クリスマスは、歌舞伎座の楽日!
歌舞伎座はクリスマスの日が千秋楽と重なりました。そして、私たちの歌舞伎観劇も今年の最後の見納め日となりました。
空気はキ〜ンと冷えきってますが、気持ちは熱いクリスマスです。

11月に続いて2ヶ月連続公演の「仮名手本忠臣蔵」の夜の部を観劇。月が変われば、また観劇三昧の日々が始まりますが、やっぱり今年の歌舞伎は終わりなんだなと思うと感慨深いものがあります。

すべてを先月と照らし合わせて観るというのは、もの凄く役者の力量が明確になって演じる者も観る側も怖いものがあります。
今月の夜の見所は「一力茶屋の場」。「仮名手本忠臣蔵」で一番人気の幕です。この場だけ単独で上演されることもよくあります。そしてなんといっても、今月は遊女おかるの役を坂東玉三郎、おかるの兄寺岡平右衛門を海老蔵が演じるため、売り出し直後から全席売り切れの大入りです。
玉三郎の美しさは今も健在であり、今回の役はそこに可愛らしさも加わり、海老蔵とのやりとりが眩しい輝きを放ってました。やっぱり玉三郎は所作の一つ一つが美しく品格があります。
大星由良之助(大石内蔵助)は幸四郎。「一力茶屋の場」は、由良之助が祇園の茶屋で放蕩にふけっている場面ですが、こういった酔ったぱらい役の幸四郎は絶品です。この場面の由良之助は、先月の吉右衛門より幸四郎の方が合っている気がします。
ベテランと花形役者の「忠臣蔵」の比べは、全体としてはやはりベテランに軍配が上がります。ただ、花形の頑張りも目を見張るものがありました。まだまだ修行ですがこれからが楽しみです。
「過去の歌舞伎座四代のレリーフ」

「筋書」の表紙の日本画原画です。歌舞伎座は筋書きも手を抜きません。

友だちからのクリスマスプレゼント「シュトーレン11店舗の詰め合わせ」

お友達からクリスマスプレゼントをいただきました。ドイツのクリスマスには欠かせない「シュトーレン」ですが、いずれも名のある名店11箇所のものを集めて詰め合わせてくれました。味比べの舌が試される緊張のプレゼントです(笑)
昨日の歌舞伎のお供は、この中の2つを「今日のお供」として持っていきました。
どれもとっても美味しかったです。全部食べ比べしてその順位は・・・いずれ発表できるかも・・・!?
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