「益田一」特別展
私たちがダイビングを続けてこられたのは、導いてくれた良き指導者二人に恵まれたことです。
葉山の講習時からお世話になり、海の楽しさを教えてくれ、今はすっかりお友達になったTさん。
そして、ホームを伊豆海洋公園に変えて出逢った横田さん夫妻。
その横田さんの恩師である、故益田一氏の特別展が「神奈川県立生命の星・地球博物館」で行なわれています。行こう行こうと思っている間に最終日が近づき、昨日慌てて行ってきました。場所は、箱根湯本の一駅手前「入生田」です。

「益田一氏」

益田一氏は、タンクを背負ったダイビングが始まってまもない1959年からスクーバダイビングを始め、生物学的に未開の地であった海中の世界をカラー写真で記録し、日本産魚類の分類や分布の研究を飛躍的に進歩させた功労者です。水中写真家の中村宏治氏は益田氏の一番弟子として師事しました。
「最大の業績 日本産魚類大図鑑」

益田氏は、伊豆海洋公園ダイビングセンターを運営し、数々の新種を発見。学名に益田の名前が付くものがいくつもあります。最大の業績は日本の魚類研究者の総力を結集し、現在の天皇陛下も参画した「日本産魚類大図鑑」の編纂です。
「海洋生物相模式図」

海の中は一繋がりのようですが、生物相は随分違うようです。「伊豆海洋公園」と「富戸」は、こんなに近いのに海の中は随分違うなぁといつも感じていましたが、相模湾周辺もこんなに生物相が違うんだと参考になった会場展示の模式図です。
「特別展協力」

私たちの伊豆の先生、横田雅臣さんも協力に名を連ねています。学生時代から伊豆海洋公園で益田先生に鍛えられていたそうです。
「IOP海底概念図」

益田氏の研究のホームであり、日本のダイビングのメッカでもある「IOP」の「海底概念図」です。四千年前に大噴火した大室山の溶岩流が海に流れ込んでできた溶岩地形で、沖に向かって海中に張り出した根がダイナミックな海中景観を作り出し、沖合でぶつかる親潮と黒潮の影響で多様な生物相を誇っています。
益田先生の展示会を見て、志を高く新たな闘志が湧いてきます。
海に陸に、地球上の生物全てを対象にした生物ウォッチングで、これからどれだけの種類の生物が見ることが出来るのか挑戦し続けて行きたいと思います。
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まもなく蝶の見納めです
昨日の多摩川では、まもなく活動期を終える蝶達が盛んに舞っていました。蝶の姿もまもなく消え、いよいよ冬を迎えることになります。
「モンシロチョウ」

D3100+望遠ズーム55-300㎜ 300㎜、ISO400、f/13、1/500
「ヒメアカタテハ」

何があったのでしょうか?色も褪せ、翅がボロボロになったヒメアカタテハが懸命に蜜を吸っていました。
D3100+望遠ズーム55-300㎜ 300㎜、ISO400、f/9、1/400
「イチモンジセセリ」

D3100+望遠ズーム55-300㎜ 300㎜、ISO400、f/9、1/640
「ツマグロヒョウモン」

この写真は、10月12日に撮影し出しそびれていた「ツマグロヒョウモン」です。
D3100+マクロ60㎜ ISO100、f/5.6、1/100
今年は蝶の写真をたくさんアップしました。
25種類前後は出したような気がします。
生田緑地では、60種類ぐらい確認されているらしく、その内10種類ぐらいは見られなくなってしまったようです。
増水したままの多摩川
やっと天気が良くなり、冬鳥達の渡り具合はどうかな〜と多摩川に行ったら・・・、
なんと、こんなに増水してました。

しかも、消防署が放水訓練してるし・・・

いるのは、カワウとコサギばかり也

流れが早く、こんな日は駄目ですね。探鳥の日も考えなくてはと勉強になりました。

「足が痒いの〜」

ハクセキレイの若鳥です。
幸四郎の「一谷嫩軍記」と染五郎の「春興鏡獅子」
今週は、「歌舞伎に始まり歌舞伎に終わる!」といった感じです。
締めくくりは、国立劇場の歌舞伎です。
『ドブ』から見える舞台

座席は、初めての『ドブ』です。『ドブ』とは、舞台に向かって花道の左(下手)側を指します。
花道を行き来する役者の背中を観ることになりますが、役者との距離が近く息づかいや衣装から立ち上る香りを感じることができます。
花道を照らすスポットライトを正面から浴び、まさに役者の気分、高揚感が味わえる? ある意味役者になったような勘違いとも言える気分になれます。
ポスター

最初の演目は『一谷嫩軍紀(いちのたにふたばぐんき)』の中の「陣門・組討・熊谷陣屋」です。「熊谷陣屋」は毎年必ず上演される超人気の有名な演目であり、歌舞伎演目中屈指の難解な作品です。四月の新歌舞伎座杮茸落公演では、吉右衛門が迫真の演技で会場を圧倒したのが記憶に新しいですが、昨年は三月に国立劇場で故市川團十郎が演じています。
今回は、松本幸四郎が挑みます。23日幸四郎は、上演中態勢を崩した馬から落ちるというハプニングにもかかわらず怪我ひとつせず、何事も無かったかのように舞台を続けたとのこと。さすが歌舞伎役者!
その影響が無いかという心配は、杞憂に終わりました。花道の幸四郎をドブから眺めると、いつもと一味も二味も違って見えるもの。背中でも演技をしていることも理解出来ました。
次の演目『春興鏡獅子(しゅうきょうかがみじし)』は、最近では中村勘九郎、七之助の舞台を観ています。今回の染五郎の舞踊は優雅で流れるような踊りで、勘九郎のメリハリのある力強い踊りとは違った上品さを感じました。またドブから豪快な獅子の精が出てくるのを見た瞬間、ドラマの『ぴんとこな』の場面を思い出し、さらなる興奮がわき起こりました。
胡蝶の精を染五郎の長男・金太郎と市川中車(香川照之)の長男・團子が勤めています。團子は物に動じない気質のようで、これが吉と出るか?凶と出るか?は、今後の成長にかかってくると思います。金太郎は端正な顔立ちと細やかな神経を持ち合わせ、将来が楽しみです。
「六代目菊五郎」の鏡獅子

国立劇場ロビーに飾れている像は、日本近代彫刻界の巨匠、平櫛田中(「ひらくしたなか」ではありません。「ひらくしでんちゅう」です。)が20年の歳月をかけて作った大作です。
二十五日間劇場に通い、六代目尾上菊五郎を毎日場所を変えて観察し、作品として表現する姿を六代目と相談しながら試作を重ねた力作です。力強いこの姿に引き寄せられ、写真を撮る人が絶えません。
国立劇場は、チケットもリーズナブルな価格で手に入りますし、会場内の食事やお弁当も良心的な値段です。
開演1時間前に入場可能で、スペースもゆったりしていて、観劇もゆっくりと楽しめます。
不思議な街、大阪
大阪の街は、不思議な街です。
新幹線を降り立ち、最初に乗るエスカレーターの立ち位置も関東と逆だったり、歌舞伎を観に行くときの定宿としているホテルのフロントのお姉さんも、コテコテの大阪弁だったり。。。『ほかさないでくださいね〜。』なんて普通に言われます(笑)
食べ物も安くて美味しいけど、見た目は限りなくB級からC級ぽかったり。。。
そんな愛すべき大阪で見つけた今回の不思議をいくつか・・・。
「浮世小路」

ご贔屓のうどんや「道頓堀 今井」の脇にある、妖かしの小道「浮世小路」

その「今井」の「きつねうどん」は絶品です。

でも、こんなものもあります。「チャーシューうどん」。出汁の旨味たっぷりのうどんは美味しいし、焼豚も美味しいけど、どうもしっくりこない一品です。チャーシューはラーメンという固定観念がいけませんね。

今では、東京進出も果たし珍しくなくなった「自由軒の名物カレー」。20年振りぐらいです。名作『夫婦善哉』を書いた織田作之助がこよなく愛したカレーです。関東の人はあまり卵をかき混ぜずに食べる人が多いらしいですが、よーくかき混ぜてソースを少しかけて、またかき混ぜてをして食べると味が全然違います。

どれも試してないけど、こんな飲み物もありなんだなと。。。「みっくちゅじゅーす」が気になります。次回試してみようかな。
立ち食いうどんが160円だったり、街にやたら回転寿しが多かったりと、気になることは沢山。大阪は年に一度は観劇で必ず訪れる街。少しずつ試しています。
大阪歌舞伎三昧!
2泊3日の大阪歌舞伎三昧の旅から戻り、ちょっと気が抜けてしまったような感じがします。
記憶が消えてしまわぬうちに、歌舞伎の印象をご紹介したいと思います。
大阪松竹座の正面

道頓堀にある大阪松竹座は、モダンな趣きです。
舞台の雰囲気

舞台の幅は、木挽町の歌舞伎座の半分くらいな感じです。とってもコンパクトで2階席からも観やすい劇場になっています。
演目のポスター

昼の部は、『平成若衆歌舞伎』のために書き下ろされた「新・油地獄 大坂純情伝」です。映画「ウエストサイドストーリー」をモチーフに片岡秀太郎が、「新歌舞伎」として上演したいと夢を持ち続けていた演目です。
今をときめく片岡愛之助(秀太郎の養子でもある)を中心とする『平成若衆歌舞伎』が、はつらつとした切れの良い舞台を演じます。『平成若衆歌舞伎』とは、平成9年にスタートした「松竹・上方歌舞伎塾」の卒塾生と愛之助を座頭にした一座です。
本来の「油地獄」のどろどろした部分だけでなく、若さ故の哀しくも美しい甘酸っぱさをうまく「ウエストサイドストーリー」とからめた新作は、歌舞伎として楽しめる素晴らしい作品に仕上がっています。結局、3日目に一幕見席を手に入れて2回観ました。出だしの振り付けは、まさに「ウエストサイドストーリー」の雰囲気。合間合間に現れる翫雀の「見ていかぬかぁ〜見て行かぬかぁ〜、この世の因果、この世の不思議」と見世物小屋に呼び込むおどろおどろしい声。照明の使い方。三味線や鳴りもののモダンな使い方。など、新歌舞伎にふさわしい演出が随所に見られて、初めて歌舞伎を観る若い方々にも十分楽しめると思いました。
関東でも是非、上演してもらいたい作品です。
夜の部は、『夏祭浪花鑑』です。毎年どこかで上演される人気の演目ですが、通しで上演されるのはなんと51年振りのことです。現在上演されている「夏祭浪花鑑」は、東京の型が主流になっています。今回は、浪花風情たっぷりに十三世片岡仁左衛門から引き継いだ上方の型を片岡我當が、手取り足取り指導したものです。
今までに、海老蔵、吉右衛門の舞台は観たことがありますが、普段はあまり上演されない磯之丞の物語が展開する一味違った舞台です。愛之助の体を張っての熱演が光ります。
また、上村吉弥のお辰が素晴らしい演技だったので、2日目一幕見席で再度確認しました。大向うからも一番声がかかっていたのは、この吉弥だったような気がします。渋くて、迫力もある良い役者です。脇役ながら光る存在で目が行くのは、凄いことです。
「大阪寿司」

幕間の楽しみは、何といってもお弁当。
安くて美味しい、ご飯のぎゅぎゅぎゅっと詰まった「大阪寿司」は、お得感がいっぱいです。
二泊三日で、四回の観劇!
観光なし、美味しいものをゆっくり食べに行く時間もなしで、新幹線の時間ぎりぎりまで使っての大阪でしたが、旅行の中でもまた格別に楽しい最高に幸せな時間を過ごせました。
秋の鎌倉ハイキング
一昨年から友人と始めた、鎌倉一筆書き散策。
台風一過の木曜日、前回の終了地点「長谷の大仏さん」からスタートです。
「本日の予定ハイキングコース」

「長谷」に美味しい鰯料理のお店があり、そこでランチしてからスタートと企画していたものの、みごとに定休日!ちょっとガッカリだったものの一瞬で気を取り直して、次を探します。入った蕎麦屋はさすが鎌倉、外国人も沢山です。
「小坪マリーナ〜三浦半島遠望」

ハイキングコースで外国人や小学生とすれ違いに挨拶を交わしながら、源氏山公園あたりに辿り着くと、懐かしの逗子小坪マリーナと三浦半島が遠望できます。ダイビングを始めたのは葉山ですが、最初のプール講習はこの小坪にあるダイビングセンターのプールでした。ひとしきり懐かしい話しに花が咲きます。
「銭洗辨財天入口」

最期にきたのがいつだったか?小学生?中学生?と言い合いながら、洗う気満々で突入です!
「銭洗辨天」

こんなとこだったんだ!と改めて記憶力のなさを嘆きながら、ザルを目がけて一直線。千円札を洗うのは禁止されてるようで、一万円ならいいのかといいながら、洗ったお金は五円、十円ばかり也。
「佐助稲荷」

真っ赤な鳥居が並ぶ「佐助稲荷」は絵になります。このあたりの町名は「佐助」。なんか、カッコいい!
「ヒメアカタテハ」

新しいカメラ「SONY RX1R」でお友達が試し撮り。さすがのピント合わせです。一部分を拡大すると・・・
「ヒメアカタテハ アップ」

こんなにジャスピンで、カメラの性能を引き出しました。いい画です!
花を撮ったり、蝶を撮ったりしながら鎌倉駅に出て今回は終了です。北鎌倉に出る予定でしたが、道草が多かったり、お腹が空いたりと予定変更。いつものことですが、行き当たりばったりです。
次回は、鎌倉駅からスタート!どこに行こうか今から楽しみです。
第八回萬歳楽座
「国立能楽堂」

千駄ヶ谷にある国立能楽堂です。千駄ヶ谷にあって、ここだけ幽玄の世界に包まれたかのような静かな佇まいです。門をくぐったところから、シャンとした気持ちになる独特の雰囲気は歌舞伎とは違います。
「第八回萬歳楽座」

年二回、春と秋に催される会員制の萬歳楽座も第八回を迎えました。主催者である笛方藤田流十一世宗家の藤田六郎兵衛さんの還暦祝を兼ね、人生を言祝ぐ祝言曲『高砂』が本日のメインになっています。
「高砂や、この浦舟に帆を上げて、月もろともに入り汐の〜・・・」と、誰でも知っている昔の結婚式では必ず謡われた一節が有名な能の代表的な曲ですが、能として聴くのは初めてです。
高砂とは、松の木のことで、住の江の松とともに「相生の松」と呼ばれる夫婦和合の象徴、常緑なことから長寿のめでたさを表しています。
この有名な「高砂や〜」の部分は、いつ出てくるのかと期待して聴いているとなかなか出て来ません。終盤に近い、シテが退いた後で登場するワキが謡う文句になっていました。
今回は、藤田六郎兵衛さんの還暦祝いということで、豪華メンバーに加え「翁なし」とはいえ、フルバージョンによる「高砂」を聴くことができました。大変貴重でまたとない機会です。後シテを観世流家元の観世清和さんが務めたことにより、家元が演じる場合のみ行なわれる緩急をつけた激しい「太極之伝」にも触れることができ、還暦祝いのお裾分けを受けた気分です。
大好きな大鼓の「亀井忠雄」さんも力のこもった演奏を続け、「イヤー、天(テン・太鼓の音)がいまだに忘れられない名演でした。
26号が去って、27号が。。。
凄い風雨でしたね。
びゅーびゅー、カダガタと家が身震いしてました!
次の台風がまたすぐ発生するみたいなので気をつけましょう。
昨日の生田緑地の写真が少し残っているので続きをアップです。
「トネアザミ」

春に咲くアザミとはまた違う種類で「トネアザミ」といいます。アザミも種類が多いそうで、このアザミは関東地方に咲いている種類です。花の基部にあるトゲトゲが太くて頑丈そうなのが特徴です。アザミなのに花が横向きに咲いているのも特徴です。目が悪いので、いつもはオートフォーカスで撮影していますが、このての花はピントが合いずらいのでマニュアルフォーカスで撮ってみました。欲しい所にうまくピントが合い、またマニュアルをやってみようかなって気になります。
D3100+マクロ60㎜ ISO800、f/10、1/40
「イイギリ」

まだ色づき始めたばかりの「イイギリ」の実です。真っ赤な実が木いっぱいに実り、晩秋から初冬にかけて野鳥達の格好の餌場になります。待っていれば必ず鳥がやってくるので野鳥の撮影ポイントにはうってつけです。
D3100+マクロ60㎜ ISO800、f/5.6、1/50
「ヨウシュヤマゴボウ」

この時期、どこにでもなっている「ヨウシュヤマゴボウ」。ゴボウと名がついてますが、どう見てもブドウにしか見えません。根がゴボウなんでしょうね。
D3100+マクロ60㎜ ISO400、f/4.5、1/50
台風直前の生田緑地
台風26号が徐々に近づいてきました。
河川の増水と土砂災害について注意喚起の防災無線が流れています。
連休中の生田緑地の人混みを避け、台風が来る前の午前中にチェックに行ってきました。
「ミゾソバ」

湿地帯にビッシリと咲いていた「ツリフネソウ」が終わりを迎え、代わりに「ミゾソバ」が群生していました。個性の強い花から可憐な花に代わったので、より一層秋が深まってきた感じがします。
D3100+マクロ60㎜ ISO800、f/5.6、1/400
「キンモクセイ」

これは自宅近くのキンモクセイを数日前に撮ったものです。季節ものなので時期を逸する前に出しておきます。
D3100+マクロ60㎜ ISO400、f/8、1/1000
「チカラシバ」

道芝とも言われるほど、どこにでも咲いているイネ科の植物です。降り出して来た雨の粒が光って綺麗だったんですけど、この大きさでは分かりにくいですね。レンズの左端に雨粒がかかってしまいちょっと失敗写真です。
D3100+マクロ60㎜ ISO800、f/10、1/50
「枯れたコヤブタバコ」

「コヤブタバコ」の花が終わり、種子も落ち、枯れた状態ですが、独特なフォルムがよく分かります。
D3100+マクロ60㎜ ISO800、f/7.1、1/50
「以前に出したコヤブタバコ」

紅葉前の今の時期は、花も少なくなり一気に寂しい感じになりました。
水辺の鳥と違って、野山の冬鳥達はまだ渡って来ていないようです。
河川敷の秋の花
これからの季節は、探鳥のため多摩川に出かけることが多くなります。
土手の上を鳥を探しながら歩くのはとっても気持ちがいいです。
「アカメガシワ」

形状が変わっていて赤い雌しべが目立つ「アカメガシワ」の雌花です。この写真は9月中旬に撮ったもので、すでに実が大きく膨らんでいます。3つに割れた雌しべの先端が赤くなってきています。
D3100+ズーム55-300 ISO400、200㎜、f/11、1/640
「アカメガシワの実」

これは現在の様子です。実が弾けて、1つの実に3つずつの黒い種ができました。葉っぱが柏の葉に良く似ています。春の新葉が真っ赤なのが名前の由来です。
D3100+マクロ60㎜ ISO100、f/5.6、1/125
「ヤナギハナガサ」

もう少しアップで撮れば良かった「ヤナギハナガサ」です。小さな花が寄り集まってますが、1つ1つの花は花筒が長く延びて咲く独特な姿が面白いです。
D3100+マクロ60㎜ ISO100、f/5.6、1/640
「セイタカアワダチソウ」

河川敷を黄色に染めるほど群生している「セイタカアワダチソウ」です。名前のとおり、ぐんぐんと延び、人の背丈よりも遥かに高くなります。
D3100+マクロ60㎜ ISO100、f/5.6、1/640
鴨が渡ってきました
そろそろ冬鳥の渡りの季節。
でもまだ真夏日だしな〜と、期待薄ながらも多摩川にチェックに出かけました。
いつもの「コサギ」や。。。

相変わらず目つきの悪い「アオサギ」。。。

なんだ「カワウ」達かぁ〜。。。と思ったら???

なんか色の違う子がいます(矢印の4羽)。「ウミウ?」ではないし???
調べてみたら、「カワウ」の若鳥でした。これから色が黒っぽくなっていきます。成鳥は、すでに冬毛に換わってますね。
そして見渡してみると、カモがいました ♪

探鳥している人が何人かいるなぁと思っていたら、やっぱり最初の渡りが始まっています。
この写真も、右側黄色い嘴は「カルガモ」ですが、それ以外は渡りのカモ達です。全体がファミリーのように見えちゃいますが違います。
左側嘴が鼠色の2羽は「ヒドリガモ♂」のエクリプスです。雄は、地味なエクリプスの状態で渡って来てから綺麗な生殖羽へと変化していきます。
中央の嘴の黒い1羽とそれ以外の小さな子達は、たぶん「ヨシガモ」のエクリプスだと思いますが、鮮明でないので自信がありません。エクリプスは難しいです。
ハシビロガモも発見しました! 嘴が特徴的です。

冬毛に換羽中の「ハクセキレイ」です。

背中の黒が灰色に変わってきています。
いよいよ探鳥シーズンの到来です。
生田緑地にも多摩川にも、探鳥グループが増えてきました。これからは双眼鏡が手放せません。
「お知らせ」
野鳥の写真は、大幅なトリミングをしているため撮影データは無意味なので掲載しないことにしました。
義経千本桜(後半)
今回は「義経千本桜」の後半です。
「花道際とちり席」

今月は昼夜共に一等席と決めてました。前回よりも更に前進し、前から八列目花道際『とちり席』。人それぞれに好みの席があると思いますが、私たちの一番はここ! 役者を下から見上げ、化粧の香りも届く大好きな席です。花道七三もスッポンも間近で見え、歌舞伎で一番美しいと思う引込みの演技を存分に堪能出来ます。毎回ここで観れたら幸せなんだけどなぁ。。。


「木の実」「小金吾討死」「すし屋」は、「いがみの権太」が主人公の一連の物語です。平維盛を救うため、小悪党の権太が図った一世一代の大芝居が裏目に出て親に刺されて死ぬという悲劇です。「江戸式」と「上方式」の型があり、仁左衛門が上方風の情をたっぷりと出し、こってりと演じています。
仁左衛門は、来月手術する右肩が使えず左手一本で演技を続けていました。観ている側がちょっと痛々しく思うほどで、役者の大変さや辛さを感じる舞台でした。

通し狂言最期の一幕は「川連法眼館」。歌舞伎ファンの間では、『四ノ切(しのきり)』と呼ばれています。人間の輪廻の浅ましさを描いた壮大な物語の「義経千本桜」の中で、それに対比するように描かれる親狐を慕う子狐の情愛の深さを綴った一遍です。この狐(義経の家来、佐藤忠信に化けています)の物語を絡ませることによって、人間の業の深さが浮き立ってきます。
「四ノ切」は、ケレンと呼ばれる仕掛けや早変りが多く、観ていて楽しい演目です。『音羽屋型』と『猿之助型』があり、今回は『音羽屋型』を堪能しました。宙乗りのある『猿之助型』の方が有名かもしれません。
『音羽屋型』のこの狐=忠信役を尾上菊五郎が演じました。4年前に菊五郎の『四ノ切』を観た時と比べると、激しい動きと体力を要するこの役は、70歳になる現在はかなり大変だと思います。年齢を重ねることによってできなくなる動きも当然出てくる中で、頑張り続ける役者魂は観ているものに元気と感動を与えてくれます。
「本日の観劇弁当」

歌舞伎の楽しみの一つは、『かべす』と言われる菓子・弁当・寿司。これなくしては、楽しみも半減してしまいます。4〜5時間に及ぶ観劇は体力も必要です。本日の観劇弁当は、寿司いろいろ詰め合わせ。上から三段目は焼き秋刀魚の押し寿司です。これ二人前なんですが、二回の幕間に少しずつ食べ進み、一人一箱ずつ平らげちゃいました。食べ過ぎです。全然体重が減りません ^^;
「義経千本桜」は、名作です。しかし、話しの筋立ては複雑で、芝居としても重厚なので、この作品を名作として楽しめるには観る側に相当な修練が必要だと思います。初心者の方には「猿之助型の四の切」以外はお奨め出来ません。
今回は、花道際の席だったお蔭で、私たちが大好きな片岡秀太郎からスペシャルなプレゼントを頂きました。72歳になる片岡秀太郎は上方歌舞伎を大切に育て、艶と柔らかさのある演技がとても魅力的な女方です。秀太郎が出入りの度に、歌舞伎座一の熱い熱い拍手を送り続けていたら、「木の実」花道の引込みで、こちらを見て流し目で感謝の合図を送ってくれました。感激です!増々秀太郎が好きになってしまいました。この一目だけで今日一等席を取った甲斐があったというものです。歌舞伎役者の目力は凄いです。一瞬にして、心臓を射抜かれたようです!
義経千本桜(前半)
今月の大歌舞伎は、昼の部・夜の部を通し狂言「義経千本桜」一本で上演されます。
歌舞伎座正面の懸垂幕に演目名が入ったのを初めて見ました。通常は、「◯月大歌舞伎」とか「◯月花形歌舞伎」と書かれています。さすがは、数ある歌舞伎演目の中でも屈指の名作「義経千本桜」の通し上演です。

台風通過中にもかかわらず、南風で澄み切った秋空。新歌舞伎座がよく似合います。
本日の一階一等席からの花道の眺め ♪

今月は、杮茸落公演集大成のような演目、配役なので一等席を奮発しちゃいました! 新歌舞伎座では、初の一等席です。大好きな花道際、歌舞伎座定紋が刺繍された真新しい座席、広々と足を組める空間。ちょっと一等席に慣れてなくて落ち着かないけど、年に一度は試したい上質な時間です。
今月の配役!

現在これ以上の役者は考えられない配役です。
『義経千本桜』は、歌舞伎の中でも最も有名な狂言の一つです。物語は、源平合戦の後日談。源頼朝に都を追われる義経の流転に引き寄せられる、狐忠信、知盛、いがみの権太の三人の主人公により全5段からなるもので、各段ごとにオムニバス形式で描かれています。人気の作品で、各段単独で上演されることが多く、さまざまな役者によって上演を重ねてきています。
前半の設定は、壇の浦で滅びたはずの平家の武将(平知盛)が実は生きていたというものです。
序 幕「鳥居前」 : 花形役者の尾上松緑、尾上菊之助が中心となっています
二幕目「渡海屋・大物浦」 : 中村吉右衛門、中村歌六、中村梅玉、中村又五郎ほか
三幕目「道行初音旅」 : 人間国宝二人の尾上菊五郎、坂田藤十郎による舞踊
今回の見所は、「渡海屋・大物浦」: 義経一行は、九州へ逃れるため大物浦の渡海屋で船出を待っています。渡海屋の主人銀平は、実は壇の浦の合戦で死んだはずの平知盛(中村吉右衛門)。源氏への復讐心に燃える知盛は、白装束で幽霊姿となって義経を追いますが返り討ちに。最期は、瀕死の身体に碇綱を巻き付け海に身をなげます。
船宿の主人銀平から平知盛に変わった時の銀糸使いの白装束と銀色の兜は、目にも眩しく神々しさと美しさが際立っています。返り討ちに遭った後の血塗られた白装束。髪を振り乱した復習鬼と化した知盛の形相は、鬼気迫る迫力と壮絶な最期へと続く悲壮感が全身から沸き立つようでした。「吉右衛門ここに極まり!」・・・観ている方も全身がしびれるような感動が走ります。最も円熟した最高の演技とは、このことではないか?と思います。その瞬間に立ち会えたことに感謝したい気持ちです。
今日のお供

豆いっぱいの豆大福は、腹持ちが良いです。
一等席で観るにふさわしい素晴らしい歌舞伎を堪能しました。
花道を駆け抜ける振動を肌で感じ、役者の表情も双眼鏡なしで楽しめる席は、舞台の醍醐味を何倍も味わうことができます。やっぱり一等席は、良いなぁ〜!
《お知らせ》
本日から、写真を大きくしました。
ipadで写真が切れない限界の大きさです。携帯やスマホでは入り切らないかもしれません。
カテゴリーも再編集しました。
夜咲く花をまた見つけました!
ジムの帰り道で、また、夜咲く花を見つけました!
「千成瓢箪の雄花」

うり科の植物は、みな夜咲くのでしょうか? カラスウリもそうだったし・・・。こんど調べてみよう!
「千成瓢箪」

まだまだ小さいですね。これは、生田緑地に自生のものではなく人家で栽培しているものです。子供の頃、庭で瓢箪を作っていたのを思い出します。瓢箪棚までこしらえて。もっともっと大きくなりますよ。
海の宝石たち!
ブログの題名に「ときどき海」とありながら、今年は介護の関係でダイビングに行っていないので、海ネタを出していませんでした。
ブログ名にもなっている「海」ですから一度ぐらいは出さないとと思い、過去の写真の中からダイバーでないと目にすることは難しいと思われる『海の宝石たち』をご紹介したいと思います。
いわゆる「魚」と言われるものは、大きいものから小さいものまで水族館に行くと見られますが、「ウミウシ」や「貝」、「甲殻類」などはなかなか見られません。
特に「ウミウシ(海牛)」と呼ばれる生物の美しさは、デザイナーが色彩の参考にするほど多彩で写真集も出ているほどです。
ダイビングを始めて、最初に潜った時に目にした謎の美しい生物「ウミウシ」に惹かれ、真っ先に入手した本は図鑑ではなく「ウミウシ学」という本でした。
その色彩美をご覧下さい。
「コンペイトウウミウシ」

沖縄恩納村の海で南十字星妻がお試しで借りた水中カメラで初撮影したものです。ガイドのライティングが良かったためか素晴らしい写真で、これを超える写真が未だに撮れないのが悩みの種になってます(苦笑)
「コモンウミウシ」

前に牛の角のようなものが2本でているのが特徴です。牛の角のようですが、名前の由来なのかはハッキリわかりません。
「サラサウミウシ」

後ろにヒラヒラした尻尾のようなものがあるのも特徴の一つです。
「アメフラシ」

「ウミウシ」と聞くと、「磯を歩いてて紫色の汁を出す気持ち悪い奴でしょ」と言われることがありますが、それはこの「アメフラシ」です。親戚筋ではありますが、ちょっと違います。
「ツリフネキヌヅツミガイ」

貝も目を見張るような色彩のものがたくさんいます。
「オルトマンワラエビ」

足の長い「オルトマンワラエビ」は、岩礁に生息するヤギ類やウミトサカ類の上を歩いているためコントラストが美しく、ダイバーの格好の撮影対象になってます。
海の中はまさにパラダイス!潜ってみないと何に出逢えるか分からない楽しさと驚きがあります。
最初の写真以外は全て伊豆の海の写真です。近場の海でも想像をはるかに超える素晴らしさです。是非一度チャレンジしてみては如何でしょうか? 運が良ければ、すごいモノに出逢えるかもしれません。
出しそびれて季節はずれになってしまった蝶達
写真を撮って、パソコンに取り込み、整理し、同定し、ブログアップ用ファイルに入れてという一連の作業ののち、アップする写真をチョイスしていくと、いつのまにか残ってしまうものが出て来てしまいます。大体は当日か数日のうちには出すようにしてるんですけど、残ったものも出そう出そうと思っているうちに季節がずれてしまいます。ネイチャーフォトは2週間もすると季節外れになってしまうんです。
そんな中から、蝶だけを集めてお披露目します。
「テングチョウ」

地味なので、後から調べようと思ってそのままにしていたら、なかなかの貴重種「テングチョウ」でした。7月7日撮影。
D3100+ズーム55-300㎜ 280㎜、ISO400、f/13、1/200
「ゴマダラチョウ」

生田緑地内では棲息数が少ないらしく、初めて見ました。家の近くの用水路の壁に張り付いているのを上から撮ったものです。9月17日撮影。
D3100+マクロ60㎜ ISO400、f/4、1/3200
「ウラナミシジミ」

多摩川河川敷のマメ科の植物周辺にヒラヒラしています。地味な色合いの蝶ですが、波模様がとっても綺麗です。9月13日撮影。
D3100+ズーム55-300㎜ 300㎜、ISO400、f/11、1/200
「キマダラセセリ」

蛾のようですが蛾ではありません。この蝶も生田緑地では棲息数が少なく、なかなか見られません。9月3日撮影。
D3100+マクロ60㎜ ISO200、f/3.3、1/160
「ヒメアカタテハ」

「アカタテハ」はよく見ますが、「ヒメアカタテハ」はなかなか見かけません。自宅のすぐ近くで発見しました。動きが敏捷なので、慌てて撮った1枚です。8月16日撮影。
SONY RX1R ISO100、f/11、1/100 大きくトリミングしてます。
こうやって並べてみると、今年の夏も終わったんだなと、しみじみ・・・。
「ヒキガエル」

昨日の夕方、スポーツジムに行く途中で見つけた「ヒキガエル」です。相当な大きさで20㎝ぐらいあったと思います。カメラを持っていなかったので携帯でパチり!ジムに行くときも小さなカメラは持ち歩くようにしようと思った瞬間です。
もうサザンカが!
今年の夏はあんなに暑かったのに、月曜日の生田緑地では「サザンカ」が咲き誇っていてビックリしました。
♪ さざんか さざんか さいたみち
たきびだ たきびだ おちばたき
あたろうか あたろうよ
しもやけおててが もうかゆい
って歌詞だったと思って調べてみたら、サザンカは10月から咲くんですね。
「サザンカ」

さざんかの花には蜜を求めて、たくさんの蜂が寄ってきます。中には、スズメバチもいるのであまり近づけません。D3100+マクロ85㎜ ISO400、f/4、1/1600 トリミングとプラス補正してます。
「ヒヨドリバナ」

「ヒヨドリ」が鳴く頃に咲くので「ヒヨドリバナ」と言うらしいのですが、生田緑地周辺では一年中「ヒヨドリ」が鳴いている気がして、???な感じです。
D3100+マクロ60㎜ ISO400、f/5.6、1/160
「彼岸花」

この時期は、やっぱり彼岸花ですね。もう一度出してしまいました。
D3100+マクロ60㎜ ISO400、f/13、1/200 トリミングしてます。
今週はぐずついた天気なので昨日の続きを。。。
昨日の午前中は9月最後の秋晴れでした。
台風が2つも発生しているので、暫く晴れの日はお預けな感じですね。
生田緑地はほとんど落葉樹なので、この緑の景色もまもなく終わりです。

「ヤマホトトギス」

時期的には、終わりに近い「ヤマホトトギス」です。世界で確認されている19種のホトトギス属の内、10種は日本の固有種だそうです。残念ながらこの「ヤマホトトギス」は違いますが、近い所では「相模上臈杜鵑草(サガミジョウロウホトトギス)」というのがあるそうなので、一度見てみたいです。
D3100+マクロ60㎜ ISO400、f/4、1/200
「ツユクサ」

夏頃からよく見かける露草です。早朝咲き、昼前には終わってしまいます。この写真は10時42分で、7本の雄しべが太陽の光を浴び、一番延び切っている状態のところです。この後、くるくると巻き戻りはじめ、昼過ぎには引っ込んでしまいます。
「ツユクサ」

前日のものでしょうか?萼に納まり、包みの中に引っ込んで役目を終えたところです。雄しべの形が面白いので、機会があれば接写を試みてみたいと思います。