「すみれ」の季節
春!といえばなんといっても「桜」ですが、日本の春の情景には「すみれ」も欠かすことのできない春の花だと思います。「すみれ」は一見すると同じような紫色の花に見えますが、花や葉の形に注目すると意外と種類が多いことに気付き始めます。
日本産のすみれの種類は、約60種。川崎市内では在来種17種が記録されているそうです。
3月〜5月は「すみれ」の季節!地面や斜面などに目を向けてみると新しい発見があるかもしれません。
生田緑地に「すみれ」を探しに出かけてみました。

あれ?っと思う方もいるかもしれませんが、これが「スミレ」です。◯◯スミレと名の付くものが多い中、まさしくザ・スミレです。意外と希少種で、なかなか見つけることができません。

こちらの方が「スミレ」として馴染んでいるかもしれません。一般的によく目にする「

花だけ見ると違いが分かりにくいですが、葉を見ると違いがよく分かります。少し葉が長いので「ナガバ(長葉)ノスミレサイシン」です。こちらも貴重種になってきました。

白いスミレ、「ヒゴスミレ」です。川崎市では、多摩区と麻生区でのみ確認されています。
「すみれ」は本当に小さな花なので見過ごされてしまいがちですが、絶滅が危惧されるほどの貴重種になってきています。春は「桜」や「モクレン」と樹木の花に目を奪われがちで上ばかり見て歩きますが、地面を丹念に見て歩くとまた新しい発見があって面白いです。
☆DATA
「スミレ」 NICON D3100+ズーム55-300㎜、110㎜、ISO800、f/7.1、1/1600
「タチツボスミレ」 NICON D3100+マクロ60㎜、ISO800、f/16、1/320
「ナガバノスミレサイシン」 NICON D3100+ズーム55-300㎜、300㎜、ISO800、f/9、1/640
「ヒゴスミレ」 NICON D3100+マクロ60㎜、ISO800、f/29、1/320
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「オオジュリン」と「ベニマシコ」
暖かいですね〜。
衣替えの季節がいよいよやってきました。
こんな日は、早春の草花のチェックに行かなくてはと思っていたら、パソコンにトラブル発生!いつも最大限気をつけていたものの、ついうっかり「Genieo」なるマルウェアもどきのアドウェアをインストールしてしまいました。マルウェアとは、広告を目的としたソフトフェアで、ウェブ検索をしようと思うと勝手に自社のページに飛んでしまいます。 「Genieo」はマルウェアらしいのですが、どうもウェブ検索情報も収集しているような悪質なアドウェアという情報もあり、一応の対処はしたもののシステムの奥深くまで入り込んでいるようで完全消去ができません。
ハードドライブの初期化をすればいいのですが、写真データなどが膨大でもあり、年数を経っていたので、しかたなく新規Macを注文したところです。無料ソフトウエアを取り込む際には気をつけましょう。
ということで、撮影ストックからのネタアップです。
「オオジュリン」

2月末頃多摩川で撮影した「オオジュリン」です。細長くなったスズメって感じでしょうか。大勢の撮影隊が取り囲んでいました。小さくて周囲に同化しているので教えて貰わなければ分からなかったです。
「ベニマシコ♀」

「オオジュリン」を撮影していたら、すぐ近くに「ベニマシコ」三羽が飛んできました。雄はお腹と目の周辺が綺麗な紅色なんですが、いずれも雌でした。雄はなかなか見られません。
「ダイサギ」

葦の原の真ん中に、巨大な鳥が。。。と思ったら「ダイサギ」です。「コザキ」「チュウサギ」「チュウダイサギ」「ダイサギ」とあり、ネーミングが安易な感じがします。
明日からまた天気が思わしくない模様ですね。
晴れれば、桜の様子を見に行きたいところです。
スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)は?
市川亀治郎が、四代目猿之助を襲名して初めて作り上げた新作『スーパー歌舞伎』が、いよいよこの3月からお披露目されました。スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)と銘打って、新たなる一歩を踏み出した猿之助を観に行ってきました。

『空ヲ刻ム者』の作・演出は劇作家前川知大、出演は猿之助をはじめとする「おもだかや一門」に加え、現代劇俳優の佐々木蔵之介、福士誠治、浅野和之とキャストが並びます。

今回の席は、宙乗りを堪能できるように3階の右脇席を取りました。宙乗りは花道七三から始まり、三階の黒い箱の中にスモークがたかれる中、消えていきます。
会場の見え方は、こんな感じです。舞台は、右側3分の1が見えない(泣)のが、ちょっと残念です。
今回の演目を観て感じたことは、まず科白が多過ぎて説明的で歌舞伎というよりはほとんど現代劇に近いこと。これでは歌舞伎ではなく、しかも歌舞伎を超えようとしたスーパーではないなぁというのが全体の印象です。
三幕構成になっていますが、二人宙乗り、吹き出す紙吹雪、大量の雪、襖倒しなどスーパー歌舞伎として最も面白い要素は、第三幕後半に集中していて、一幕、ニ幕は長過ぎて飽きてしまいます。科白を簡略化して魅せる演技で表現する歌舞伎的手法ならもっと短縮して出来るはずなのにと感じてしまいます。
また、予算不足なのか、大道具にほとんどお金がかかってなく、薄い幕に描かれた絵がふんだんに使われ、舞台上が貧相に感じられます。空間表現を歌舞伎以上に大きく使うはずのスーパー歌舞伎としてはやはり??な感じです。
「スーパー歌舞伎」の最高傑作である先代の猿之助が創出した『ヤマトタケル』を超える要素が見つけられなかったことが、最大の残念な点であるかもしれません。
現代劇役者を多数起用することによって、かえって動きを制限されて斬新さに乏しかった気もします。
新作ものは、年月をかけて練り上げてゆかないと良い作品にはなりません。この新作が、10年後、20年後に「スーパー歌舞伎」の傑作作品の一つになることを願ってやみません。
「がんばれ、亀ちゃん!」
菊吉黄金時代来たり!
新歌舞伎座では、『鳳凰祭三月大歌舞伎』を開催しています。その夜の部は3月3日に行く予定になっていましたが、いろいろバタバタしていて行かれませんでした。このまま「夜の部」は、諦めてしまうか? 再度チケットを購入して観に行くか? 3等席のチケットはもう売り切れだし。。。花道が大事な演目なのに一幕見席では。。。正直かなり迷いましたが、行かないと後悔するような気がして思い切って買いました。しかも、一等席のチケットを。さて、これが「凶と出たか?吉と出たか?」観てのお楽しみです。


「夜の部」最初の演目は、「加賀鳶(かがとび)」
ここに出て来る悪党の按摩道玄を松本幸四郎が勤めていますが、「不知火検校」を彷彿とさせる役柄です。"按摩役は、幸四郎の右に出るものはいない "と思わせるほど板についたはまり役です。大好きな関西の歌舞伎役者、片岡秀太郎も江戸の世話物の女をよく演じていました。なかなかに味のある女按摩に拍手です。

二つ目の演目「勧進帳」は、年に数回必ず上演される人気演目で、今までにも何度も観ていますが、中村吉右衛門が弁慶役を演じるのは初めて観ます。この役は、幸四郎や亡くなった團十郎が最も多く演じていますが、吉右衛門というところが今回の見所であり、これを観たくて悩んでいました。
吉右衛門の弁慶は、今までの役者が演じた荒々しく勇猛な弁慶とは異なり、人間味溢れる感情豊かで主君義経に対する深い敬愛の念、同士に対する細やかな思いやりを表現したもので、まさに吉右衛門にしか演じられない弁慶です。
富樫に尾上菊五郎、義経に坂田藤十郎、四天王に歌六、又五郎、扇雀、東蔵とこれ以上揃えられない位の役者たちが脇を固めた重厚な布陣の「勧進帳」は、最高の舞台でした。
花道近くの一等席で、素晴らしい「勧進帳」を観られたことは一生の宝となるでしょう。
吉右衛門の弁慶と菊五郎の富樫の組み合わせは、恐らくこれを超えるコンビはしばらく出て来ないと思います。
今日の「観劇弁当」

亀戸「升本」の割烹弁当「魚殿」

銀座三越のデパ地下には、洒落たお弁当が沢山あります。
今日は、一等席に合わせてちょっと奮発しました。その美味しさは、幕間にパクパク食べてしまうには、もったいないほどでした。銀鱈漬焼、亀戸大根のたまり漬、亀辛漬、亀戸揚げ、筍、がんも煮、里芋、絶品玉子焼き等々、あ〜っ、ゆっくり味わいたい絶品の味!!
鳳凰祭三月大歌舞伎 夜の部(歌舞伎座)
一、加賀鳶
ニ、勧進帳
三、日本振袖始
春一番の野の花達
いよいよ春がやってきました ♪
気温の上昇とともに植物も芽生え始めますが、何を見ると春を感じるでしょうか?
梅が咲く頃はまだ肌寒く、桜の開花は春真っ盛りな感じがします。
野に咲く小さな草花の中でも、一番を競うように咲くこの4種類が出てくるといよいよ今年も「春」がきたんだなと感じます。
「ツクシ(土筆)」

「オオイヌノフグリ」

「ホトケノザ」

「ヒメオドリコソウ」

どれも小さな小さな草花です。気にして見ていないと気づきませんが、道端のどこにでも咲いています。
☆DATA
SONY RX1R 35㎜
「ツクシ」 ISO400、f/8、1/500
「オオイヌノフグリ」 ISO400、f/8、1/640
「ホトケノザ」 ISO400、f/8、1/400
「ヒメオドリコソウ」 ISO400、f/8、1/320
「カイツブリ」「オオバン」「クイナ」
例年になく冬鳥の少ない生田緑地ですが、神奈川県では1995年に大和市で確認されただけという「キマユムシクイ」が確認されたという情報が流れました。敏捷に動きまわる鳥なのでなかなか撮影が難しいらしく、バーダー達が右往左往しているようです。
そんな騒ぎを尻目に、私達は多摩川にやってきました。暖かくなってきた多摩川では、ラッキーなことに初見の水鳥を3種類も発見しました。
「カイツブリ」

つぶらな黄色い瞳が可愛いらしい「カイツブリ」。目の下のラインがチャームポイントです。もう夏羽になっていますね。
「オオバン」

額にある真っ白な額板が目立ちます。見ているとひっきりなしに水中の小魚を採って食べている大食漢。食べ過ぎです!
「クイナ」

目に被さる葦が邪魔なんですが、葦の中にすぐ引っ込んでしまったので、この一枚しか撮れませんでした。嘴の赤が特徴的です。クイナ科の鳥は、日本に13種。上の「オオバン」や沖縄の「ヤンバルクイナ」が有名です。
生田緑地の野鳥はあまり期待が出来ませんが、多摩川はまだまだ発見出来そうな予感がします。
ブログ復活は、「市川海老蔵 古典への誘い」から
本日からブログ再開です。
中断していたにもかかわらず、カウンターが進み、5600を超えていました♬
ありがとうございます。
復活ブログのオープニングを飾るのは、「市川海老蔵 古典への誘い」です。
市川海老蔵の主催による、能と歌舞伎のコラボという珍しい企画公演が観世能楽堂で行なわれました。
3月13日〜15日観世能楽堂 一、オープニングトーク 市川海老蔵、市川福太郎、梅若紀彰 ニ、半能「石橋」 観世喜正、坂口貴信、亀井忠雄 三、舞踏「連獅子」 市川海老蔵、市川福太郎 |

歌舞伎舞踊の「連獅子」は、能の「石橋(しゃっきょう)」をもとにつくられた作品です。
650年の歴史を持つ『能』と400年の『歌舞伎』対決という面白い趣向です。
『能』は、高貴な身分の人しか観られなかったもの、『歌舞伎』は、庶民の中で愛され育てられたものです。
「石橋」は、『能』の中でも動きが激しく、荒々しい力強さが全面に表現されたスカッとする演目です。亀井忠雄さんの大鼓が、ビシッと舞台を引き締め緊張感のある素晴らしい舞台です。
『歌舞伎』の「連獅子」は、勇壮で華やかな演目です。海老蔵の美し過ぎる横顔が、あまりにも印象的でうっとりとしてしまいました。能舞台で舞う「連獅子」は、一味も二味も違ったものに思えます。
『能』と『歌舞伎』のコラボは、「あり!」です。このような形で見比べ、聴き比べができたことは、凄く面白かったし、2倍得した気分です。
現代は、誰もが能を楽しめる良い時代になりました。
650年間、そのほとんどは貴族や殿様などの一部の人たちにしか触れることの出来なかった世界を観てみたいと思いませんか?