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第八回萬歳楽座





「国立能楽堂」
夜の能楽堂
 千駄ヶ谷にある国立能楽堂です。千駄ヶ谷にあって、ここだけ幽玄の世界に包まれたかのような静かな佇まいです。門をくぐったところから、シャンとした気持ちになる独特の雰囲気は歌舞伎とは違います。



「第八回萬歳楽座」
萬歳楽座 

 年二回、春と秋に催される会員制の萬歳楽座も第八回を迎えました。主催者である笛方藤田流十一世宗家の藤田六郎兵衛さんの還暦祝を兼ね、人生を言祝ぐ祝言曲『高砂』が本日のメインになっています。

 「高砂や、この浦舟に帆を上げて、月もろともに入り汐の〜・・・」と、誰でも知っている昔の結婚式では必ず謡われた一節が有名な能の代表的な曲ですが、能として聴くのは初めてです。

 高砂とは、松の木のことで、住の江の松とともに「相生の松」と呼ばれる夫婦和合の象徴、常緑なことから長寿のめでたさを表しています。

 この有名な「高砂や〜」の部分は、いつ出てくるのかと期待して聴いているとなかなか出て来ません。終盤に近い、シテが退いた後で登場するワキが謡う文句になっていました。

 今回は、藤田六郎兵衛さんの還暦祝いということで、豪華メンバーに加え「翁なし」とはいえ、フルバージョンによる「高砂」を聴くことができました。大変貴重でまたとない機会です。後シテを観世流家元の観世清和さんが務めたことにより、家元が演じる場合のみ行なわれる緩急をつけた激しい「太極之伝」にも触れることができ、還暦祝いのお裾分けを受けた気分です。
 大好きな大鼓の「亀井忠雄」さんも力のこもった演奏を続け、「イヤー、天(テン・太鼓の音)がいまだに忘れられない名演でした。







 

 

 


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南十字星

Author:南十字星
 自然観察と歌舞伎が大好きな夫婦でつくっているブログです。生田緑地と伊豆海洋公園をフィールドにネイチャーフォトを楽しんでます。

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