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大雪の銕仙会観能



 越後湯沢から帰ってきたばかりなのに、なんと関東は大雪!
 手元には「銕仙会2月定期公演」のチケットが。。。
 しかも午後6時開演。。。
 能の公演は昼が通例です。「銕仙会」の定期能は宝生流の「宝生能楽堂」を借りているからなぁ。。。とブツブツ言いながら、降り続く雪の中、いざ「宝生能楽堂」へ!と昨日は決意の観能です。
 雪国より大変でした。



「宝生能楽堂」正面
宝生能楽堂
 まるで雪国の中にいるような風情です。観能なのに、足元は登山靴です。



銕仙会 
 看板を見て、大雪でもやっぱりやるんだと再確認!


 宝生能楽堂の内部
能舞台 
 大雪にも負けず見に来ているお客さんは、結構年輩の方も多くいらっしゃいましたが、さすがに空席も目立ってました。1/5ぐらいの入でしょうか。さすがに空席の方が多いです。能楽堂内にも寒さが染み渡る感じです。

 初めての「宝生能楽堂」は、古き良き時代を彷彿とさせる雰囲気が漂い、ゆったりと広々としたロビーにはゆるゆるとした空気が流れています。

 演目は、
   「能 藤戸」  前シテ  漁師の母 大槻文蔵
           後シテ    漁師 大槻文蔵
           ワキ  佐々木盛綱 森 常好
           ワキツレ   従者 舘田善博
           ワキツレ   従者 森常太郎
           アイ  盛綱の下人 野村太一郎
           笛         藤田朝太郎
           小鼓        大倉源次郎
           大鼓        亀井忠雄 
   「狂言 柑子」
   「能 藤」   シテ        鵜沢光


 最初の能『藤戸(ふじと)』は、口封じのために氷の如き刃で貫かれ、海の底に沈められた男の母の悲しみと嘆き、殺されて亡霊となった男の恨みをシテ大槻文藏さんが、前シテ、後シテで演じ分けます。一人二役ということですね。弱者のやるせない無力で悲痛な思いを全身で表現する見事な能でした。救われない暗い話しですが、能には反戦を訴えるような思想的なものもあるのだと思いました。
 前シテで掛けた面(オモテと読みます)は「老女」でしょうか?ちょっと自信なしです。青白く頬が痩け、老母の嘆き悲しみが伝わります。後シテで掛けた面は「痩男」。目が落ちくぼみ、頬は歯形が浮き出るくらいに痩け、まさに亡霊です。恨み言を言いながらこちらに顔を向けられた時は、思わず身を引く迫力があります。シテ「大槻文蔵」さんの押し殺した迫真の演技に、大鼓「亀井忠雄」さんの掛け声で舞台が一層引き締まります。


 今回は、大雪で電車が止まってしまう恐れがあったので、ここで能楽堂を後にしました。
 鵜沢光さんの「藤」を楽しみにしていたのですが、泣く泣くの断念です。
 電車は動いてましたが、大幅な遅れと混雑で帰宅までに通常の倍以上の時間がかかりました。
 家に帰った来た時は、さすがにホッとしました(^^;) 観劇も楽じゃ〜ないなぁ!





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南十字星

Author:南十字星
 自然観察と歌舞伎が大好きな夫婦でつくっているブログです。生田緑地と伊豆海洋公園をフィールドにネイチャーフォトを楽しんでます。

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