初歌舞伎「大当たり〜!吉右衛門」
お正月の歌舞伎は、本当に華やかで「おめでたい」感じにあふれウキウキします。
今年の私たちの初歌舞伎は、4日の「歌舞伎座」から始まりました。

「ロビーに飾られた大きな鏡餅」

ご贔屓の弁当屋「辨松」から頂いた今年のカレンダー

誰にでも配っているというわけでは無さそうです。顔見知りになったおばちゃんに新年の挨拶とともに頂きました。初めてです!「今年もお世話になります」

1月の歌舞伎は、お正月にふさわしい華やかな演目が選ばれます。貧乏長屋が出てくる世話物や怪談もの、闇夜の「だんまり」などは、やりません。どちらかと言えば、話しの筋よりも様式美を重視したものが上演されます。
今回「昼の部」では、中村吉右衛門家の家の芸『秀山十種』の内「松浦の太鼓」(忠臣蔵の外伝物)が面白かったです。吉右衛門が演じる松浦鎮信は、屋敷が吉良邸の隣にあり、赤穂浪士が浅野内匠頭の敵討ちをすることを心待ちにしているちょっとひょうきんなお殿様です。柔らかく愛嬌のあるお殿様役が、吉右衛門の柄にピッタリと合ったはまり役の一つと言えます。
ちょうど真後ろにすわっていた「大向こう」から、「大当たり!」の掛け声がかかり気分も最高潮です。
今年も「歌舞伎」で幕を開けました。1月は、歌舞伎座、新橋演舞場、浅草公会堂、国立劇場と四座で歌舞伎興行が行なわれます。歌舞伎座と浅草は昼夜の興行なので、四座で六日間。毎年忙しく嬉しい1月を過ごします。
平成26年は、どんな歌舞伎に出逢えるか? とっても楽しみです。
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