猛暑の中の歌舞伎鑑賞教室
35度を超える真っ昼間の猛暑の中、学生たちの熱気はもっと熱かった!
「歌舞伎鑑賞教室」が開催される国立劇場の前は、学生たちの軍団でいっぱい(笑)

大きなミスト扇風機の前を陣取るグループ 炎天下でも「こりゃ〜、気持ちいい〜!」

「芦屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ) ー葛の葉ー」のポスター

今回の演目は、陰陽師・安倍清明の母親が白狐であったという伝説を元に作られたお話です。
中村時蔵は、白狐扮する女房(安倍清明の母親)の「葛の葉」と人間の「葛の葉姫」二役を演じます。早替りや「曲書き」と言われる手法で障子に和歌を書き残すところがみどころです。
鑑賞教室は何度も見ていますが、いままでで一番学生が多かった気がします。通常は、1階の大半と2階の一部にいるのですが、今回は1階、2階の全てと3階の3列目までが全て学生で埋め尽くされてました。一般客は、3階の後方の5列ほどで、会場は「満員御礼」!まさに学生を鑑賞する教室です。
初めて歌舞伎を観る学生は、解説を熱心に聞いている様子。回り舞台が回り始めると、1階席はウェーブを作るように学生が立ち上がって、「うぉ〜!」という驚きの歓声が響き、セリが上がったり、下がったりする度に叫び声と拍手が入り乱れています。学生たちの反応を見ていると、一緒になって初心に帰った気分で舞台の大仕掛けを楽しんでました。
本番の歌舞伎が始まっても寝ないで、ちゃんと歌舞伎を観てる学生も多く、大向こうの掛け声に一々反応して振り向く学生など興味津々の熱気が充満しています。この中から将来熱烈な「歌舞伎ファン」になってくれる人が一人でも多くいるといいなぁ〜と、祈らずにはいられない気がしました。
歌舞伎観賞後は、このところ通っている亀有の病院に移動です。
移動中の電車の中は格好の寝不足解消の場です。Zzzz......。
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