイスは例年より張りのある大きな声でさえずっているのが家の中まで聞こえてきます。


「ムラサキケマン群生」
ムラサキケマン群生
 生田緑地周辺は、ムラサキケマンがほんとうに多いんです。今の時期は、あちこちで大きな群生が見られます。


「キランソウ」
キランソウ 
 スミレを探していると、よく間違える「キランソウ」です。よく見れば違うのは明らかなんですが、最初の頃はよく間違えました。



「カキドオシ」
カキドオシ 
 こちらもスミレ探しのついでによく見かける「カキドオシ」です。春は紫の花が多いですね。初夏になると主張の強い花が多くなりますが、今の時期は小さくて可憐な花が多い気がします。







衝撃のスワンレイクが、またやってきます!

 




 このポースターを見てどんな感想を持ちますか?

マッシュボーン「白鳥の湖」 


 こちらでは如何ですか?
 なんだろう?と少しでも興味を持った方は、是非観に行ってください!

ポスター 

 これは、演出家マッシュボーンによる「白鳥の湖」です。
 バレエの古典として有名な「白鳥の湖」は可憐なバレリーナ(女性ダンサー)が演じるオデット(白鳥)とオディール(黒鳥)がメインで、優雅な美しさを究極まで追求した作品ですが、このマッシュボーン版は、同じ音楽を使いながらスワンを男性が演じる力強くも美しい作品になっています。
 初演時に観ましたが、素晴らしい「白鳥の湖」です! もしこのポスターを見て少しでも興味を持たれた方がいたら、強く薦めたい衝撃の作品です。
 「白鳥の湖」を観たことなくても大丈夫です。舞台を観る機会がなかった方も、是非この作品をきっかけにして舞台の素晴らしさを味わっていただけたらと思い、紹介することにしました。

 初演時のザ・スワンは英国ロイヤル・バレエ団のアダム・クーパー。この作品に出てから有名になったほどの当たり役でした。今回は、アメリカン・バレエ・シアターのマルセロ・ゴメスが出演します。ポスターの写真を見てるだけでもどんなスワンを魅せてくれるのかワクワクします。

 一般発売は、4月20日とのことですが、もう先行発売が開始されています。私達はもうチケットを入手しました。一般発売後すぐに完売する人気作品なので、観たい方は早めの入手が肝心です。


 一押しの感動作品のご紹介でした。





藤十郎一世一代の「曾根崎心中」




 3月に引き続いて、歌舞伎座では「鳳凰祭」大歌舞伎が開催されています。
 4月の昼の部は、何と言っても坂田藤十郎の「曾根崎心中」が一番の見所です。「一世一代」の言葉に色々な思いを託し、昼の部の歌舞伎に行ってきました。


鳳凰祭の歌舞伎座 
 



 地下の木挽町広場に「くまモン」が・・・
くまモン 
 木挽町広場は、毎月必ず新しいものを見つけることができます。
 今回は、等身大の「くまモン」がこんな姿で飾られていました。歌舞伎座限定のくまモン商品も並べられ、歌舞伎座進出も果たした模様です。「すごいな〜、くまモン!」





一世一代 
 歌舞伎の「曾根崎心中」は、近松門左衛門の原作をもとに宇野信夫の脚色で復活したものです。
 藤十郎は、初演以来お初を1300回以上勤めるあたり役です。この役を演じるのも最後となるのか? 徳兵衛役の翫雀(藤十郎の長男)とのコンビも最後となるのか?と考えると感慨深いものがあります。このコンビの「曾根崎心中」を観るのもこれで、3回目か4回目になります。お初役は、藤十郎をおいて他にできる役者はいません。徳兵衛役の翫雀も、来年1月「鴈治郎」を襲名したら、もうこの役はやらないのでは?と、思います。ラストチャンスと考えると、もう一度観ておきたいような気もしてきます。

 今月の演目「壽靭猿(ことぶきうつぼざる)」で、坂東三津五郎が復帰を果たしました。昨年来膵臓がんで闘病生活を送っていた三津五郎が、舞台に戻ってきてくれたことは、本当に嬉しい限りです。
 特に、昨年8月の納涼歌舞伎「髪結新三」は素晴らしい舞台で、第21回読売演劇大賞で最優秀男優賞を受賞しています。今の歌舞伎界になくてはならない存在の一人です。踊りの名手であり、亡き中村勘三郎の遺志を最も強く受け継ぐものとして、これからも頑張っていってほしい役者です。




鳳凰祭四月大歌舞伎 昼の部
 一 壽春鳳凰祭
 二 鎌倉三代記
 三 壽靭猿
 四 曾根崎心中 









バッハ・コレギウム・ジャパンの「マタイ受難曲」



 今年初めてのミューザシンフォニーホール。
 川崎駅周辺は、もの凄い人出です。人・人・人だらけで、いつから川崎駅はこんなに人が集まるようになったのか?ビックリしました。

ミューザ入口 




マタイポスター 
 演奏曲は「マタイ受難曲」。バッハを演奏するために設立された「バッハ・コレギウム・ジャパン」との久しぶりの再会です。
 「マタイ受難曲」と「バッハ・コレギウム・ジャパン」との付き合いは長く、もうかれこれ四半世紀になるでしょうか。音楽の恩師である、K音楽大学のI教授がバッハ研究の第一人者であったため、「コレギウム・ジャパン」の設立直後からコンサートに連れて行かれました ^^;
 I教授との出会いがなければ、たぶん一生「マタイ受難曲」聴くことはなかっただろうと思います。
 それ以来、南の島を旅する時のお供は、いつも「マタイ受難曲」と「無伴奏チェロ組曲」。もう暗記するほど聴いているので、この2つを聴いていると南国の空と海を思い浮かべるほどです。


P席 
 本当は、4月はハワイにいる予定だったのを変更したため、先日の大阪京都や今回のミューザは、急遽の調整。当然ながら空席も少なかったため、4階よりはいいかと思い、あまり使わないP席にしました。P席とは、ホール裏側にある席のことで、指揮を勉強する人にはうってつけの座席ですが、音はやはり裏側なのでこもった感じになってしまいます。安いのと近いのが取り柄ですね。


パイプオルガン 
 P席最後列からは、パイプオルガンもご覧のとおり。音が鳴ったときにはビックリしました。



 「マタイ受難曲」とは、新約聖書の冒頭にある四つの福音書のうち「マタイ福音書」に音楽を付したものです。私達はキリスト教信者ではありませんが、このキリスト教の信仰の核心部分である「神の子イエスの贖罪死」を扱った「受難曲」を聴いているだけで感動と安らぎを与えてくれる音楽の力と、バッハの偉大さに感銘します。

 「マタイ受難曲」には、1958年の録音ながら、いまだにこれに並び得るものがないと思っている名演「リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団・合唱団」のCDがあります。私達もずっとこの録音を聴き続けてきました。
 バッハ・コレギウム・ジャパンの昨日の演奏は、少年合唱団が天使の歌声で合唱する「受難コラール」をパイプオルガンに変えて演奏したため、その部分はやや違和感がありましたが、最終合唱「私たちは涙を流しながらひざまずき」へ向けて素晴らしいコラールやアリア、ソロを聴かせてくれました。

 「マタイ受難曲」は、受難曲という名から親しみにくいものに感じられますが、全68曲(リヒターの旧版全集では全78曲)、約3時間にも及ぶ長大な曲の随所に聴きどころがあり、親しみやすい主旋律「受難のコラール」が全編にわたって顔をだしながら最終合唱で結実するという素晴らしい構成となっています。一人の作曲家から生み出されたとは思えないほどの奇跡の曲を是非一度聴いてみてください。





海老さまの「光源氏」は。。。



 大阪•京都弾丸ツアーの最終日3日目は、大阪難波から京都へ移動です。
 朝食前NHKニュースで「仁和寺の御室桜」を中継していました。京都は、あちこちで桜の見頃を迎えています。午後の歌舞伎だけ観るのは、ちょっともったいないなと思い、朝食後できるだけ早くチェックアウトして、京都に向かいました。


「仁和寺の御室桜」
御室桜 
 樹高の低い「御室桜」が、咲き乱れています。ソメイヨシノと違い目の前に桜が咲いているようで珍しいです。



御室桜アップ 
 白くて大きめの花弁、香り高い花です。仁和寺は「ソメイヨシノ」が終わりを迎え、遅咲きの「御室桜」が見頃でした。風が吹くと「ソメイヨシノ」の桜吹雪がハラハラと舞い、満開の「御室桜」のほのかに甘い芳香が夢の世界をさまよっているようです。




桜と五重塔 
 「御室桜」越しに見える「仁和寺の五重塔」は、一服の絵を思わせます。
 にわかカメラマンが、撮影ポイントにずら〜りと並び、最高の花見日和です。こんな時に限って、手元のカメラはブログ用に持ち歩いている最安のコンデジ・・・。薄曇りの天気では、まったく色が出ませんね。



う 
 京都の楽しみ方はいくつもありますが、その一つが「鰻屋さん巡り」です。
 今回は、京都四条「南座」の並びの「鰻屋」を目指していたのですが、あいにく定休日にあたってしまい、こちらに来ました。前回、休みで入れなかった店なので、期待が増します。



 「鰻丼」
鰻丼 
 甘すぎず、辛すぎないタレが絶妙。ふっくらと焼き上げた鰻は、たっぷり3枚。ご飯の量もしっかりあります。浅漬けのお新香、上品な肝吸いと質、量ともに大満足です。今まで食べた「鰻の蒲焼」の中で、ベスト3に入る美味しさです。




「源氏物語」
源氏物語 
 午後4時。いよいよ平安の世界へ!市川海老蔵は、「源氏物語」をオペラのカウンターテナー、能楽師、歌舞伎、生け花を取り入れた新しい趣向で、表現して魅せました。




 京都四条「南座」の会場内
南座 

 海老蔵を間近で観たくて、一等席の花道際を取りました。いつもは、天井近くの3階席です。3階席がこんなに遠くに見える、すごく良い席をとったのに、な・な・なんと・・・海老蔵は、1度も花道を通りません。最初、花道に明かりが灯り期待でドキドキしながら振り向くと、オペラ歌手が出てくるではありませんか!?がっかりを通り越して、怒りすら感じました。 その後花道を出てくるのは、片岡孝太郎だったり、能楽師だったり・・・結局、海老蔵は、すっぽんを出たり入ったりで、花道を使うことはなく間近で観る機会を得られずに終わってしまった(泣)。

 舞台としては、良いとも悪いともどちらとも言い切れないものでした。能とのコラボレーションは、成功と言えますが、オペラ歌手との演出意図がちょっと(?)わからないと思えることが多く、生け花の演出はさすがに不要では?と思います。

 ただ、新しいことに挑戦するその姿勢は、あっぱれと感じるものが沢山あります。特に、六条御息所が夕顔に対し、深い嫉妬の心から生霊となって憑り殺してしまう場面を、能の前シテと後シテを同時に登場させ蝋燭能の形式で魅せるあたりの演出は海老蔵の美意識を高く評価したいところです。


 花道の近くを、通ってくれなかったことが残念で、評価が辛くなったわけではありませんので、一応付け加えておきますが、海老さまにはこれからも頑張ってほしいと願っています。


 

 終演は19時10分。20時05分の「のぞみ」になんとか飛び乗り帰宅です。今回は急遽の仕立てだったので仕方なしですが、次回からは、もっとゆっくりしようと誓った帰りの新幹線の車中でした。








 

住大夫さん引退公演を聴きに大阪まで




 文楽の大夫、七世竹本住大夫さんの引退公演と海老様の光の君を観に大阪•京都へと2泊3日弾丸ツアーの始まりです。


「ぷらっとこだま」のグリーン車内
グリーン車
「こだま」は、本数が少なくてちょうど良い時間帯は満席状態。仕方なく(泣)グリーン車(笑)をとっちゃいました。
遅いけれど、ちょっと贅沢な気分です。



国立文楽劇場 
 大阪に着くと宿泊先にも寄らず、そのまま「国立文楽劇場」へと急ぎます。



住太夫さん引退公演 
 今回の文楽は、第1部、第2部通し狂言「菅原伝授手習鑑」です。第2部の「桜丸切腹の段」は、竹本住大夫引退公演となります。

 「菅原伝授手習鑑」は、歌舞伎でも上演される人気演目ですが、通し狂言として上演されることはほとんどありません。歌舞伎の演目としては、『車引』『寺子屋』が有名で良く上演されます。

 第1日目は、引退する住大夫さんを観るためまず第2部から観ました。
 2日目は、文楽を第1部(午前10時30分開演)、第2部(午後4時開演、午後9時終演)をぶっ通しで見続けました。
さすがに限界です。文楽劇場の座席は狭いうえにあまり設えが良くなくて、膝は痛いし、お尻も痛くて座っていることが辛くて辛くて(- -;)・・・目はしょぼしょぼして痙攣を起こし、1日10時間も観るのはちょっと無理だと思いました。

 それでも、住大夫さんを2回観ることができたことは、本当に良かったです。
 最初に住大夫さんを観たのは、文楽初体験の東京の国立劇場小ホールでした。もう10年近く前になるでしょうか?演目は「曾根崎心中」。お初を住大夫さんが勤めていました。この時、住大夫さんの義太夫を聞いていなければ、きっと文楽は好きになれなかったと今でも思っています。
 文楽は、人形遣いと三味線と義太夫が揃って初めて名演が演じられるものです。最も重要なのは義太夫を語る大夫で、この善し悪しが文楽の善し悪しに直結すると思います。大夫は、大体1時間ぐらいの持ち時間で交代しますが、この間、一人で何役もの台詞を語り、あらすじを語り、義太夫節を聴かせます。声の善し悪しではありません。人形に魂を吹き込み、まるで人間が演じているように聞かせるのが大夫の腕の見せ所です。
 10年前の住大夫さんは、もっと顔の色つやも良く元気でした。今回は、顔色も青白く少し痩せて、やつれているようにも見えました。もう89歳になられるので、無理もありませんが、しわがれた良い声は今も健在で、人形に魂を吹き込む語り口は、まだまだ十分やっていけるように思えます。「引退は残念ですが、本当にお疲れ様でした。」と拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。

プログラム 


 今井の「ざるうどん」
今井のざるうどん 
 わずかな時間の合間をぬって、道頓堀にある「今井」に寄りました。
 急に気温が上がって初夏の陽気だったので、冷たくて、ツルツルしこしこのざるうどんは、ものすご〜く美味しく感じました。
 季節限定の「筍そば」が、とっても気になりましたが再度来る時間は無く、泣く泣く断念! 次回は、もっとゆっくり来たいものだと後ろ髪を引かれながら大阪を後にしました。








シジュウカラvsコゲラ




 うららかな日差しの中、シジュウカラが木の幹をコツコツ・・・?
 まだ餌が少ないのか、木の幹に潜んでいる虫を狙っているのでしょうか?

シジュウカラ



 下では、コツコツ名人のコゲラがジッと見ています・・・
 この後、コゲラがシジュウカラが掘っていた穴をめがけて突進していきました。
コゲラ 



 シジュウカラはビックリして一目散に退散!
 体の大きさはほとんど変わらないのに、コゲラの勝利です。
 気の強いもの勝ちなんでしょぅか?
シジュウカラ羽ばたき 


 明日から三日間、大阪〜京都へ観劇に行ってきます。
 お目当ては、大阪文楽劇場で行われる七世竹本住太夫さんの引退公演「通し狂言 菅原伝授手習鑑」と、京都南座で行われる市川海老蔵「源氏物語」です。
 目一杯のスケジュールで詰め込んだので、行きは新幹線で到着後、文楽劇場に直行。翌日も、文楽劇場で一日中文楽三昧。最終日は午前中京都に移動し、南座へ直行。観劇後、新幹線に飛び乗ります。

 4月は忙しくて、後から無理矢理押し込んだスケジュールのため、こんなになりました ^^;
 「都をどり」も観たいところですが、今回は無理そうです。
 また来年、ゆったりとした日程で「都をどり」は楽しみたいと思います。









「バン」の威嚇




 多摩川沿いにある溜まり池周辺は野鳥の宝庫。
 今年は、たくさんの野鳥を見せてもらえました。


「バン」
バン
 以前、「オオバン」をご紹介しましたが、こちらは「バン」です。少し暗い写真なので分かりにくいですが、赤と黄色の嘴が目立ちます。お尻をピンと上げている姿がキュートです。



威嚇するバン 
 これは、私達に向かって、威嚇してるポーズです。下尾部の白い部分をこちらに向けながら遠ざかっていきます。足が黄緑色というのもオシャレな感じです。



「ジョウビタキ♀」
ジョウビタキ♀ 
 「バン」を観察していたら、すぐ近くに留ってくれた「ジョウビタキ♀」。ヒタキは「火焚」のことで「火打石」をたたくような音で鳴くからとか。短く「ヒッヒッ」とか「カッカッ」っと鳴きます。



「アオサギ」
アオサギのジャンプ 
 アオサギやコサギは、釣り人のすぐ近くに立っていることがよくあります。釣り人は鳥に無関心なためか警戒心がなく、鳥達は釣れる魚に興味津々だからでしょうか。じっとして見ている分には鳥達も動きませんが、カメラを向けると、このようにあっという間に飛び立ちます。ダイビング中の水中撮影でも間近で見れている魚にカメラを向けたとたん逃げられます。きっと何かを発しているんでしょうね。いつも不思議に思います。













生田緑地、枡形山の桜



 桜が満開です。
 生田緑地内の枡形山山頂の桜を堪能してきました。
 曇り空なので写真映えはしませんが、大切な季節ものなので旬のうちに。。。


枡形山の桜
 奥に見えるのが展望台です。



満開 



展望台から 
 展望台からは、天気がいいと360度の絶景が楽しめます。


東京方面 
 東京方面です。うっすらと、東京タワーやスカイツリーが見えます。肉眼で見る景色とほぼ同じ遠近感です。都心は遠いですね。







プロフィール

南十字星

Author:南十字星
 自然観察と歌舞伎が大好きな夫婦でつくっているブログです。生田緑地と伊豆海洋公園をフィールドにネイチャーフォトを楽しんでます。

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