頑張ってます! 染五郎
立春を過ぎてから寒さが厳しく、春はまだまだと思いつつ「花形歌舞伎」昼の部にやってきました。
「木挽町広場:吉徳のひな人形」

「わぁ〜もう、ひな人形が飾られている!」
ひな人形を見ると春が近づいて来ているような気がして、ちょっとうきうきします。

昼の部は通し狂言『心謎解色糸(こころのなぞとけたいろいと)』
四世鶴屋南北の世話物で、41年ぶりに上演されました。
市川染五郎は、主役ともうひと役を演じ、台詞も早替わりも多く大変な役を努めています。
早替わりのひとつは、舞台上で二人が入れ替わるものです。三階席から覗き込むように見ていたのですが、どうやってやったのか?全くわからなくて、まるでマジックを見ているような感じがしました。
南北の作品は、人間関係が複雑で、「左七実は石塚彌三兵衛の実子」というように、実は◯◯というのがとても多いです。しかも何人かの人が一人二役とかやると誰が誰やら?☆▼で頭から♨が出てきます。まぁ、歌舞伎は筋が分からなくても楽しめるものが多く、今回の作品もそれほど影響はなく楽しんできました。
珍しいところでは、婚礼の際に毒酒を飲んで死んだ娘が墓場から蘇るという、南北ならではの趣向の場があります。まるで「ロミオとジュリエット」のようですね。
歌舞伎座三階のお土産物売り場

歌舞伎座には地下の木挽町広場と1階と3階にお土産物売り場があります。試食もいろいろでき、立ち止まってちょっと一口。歌舞伎座限定のものも沢山あります。
ついついお財布の紐がゆるんでしまう人も多く、大きな紙袋をいくつも抱えて帰る人もよく見かけます。
スポンサーサイト