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第七回萬歳楽座



 国立能楽堂で、年2回開催されている「萬歳楽座」に行って来ました。
 「萬歳楽座」は、藤田六郎兵衛(笛方藤田流十一世宗家)が主催する会員制観能の会です。
 能は歌舞伎と比べると、客層がハイソな人たちが多く、着てくる着物も上質なものだと素人目にもわかる程ですし、服装もきちんとしている方がほとんどです。舞台が始まると咳をするのも憚られる静けさで、張りつめたような緊張感があります。



 「今回のポスター」
ポスター



「鷺」を演じる際の装束
鷺の衣装 


「袴」金糸で刺繍が施されています。
袴 


「着物」
着物 

 頭に付ける「飾り」
冠 

 今回の「鷺」は、舞囃子で能のクライマックスにあたる場面を面、装束をつけずに上演する形式です。
 「鷺」は、ちょっとバレエの「白鳥の湖」を彷彿とされるような動きもあり、まさに鷺そのものの動きをしています。思わず、野鳥観察の目で見てしまいました。ここに飾られた白い装束を身に付けた舞いをぜひ観てみたかったと思いました。
 能の装束は、どれも芸術品ばかりです。歌舞伎の衣装にも素晴らしい物は沢山ありますが、レベルが違うと思います。美術館や博物館に展示されても良いくらいの品々です。

 「隅田川」は、歌舞伎にもなっていますが、能では「四番目物・狂」に属します。わが子を探す狂女物で、再会のかなわぬ悲劇で終わります。
 この演目には、3人の人間国宝が出演しています。特に、太鼓の亀井忠雄氏の演奏は、いつも全身全霊で打ち込んで気迫が籠っています。一人一人が、超一流の芸を披露している舞台は、一種独特のエネルギーが漲っているのを感じます。真剣に見ないと罰が当たるような気にさせられます。
 次回の「萬歳楽座」は、10月『高砂』の予定です。
 能は、歌舞伎と違って1回限りの上演なので、気づかないと販売日が過ぎてしまってチケットが取りにくいのが難点です。
 



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Author:南十字星
 自然観察と歌舞伎が大好きな夫婦でつくっているブログです。生田緑地と伊豆海洋公園をフィールドにネイチャーフォトを楽しんでます。

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