蝶の時間〜生田緑地(2)〜
美しい蝶の世界、3日目です。
「ツマキチョウ」

翅の先端部が尖って、鮮やかな橙色が入っている「ツマキチョウ」です。開いてくれたので綺麗に撮れましたが、裏面はまわりの環境にとけ込むような色で追っていると見失ってしまいます。生田緑地では、棲息数が少ないようです。
「トラフシジミ」(春型)

これも生田緑地では数が少ない「トラフシジミ」です。春と夏の年2回発生しますが、夏型は白色がなくなり、全体的に褐色になり見つけにくくなります。「ツマキチョウ」とともに見られてラッキーでした。
「トラフシジミ」(春型)

これは「トラフシジミ」が翅を開いたところです。表と裏の色がこんなにも違います。最初は「ヤマトシジミ」と思い、帰って写真を見ても「ヤマトシジミ」かと勘違いしてましたが、触覚先端の色や、翅の下の方に橙色が見えてたり、青の色の付き方がどうも違うようなので更に深く調べていくうちに、2枚目の写真「トラフシジミ」が翅を広げたところだったと判明しました。生物の同定は難しいです。
「キチョウ」

黄色い花の中に、ちょっと薄い黄色の蝶がいるのが分かりますか?下向きになってます。「キチョウ」は動きが早く、なかなか止まってくれないので撮りにくい蝶の部類に入ります。あざやかな黄色は春って感じですね。他の蝶に比べて翅が薄くて華奢に見えるのは色のせいでしょうか?
蝶はやはり綺麗ですね〜。蝶の世界にハマる人が多いのも分かる気がします。
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蝶の時間〜生田緑地(1)〜
蝶の一生は、成虫→卵→孵化→幼虫→蛹→成虫というサイクルですが、非常に短く、種類にもよりますが年に数回の発生期があります。昨日の多摩川で春の蝶の発生期がピークを迎えている感触があったので、早速、生田緑地に朝から蝶を探しに出かけてきました。成果は上々、2日に分けてご紹介します。
「アオスジアゲハ」

黒の縁取りに、青と緑と白の模様があざやかで美しい「アオスジアゲハ」です。「ウツギ」の白い花に蜜を吸いにきてました。この「ウツギ」の木には「アオバセセリ」という貴重種が来ることもあります。実は、「アオバセセリ」狙いで真っ先にこの木を目指してきたのですが、今日の出会いは「アオスジアゲハ」でした。これもラッキーです。
「アオスジアゲハの飛翔」

蝶の写真は非常に難しく、飛翔写真が撮れたのは私達の器材では奇跡に近いことです。生田緑地内には、沢山の生物カメラマンがいますが、野鳥狙いの人と、蝶狙いの人のカメラは甲乙つけ難いぐらい高級器材揃いです。
「ナガサキアゲハ」

アゲハチョウ科のチョウでは珍しく、一番下に出っ張っているはずの尾状突起がありません。ミカンの木が大好きで柑橘系の木の周辺によくいます。
「クロヒカゲ」

モンシロチョウぐらいの大きさですが、真っ黒く、名前のとおり林の中の日陰を飛んでいます。ジャノメチョウ科の蝶なので、よく見ると斑紋がシックで綺麗です。
一日で沢山の蝶に出会えました。これだけ一度に見たことはないと思います。明日は続きの3種類をご紹介する予定です。
蝶の時間〜多摩川〜
GWまっただ中。どこに行っても人人人なので、こんな時は地元でのんびりと生物観察でもと出かけて行った多摩川は、もの凄い人だらけでびっくりしました。河川敷はどこもかしこもバーベキュー大会!ランナーやサイクリストに子供達もたくさん走り回ってます。
こんな日に鳥達がいるはずもなく、野鳥観察から急遽、植物昆虫に切り替えました。
「ベニシジミ」

この時期、特に目につくあざやかな赤色は「ベニシジミ」です。河川敷の陽当たりの良いところに花の蜜を吸いに集まってきます。あまり動かないので写真は撮り放題、モデルとしてはとってもいい子です。

あまりにいい子なので、もう一枚。こちらが動かなくても自ら花の上で一周身体を回してくれます。綺麗な紅色ですね〜♪
「ジャコウアゲハ♀」

他のアゲハチョウに比べてゆったりと飛翔する「ジャコウアゲハ」です。大型でよく目立ちます。黒っぽい蝶も一緒に飛んでいるので、オナガアゲハもいるのかなと思ったら、黒っぽいのは雄でした。
「ヒメウラナミジャノメ」

前の2つが目立つ蝶なので地味に見えますが、この「ヒメウラナミジャノメ」も十分目立ちます。モンシロチョウより少し小さい感じですが、目玉模様が特徴的です。ジャノメチョウ科のチョウはどれも目玉模様があるので分かりにくいですが、「ヒメウラナミジャノメ」は、目玉の中に更に2つの点状紋があるので他と識別できます。
生田緑地も多摩川もGW中はものすごく混みそうなので、GWが終わってからゆっくり楽しもうかと思いました。
知らざぁ言って聞かせやしょう
四月大歌舞伎の最後は、待ちに待った第二部。菊五郎の弁天小僧と玉三郎の滝夜叉姫です。今月一番の見所を最後に残しときました。暖かく好天に恵まれ観劇日和です。
南十字星妻は、着物地で作った自作のブラウスを着てご満悦!

「弁天娘女男白浪の板絵」

最初の演目は、通し狂言で上演する時は本外題の「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」といい、〈浜松屋〉と〈勢揃い〉の場面だけの時は、「弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおとしらなみ)」の外題を使います。一般的には『白浪五人男』といった方が分かりやすいですね。
白浪とは盗賊のことです。五人の盗賊が河竹黙阿弥の七五調の名台詞にのって大見得をきる歌舞伎演目きっての人気演目です。
『知らざぁ言って聞かせやしょう・・・』から
『問われて名乗るもおこがましいが・・・』、『さてどん尻に控えしは・・・』と次から次へと名台詞が続きます。
最大の見せ場は、もちろん「志ら浪」と書かれた傘を手に稲瀬川に勢揃いする場ですが、この芝居の一番面白いところは、弁天小僧が化けていた娘から男に変わる瞬間です。『おい、あ兄!もう化けちゃいられねぇ』と、か細い声から野太い声音に変わる、当代菊五郎の名人芸が光ります。
「将門板絵」

常磐津の名曲による舞踏劇です。歌舞伎のメインの伴奏は三味線音楽です。その三味線にも「長唄」「常磐津」「清元」「竹本」と大きくは四つ(他にもいくつかあるのですが)の流派があり、それぞれ使う三味線も音色も服装からして違います。これを聞き分け味わうのも歌舞伎の面白さ奥深さの一つです。
特に「クドキ」という、女性がめんめんと心情を訴える最大の見せ場では、ただただ玉三郎の妖麗な美しさに見惚れるばかりの素晴らしい舞台でした。相手役の松緑は、武士としての武張った力強さは一品ですが少し色気がなく、海老蔵や染五郎だったらどうだったかなぁと思ってしまいました。
この舞台には最後に大道具の大仕掛け「屋台崩し」というなかなか見られない趣向があるのも楽しみの一つです。
「本日のお供」

歌舞伎座の真裏にある和菓子屋さん「柏屋」の柏餅です。もちもちの餅に、少し甘めの上品なこしあんがほど良く合い美味しい柏餅です。
「喫茶YOUのオムライス」

中村勘三郎がこよなく愛したオムライスです。ぷるぷるのやわらかさで、スプーンで開くととろっとろの卵が絶品です。ケチャップライスも固めのご飯で良い味でした。いきなり大ファンになってしまいました。次回は、團十郎のお気に入りのナポリタンに挑戦したいなぁ〜と思います。テレビに出たこともあって昼間は、かなり混んでいて行列ができています。
今回、夕方の空いている時間帯だったのですぐ入れてラッキーでした。ちょっとお勧めのオムライスです!
コナラもこんなに大きくなりました
ドングリから育てている「コナラ」もこんなに大きくなりました。3枚目の葉が出て来ています。そろそろ鉢を分けないといけませんね。

ここからは、月曜日に撮影した生田緑地の植物です。
「ウツギ(空木)」

茎の中心が空洞になっているので、「空木」という名がついています。この花を撮っていたら、『アオバセセリがいましたか?』と声をかけられました。「アオバセセリ」とは、生田緑地では棲息数が少ない美しい蝶のことです。蝶を専門に撮影している方のようで、アオバセセリは「ウツギ」が大好きで午前中なら見られる可能性があるというのを教わりました。
生田緑地を歩いていると、野鳥、蝶、昆虫、植物などそれぞれ専門に撮影している方々によく出会い、声を掛けられます。こちらが分からないと丁寧に教えていただけることが多いので勉強になります。持っているレンズや装備で何を狙っているのかは大体分かります。
「カラスノエンドウ」

秋に実が熟すとエンドウマメのような実が黒くなり、カラスの嘴のように割れるので「カラスノエンドウ」といいます。もう少し小形で良く似た「スズメノエンドウ」というのもあります。
「マツの雄花と雌花」

中学の理科の教科書によく出てくるマツの花です。マツは下に雄花、上の方に雌花がつきます。花粉を飛ばすには、雌花は下の方にあった方がいいのでは?と疑問がわきますが、マツの花粉には空気袋がついているため、風で舞い遠くまで飛び、この程度の高さでは全く問題にならないようです。
スギやヒノキの花粉の飛散もおさまって来たようで、随分と楽になってきました。
ホーホケキョ♪
2月頃から聞こえる「ホーホケキョ」の声は「ウグイス♂」ですが、姿を見た人は少ないと思います。英名「Japanese Bush Warbler」"日本の薮にいるムシクイ"が示すように、ササの茂った薮に生息し、ガサゴソと音はするけどなかなか見られません。野鳥観察の中でも撮影の難しい部類に入ります。
今回も声のする薮を覗き込むように探し続け、ふっと見上げたら、ちょっと上の木の枝に止まってさえずってました。超ラッキーです。逆光のうえ遠かったので、こんな写真しか撮れませんでしたが次にいつ見つけられるかは分からないのでアップします。
「ホー・・・、」

「ホケキョ〜♪」 おみごと!

「キイロスズメバチ」

生田緑地散策中の最大の天敵です。刺されたら大変です。木の枝、茂みの中などいろんなところに巣があるので、昆虫を追っかけてる時は要注意です。樹液を大量に出す樹木にも蜜を吸いに集まってきます。この写真を撮った後も、こちらに向かって飛んできました。危ない危ない(汗)
「ハグロケバエ♂」

いまの時期、花の咲いているところに数多くの「ハグロケバエ」が飛び交っています。ハエという名前がついているので印象が悪いですが、イエバエやクロバエとは随分違います。真っ黒い複眼や身体が思いのほか綺麗です。大きな複眼のこの子は、雄ですね。お腹のあたりにある大きな玉は蜜玉でしょうか?
春の花、クライマックスへ
ここ数日の寒さは、まるで冬に戻ってしまったようです。本当は、春真っ盛りのはずなのに・・・。
今日は、気温はまだ低いものの良く晴れていたので、気になっている花たちに会いに生田緑地へとやって来ました。
「フジ(藤)」

一番気になっていたのが、この藤の花です。今がまさに見頃です。「あ〜っ、間に合って良かった!」
藤色が、青空に良く映えていました。
「ツツジ」

次に気になっていた花は「ツツジ」です。「ツツジ山」の陽当たりの良いところは、こんな感じで花が咲いてますが、見頃はまだ少し先になりそうです。
「モッコウバラ」

枝に棘がないバラで、蕾が沢山ついてました。ちょっとだけ、花びらがほころび始めています。
今年の春の『ばら苑』は、5月16日(木)〜6月2日(日)に開催されます。(月曜日は休苑です)場所は、以前「向ヶ丘遊園地」があった敷地内にあります。色とりどりで、種類も豊富でとっても見応えのある『ばら苑』です。今年も何回か行こうと思ってます。
「ライラック」

植栽されたものですが、「ライラック」の花が咲いてました。
モクセイ科ハシドイ属の落葉樹で、和名は「紫丁香花(ムラサキハシドイ)」と言います。また、この花はフランス語由来の「リラ」とも呼ばれています。香りが良く、香水の原料にも使われます。
藤の花よりも、華やかな薄紫色をしています。藤が「和」の紫色なのに対し、ライラックは「ヨーロッパ」の紫色を表現しているように思われます。同時に見て、比較することができて面白かったです。
雨の日は趣味の手作り
天気の悪い日は、家の中でそれぞれ作りたいものに時間をかけて一日を過ごします。
「ブラウス」

着物の布地で作ってみました。夏物で透け感があるのですが、汗を吸いにくい生地だったのでさらしを裏地にしました。綿100%の肌触りは、やっぱり良いものです。
早速、昨日の母の命日に「墓参り」に着て行って「こんなものを作ってみたよ!」と報告しました。母が、クスっと笑っているような気がしました。
「刺子の袋物」

左は、刺子の袋物です。実は、リバーシブルになっています。右側の小袋は、リバーシブルの裏側の生地を一重で作りました。この布地は、男物の浴衣生地です。
今、私(南十字星妻)の中では、和風柄がマイブームになっています。近くの着物の古着屋さんから、安い反物を買ってきてちょこちょこ作ってます。反物は、幅が36〜38㎝、長さは約12mあります。これだけあると、半袖ブラウス、パンツ、手提げカバンを作ってもまだ余りが出ます。反物の価格にもよりますが、とってもお得感があります。
「HMSビクトリー号」船尾側から

船体の骨格が出来上がりました。堂々の大きさです。きっちりと直角を取り、板のねじれを直し、微調整のヤスリを丹念にかけました。若い頃から木造の模型を手がけてきたので失敗からの教訓を活かしたいところです。今のところ、船首から船尾まで75㎝、船幅20㎝、高さ20㎝です。ここからが本番で、船体に外板を張っていく根気のいる作業が続きます。帆船模型の作成時間は、船体の作成35%、上部の帆とライン張りが65%の割合といわれています。夢の帆船模型完成なるか?外板張りで挫折する人が多いようなので挑戦が続きます。
新歌舞伎座 杮茸落四月大歌舞伎(第三部)
今回は、第三部の杮茸落公演に行って来ました。
先日、「アド街ック天国」で東銀座、特に歌舞伎座周辺をやっていたので、始まる前にテレビに出て来た店を確認しながら回ってみました。おかげで新たな発見が沢山できて、とっても有意義なひと時を過ごせました。
今回はカメラを忘れてしまい、携帯で撮影したものなのであまり画質がよくありません。
「歌舞伎座入口の絨毯」

前回に初めてこの絨毯を踏んだ時の感想を書き忘れてしまいました!
新しい絨毯は、毛足が長くまだ踏みしめられていないのでふかふかとしています。ちょっと足を取られて危ない感じがします、贅沢ですね(笑)。年配の方も多くいらっしゃるので、つまづくお客さんも結構いるのでは?と、ちょっと心配になります。
この入口の空間は、以前と全く変わっていないですね。
「盛綱陣屋板絵」

最初の演目「盛綱陣屋(もりつなじんや)」は、時代物の歌舞伎です。源頼朝亡き後、源氏が鎌倉方と京方の間で争いが起こり、佐々木盛綱と高綱兄弟は敵味方に分かれて戦うことになるという話ですが、実は「大坂冬の陣」を下地にしたもので、盛綱、高綱は、真田信幸と幸村兄弟のことです。歌舞伎では、当時そのままの名前で上演ができなかったので、このように時代設定や名前を置き換えた作品が多いんです。
今回、この盛綱役を片岡仁左衛門が見事に演じました。兄弟、親子が敵味方で戦わざるを得ない苦悩と哀しさを描いています。
特筆すべきは、子役たちの素晴らしい演技です。染五郎の長男、松本金太郎(8歳)は父(高綱実は幸村)が捕らえられ首を打たれたと信じこませるため、偽首を目にして切腹する役ですが、驚く程の演技力で観客の目を引きつけました。また、尾上松緑の長男、藤間大河(7歳)は花道で見栄を切って引っ込む大役を演じ、拍手喝采を浴びてました。これからの成長が、すご〜っく楽しみな子役たちです。
「勧進帳板絵」

二番目の演目は「勧進帳(かんじんちょう)」です。
昨年、秋からこれで4回目の「勧進帳」になります。よく続きます。さすが人気演目です。弁慶役は、團十郎、幸四郎、海老蔵と観て今回また幸四郎です。これで今まで何回の「勧進帳」を観たことか(苦笑)
今回の配役は、今の歌舞伎界でのベストメンバーと思えるものです。1,000回を超える弁慶を演じる松本幸四郎は、確かに素晴らしいのですが、回数を重ねる毎に芝居が大袈裟になり、ちょっとクドい気もします。それに比べて、お正月に浅草歌舞伎で弁慶を演じた海老蔵は、若々しくフレッシュな力強さがありました。
歌舞伎を初日と千秋楽に二度観てみると分かるのですが、歌舞伎役者は客に受けた場面や演じてて気持ちのいい場面は、日を重ねる毎に大袈裟になっていく傾向にあります。大袈裟になって良かったときは演技が練れて良かったということになるのですが、逆にクドくなる場合もあるので押さえた演技も必要だなと感じることがあります。歌舞伎には演出家がいないことの悪い面がこういったところに出てくるのかもしれません。
その時の観ている側の気分にもよるかもしれませんが、当たり役で回数を重ねた味のある演技と、まだまだ初役を演じる時の初々しさと力いっぱい真剣に取り組む演技の甲乙は付け難いものがあると感じました。
富樫の菊五郎、義経の梅玉、弁慶以外の山伏を左團次、染五郎、松緑、勘九郎とこれだけの役者を二度と揃えることができないという位の配役で、さすが杮茸落公演といえるでしょう。
春の便りはまだまだ続く
春一番の小さな小さな野の花が咲き出してから1ヶ月以上たちました。新緑の季節を迎え、春の2番手3番手の植物達も色とりどりに咲き誇っています。
「ツルニチニチソウ(蔓日々草)」

5枚の花びらのように見えますが、花は筒状です。筒の先端が割けて5花弁のように見える独特のフォルムをしています。紫や淡い青、白の花もあり、とても目立つ花です。
「ヤマブキ(山吹)」

まさにヤマブキイロ。濃いめの綺麗な黄色が春って感じです。ヤマブキイロは正確にいうと、オレンジ色と黄色の中間色のことをいうそうです。
「ギボウシ(擬宝珠)」

我が家の庭で毎年、春を告げる「ギボウシ」です。包み込まれてくるくるした葉っぱがぐんぐんと伸びてくるのを見ると春がきたなぁと感じます。長い間「ギボシ」と間違えて覚えてました。花も咲きますが、この特徴的な葉がとっても綺麗です。
「ヒキガエルのオタマジャクシ」

全体的に黒い身体と尻尾の形状、頭と口の形から「ヒキガエルのオタマジャクシ」だと思います。手の届きやすいところにいるので、次回は手にとって観察してみようと思ってます。子供の頃を思い出しますね。
「伸びすぎたタケノコ」

タケノコがこんなに伸びてました。これじゃ、食べられないですね。このあたりは、マムシが出るのでタケノコ探しには不向きです。
何気なく見ている花も。。。
生田緑地の観察も、花の多いこの時期は一つ一つ見ているとなかなか前に進めません。そして、良く見かける花でもよーく観察すると種類が違うことがよくあります。
「カントウタンポポ」

良く見かける「セイヨウタンポポ」は、総苞(そうほう:ガクのような緑色をした幅のせまい葉のようなもの。黄色い花びらの下の緑の部分です。)が反り返ってます。「カントウタンポポ」は、反り返ってません。タンポポの見分け方は、この総苞を見ることが最も重要です。「カントウタンポポ(関東蒲公英)」は、和名のとうり関東周辺で見られる在来種のタンポポですが、探すと以外と大変です。ほとんど「セイヨウタンポポ」に押されていて見つかりません。
「カントウタンポポの綿帽子」

種が銀色に輝いてとっても綺麗です。風が吹くと、フワ〜っと風に乗って旅に出ます。
「カキドオシ」

和名「垣通し」と言い、シソ科の一種です。優しい色合いで、見落としがちな花のように思われます。気づいて立ち止まって見ると、清楚で可憐な花です。世界中で薬草として用いられ、お茶としても飲用されます。糖尿病・腎臓病・膀胱結石・虚弱体質・湿疹・小児の夜泣き、ひきつけ等効用は高いそうです。
「ハルジオン」

道端で良く見かける花ですが、名前を知らない方も多いのでは・・・?
ハルジオンを漢字で書くと「春紫苑」です。よく似た花の「ヒメジョオン(姫女苑)」と、花も名前もよく混同されます。
違いは、「ヒメジョオン」の方が背が高く、花は小さくて数が多く根本がすっきりしています。「ハルジオン」は、背は低く、花は大きくて数が少なく根本に葉があります。また、「ハルジオン」の方は蕾が下向きに垂れ下がっているのが特徴です。
いつも見かけている花たちも、この時期にしか見られないものです。そう考えると愛おしいものに思えてきます。
生田緑地谷戸にカルガモが来ました!!
今の時期、生田緑地を歩くときは帽子と長袖のシャツ、首の周りにはタオルなどで保護することが重要です。日焼け防止もありますが、一番の理由は毛虫対策です。大きな木の下を通るときは、よーく目を凝らしてみながら歩かないと、あちこちで上からツツ、ツーと糸にぶら下がった毛虫が下りてきます。運が悪いと身体にひっかけてしまうので要注意です。
生物観察は必要な知識を観察会などに参加し、身につけてから始めることが大切です。毒のあるもの、スズメバチ対策、気をつける場所など大切な情報を教えてくれます。
自然が豊かな場所で観察を続けるには、猛暑の夏でもなるべく肌を露出せず長袖長ズボンに帽子、首にタオルは絶対に必要な対策です。野山を歩く際は注意を怠らないようにしましょう。
「カルガモ」


生田緑地内の田圃にはカルガモのペアが来ていました。嘴を泥の中に突っ込んで餌探しです。カルガモの特徴は、黒い嘴と嘴の先端が黄色いこと。そして、顔に二本の黒いラインがあることです。そーっと近づけば、結構近づけます。
「ヒヨドリ」

冬が終わり、野鳥観察には厳しい時期になりました。葉がどんどん茂ってきて、鳥がなかなか見れません。声はすれども姿がなかなか見えずで、写真に収めるのは相当難しいです。
「スジグロシロチョウ」

蝶の季節になりました。今はまだシロチョウやキチョウが中心ですが、これからどんどん出てきます。「スジグロシロチョウ」は、生田緑地ではよく見られる白い蝶で、飛んでいる時は「モンシロチョウ」と見分けがつきにくいです。こうやって止まっている時に観察すると、翅脈が黒いので一目瞭然です。「ヒメオドリコソウ」の花の蜜を忙しそうに吸ってます。
「ヤマトアザミテントウ」

「ニジュウヤホシテントウ」か「オオニジュウヤホシテントウ」かとも思いましたが、光沢と赤みが強く、会合部の紋が左右融合していることと黒紋が大きいことから「ヤマトアザミテントウ」かと思われます。(ちょっと、自信なしです)ここまで星が多いと可愛げがなくなってきますね。ナナホシぐらいが丁度いい感じです。
「ハラビロカマキリの卵嚢」

いつ孵化するかと楽しみに観察している卵嚢です。「シジュウカラ」にいつ食べられるんじゃないかとヒヤヒヤしてましたが、なんとかここまで見つからずに済みました。このまま見つからずに孵化までこぎつけてくれるといいんですが・・・。
タマノカンアオイが開花しました
春もどんどん進んで新緑が眩しく輝いている中、生田緑地へ「タマノカンアオイ」を確認しに行きました。
「タマノカンアオイの開花」

前回「タマノカンアオイ」の花は、まだ開ききっていませんでした。無くなってないか?咲き終わってないか?と、心配になって確認すると・・・こんなに開いてました!完璧です。具体的な場所は書けません。珍しく貴重な植物は盗掘する人が後を絶たず、そういったことを専門にする業者もいるそうです。なので、当ブログにも載せられない貴重種がいくつか存在するのですが大切な種の保存の為にはやむを得ません。残念なことです。タマノカンアオイ(多摩の寒葵)は多摩丘陵の一部にのみ生育する植物なのでご紹介しました。
「八重桜」

ソメイヨシノがすっかり散って葉桜になってしまい、「お花見」シーズンが終わると華やかな八重桜が咲き始めます。この花に出会うと、ちょっと嬉しくなっちゃいます。
「マツの雄花」

春風が、サ〜っと吹き抜けると煙が・・?? いえいえ、花粉が散布されたのです。ビックリ!思わず咳き込んでしまいました。このマツの雄花からも大量の花粉が飛び散っていました。
「ナガバノスミレサイシン」

色々なスミレが、次々と咲いてます。このスミレは、葉が細長いのが特徴です。名前の由来もここから来ています。一口にスミレと言っても多種類あり、生田緑地でも7種程のスミレを確認出来るそうです。
花を探し歩くのは、とっても楽しいです。良く見かけるけれど名前を知らない花、今まで見たことも無い花など毎回新たな発見があります。
第七回萬歳楽座
国立能楽堂で、年2回開催されている「萬歳楽座」に行って来ました。
「萬歳楽座」は、藤田六郎兵衛(笛方藤田流十一世宗家)が主催する会員制観能の会です。
能は歌舞伎と比べると、客層がハイソな人たちが多く、着てくる着物も上質なものだと素人目にもわかる程ですし、服装もきちんとしている方がほとんどです。舞台が始まると咳をするのも憚られる静けさで、張りつめたような緊張感があります。
「今回のポスター」

「鷺」を演じる際の装束

「袴」金糸で刺繍が施されています。

「着物」

頭に付ける「飾り」

今回の「鷺」は、舞囃子で能のクライマックスにあたる場面を面、装束をつけずに上演する形式です。
「鷺」は、ちょっとバレエの「白鳥の湖」を彷彿とされるような動きもあり、まさに鷺そのものの動きをしています。思わず、野鳥観察の目で見てしまいました。ここに飾られた白い装束を身に付けた舞いをぜひ観てみたかったと思いました。
能の装束は、どれも芸術品ばかりです。歌舞伎の衣装にも素晴らしい物は沢山ありますが、レベルが違うと思います。美術館や博物館に展示されても良いくらいの品々です。
「隅田川」は、歌舞伎にもなっていますが、能では「四番目物・狂」に属します。わが子を探す狂女物で、再会のかなわぬ悲劇で終わります。
この演目には、3人の人間国宝が出演しています。特に、太鼓の亀井忠雄氏の演奏は、いつも全身全霊で打ち込んで気迫が籠っています。一人一人が、超一流の芸を披露している舞台は、一種独特のエネルギーが漲っているのを感じます。真剣に見ないと罰が当たるような気にさせられます。
次回の「萬歳楽座」は、10月『高砂』の予定です。
能は、歌舞伎と違って1回限りの上演なので、気づかないと販売日が過ぎてしまってチケットが取りにくいのが難点です。
吉右衛門渾身の名舞台「熊谷陣屋」
昨日は新歌舞伎座の興奮で、肝心の演目の感想が少なかったので追記しておきます。
「熊谷陣屋板絵」

最初の演目「壽祝歌舞伎華彩(ことぶきいわうかぶきのいろどり)」は歌舞伎座の新開場を祝う新たな外題で、正式には「鶴寿千歳」といいます。昭和天皇の即位の大礼の奉祝曲として作られたもので、テレビでも随分取り上げられていました。
笛、小鼓三張、大鼓二張に箏が四面という豪華な囃子方です。歌舞伎のメインの音楽は三味線音楽で、能を歌舞伎化した演目では笛や鼓が使われますが、箏はなかなか聴くことができません。箏の音はとても上品で、「日本」を感じさせてくれる祝祭にぴったりな音色です。
『ありがたや 道昭らく 人は皆 和らぐ御代に生まれ会いて』
という詞章には「昭和」という元号が読み込まれています。
平安時代を思わせる衣装に身を包んだ宮中の男女達と鶴が平安を寿ぐ舞を舞う姿はただただ美しく、祝祭一色の舞台に「歌舞伎座が戻ってきたんだなぁ」と会場全体に喜びが満ちていくような舞台でした。
次次代を担う四組の若々しい役者達が誇らしげで舞っていたのが印象的です。
二番目の演目は、十八世中村勘三郎に捧ぐ「お祭り」です。赤坂日枝神社の山王祭を素材とした清元による舞踏です。中村座の役者が勢揃いし、鳶や芸者衆の扮装で次々に踊りを披露します。三津五郎を筆頭に、福助、橋之助、彌十郎、獅童、勘九郎、七之助、亀蔵、巳之助と並ぶと中村座は役者揃いで、一致団結して座頭の勘三郎を失った危機を乗り切ってくれそうな気がします。頑張れ!中村屋!
最後の演目で、この日のメインは、「熊谷陣屋」です。
作品名称は「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)」といい、源平「一の谷の合戦」を舞台にした大きな二つの物語によって構成された全五段の長編ものです。その三段目に当たるのが「熊谷陣屋」になります。
本来この名作を味わうには、全五段の内、初段大序、二段目の口と中、三段目と見て行かないと「なぜ、熊谷次郎直実は平敦盛を助けるため我が子を犠牲にしたのかという制札の謎」の部分がはっきり分からないのですが、時間の関係からか、ほとんどの上演は「熊谷陣屋」単独での上演となっているのが残念です。
私達も通しで観たのは一回だけで、昨年三月国立劇場で團十郎の熊谷直実でした。国立劇場は通しでやってくれることが多いので、勉強のためには貴重な機会なんです。
今回の熊谷陣屋は、吉右衛門の気迫のこもった演技が素晴らしく、歴史に残る名演になるだろうと思います。特に幕切れの花道での名演は忘れられません。この幕切れには四つの型がありますが、吉右衛門は熊谷一人が花道に出る九代目市川團十郎型です。
花道七三で僧侶姿になった熊谷が、我が子を犠牲にした悲哀を嘆き、世の無情を儚み「夢だ、夢だ〜」と叫びながら笠で顔を覆いうずくまる場面は心に焼き付きます。
出来たら、もう一度、吉右衛門の渾身の舞台を観たいものです。
「熊谷陣屋」は歌舞伎の時代物を代表する名作の一つですが、初心者の方にはなかなかお薦めしにくい作品でもあります。名作といわれる時代物は竹本による義太夫で語られることが多く、台詞のほとんどは聞き取りにくい上、ダイナミックな動きも少なく、ただただ眠気との戦いになります。観劇には珈琲などを沢山呑んで、気合いを入れて臨んでみてください。
杮葺落四月大歌舞伎 第一部
待ちに待った新歌舞伎座。天皇陛下も内閣総理大臣も観終わったようなので、いよいよ私達の出番です。開場後、初めての歌舞伎に行ってきました。
歌舞伎座正面の「提灯と櫓」

今までは、ただ見上げているだけでしたが、いよいよ中へ・・・
「3階席から見た舞台の様子」

旧歌舞伎座の3階席から花道は全く見えませんでしたが、これだけ(花道の七三とスッポン)見えるようになりました。とても観やすいです。隣の常連さんと意見交換したところ、やっぱり少し座席幅も前後の間隔も広くなったようです。天井の雰囲気は、以前とほとんど変わりないです。
定式幕は、前のものを利用しているようで、周りの新しさに比べて古さが目立ってました。
真新しい絨毯はふかふかで、ちょっと歩きづらい感じでしたが、全てが新しくていいですね♪
「名優達の肖像写真(64名)」

勘三郎と團十郎の写真も・・・ちょっと悲しくて、淋しい気持ちになっちゃいました。私達が毎月歌舞伎を見始めてから、もう五人の名優が亡くなりました。中村富十郎、中村芝翫、中村雀右衛門、中村勘三郎、市川團十郎。。。今でも写真を見ているとそれぞれの特徴のある声が聞こえてきます。
「第一部の演目の板絵」

演舞場ではそのまま飾られていた板絵は、ガラスケースの中に入ってます。
「歌舞伎座内「吉兆」のお食事」

今日、食べたものではありません(笑)いつか食べたいなと思って載せてみました。本日はいつもどうりの「辨松」のお弁当です。辨松では、いつものおばちゃんと「このあいだNHKに出てたの見ましたよ」と談笑。歌舞伎座開場を喜び合いました。歌舞伎座内の吉兆で食べられるお食事のお値段は、なんと6,300円です。いつか食べてみたいと思ってますが、ちょっとお高いので、なかなか試すことができません。
第一部の二番目の演目「お祭り」は、十八世中村勘三郎に捧ぐもので、中村座の面々が勢揃いします。坂東三津五郎が「十八代目もさぞ喜んでいることでしょう」と言った時は、グッとくるものがありました。
そして、花道から勘九郎が長男七緒八くん(2歳)を連れて七之助と登場した時は、場内から「わ〜っ!」と歓声が上がり、華やかな雰囲気でお祭りにふさわしい舞台になってとっても良かったです。本当に勘三郎も喜んでいると思います。勘三郎のうれし泣きか? 第一部が引けると、外は雨でした。
ドングリから芽が出ました
この冬は一度も風邪をひかなかったのに、今頃風邪をひいてしまい、昨日一昨日と家でジットしてました。どこでうつされたのかな?先週末に行ったところといえばスポーツジムしかないのできっとジムだな!ったく〜!!
ということでネタがないので、我が家のプランターから発表します

昨年の年末に生田緑地から拾ってきたコナラのドングリから芽が出ました〜♪
生田緑地に落ちているドングリは芽が出ているのを先週沢山確認していたので、もう駄目なのかな〜と半ば諦めていたのでとても嬉しいです。この数日で出てきたものと思われます。
小さな芽が出始めのものから・・・

少し伸びたもの・・・

小さな双葉が出てきて・・・

開きました〜♪ 生命力を感じます。

ドングリから生育させるのは初めてです。土が乾かないように生田緑地から落葉を拾ってきて被せたりして冬の間養生していた甲斐がありました。こらから大木に育てるにはどのくらいかかるのでしょうか?野鳥がやってくるぐらいに成長して欲しいものです。
昆虫の世界
生田緑地を中心に生物観察を続け、見た目も美しい植物や野鳥の写真を数々掲載してきましたが、動物界の大所帯、昆虫については少し手薄になっていました。蝶やトンボなど馴染みのある昆虫を少しアップしてきたぐらいです。昆虫は現在知られている地球上の生物約160万種の内、60%約95万種を占めています。植物は、約25万種、昆虫以外の動物約29万種と比較するといかに多くの種が存在するかに驚きます。
全生物を観察対象にしている私達のブログも、いよいよ美しい昆虫の写真を載せる頃合いと思い、本日から積極的に掲載していきたいと思います。気味悪がらずに、その驚愕の機能美を堪能下さい。
「マルカメムシ」

一昨日の生田緑地観察中、南十字星夫の袖に突然止まった「マルカメムシ」君です。5㎜程の小さなカメムシで、黒っぽい点にしか見えない大きさです。カメムシ目は、昆虫の中でも5番目に大きな所帯で約8万種が分類され、「日本原色カメムシ図鑑全3巻」もあるぐらいですから驚きです。カメムシ目の最大の特徴は、口が針状になっているところで、セミやアメンボ、アブラムシなども含まれる多様性にとんだ分類群です。
「キリウジガガンボ」

体長は20㎜弱ですが、足がものすごく長いので飛んでくると驚きます。蚊を一回りも二回りも大きくしたよう形ですが、人は刺しません。畑や田圃の周りに生息し、春を告げる昆虫の一つです。分類上はハエ目に属します。ハエ目の特徴は、見た目の翅(はね)が2枚しかないことです。昆虫は、翅を4枚持つのが基本なんですが、後翅が退化して見た目2枚に見えます。
写真の腕をあげて、もっとアップにすると昆虫も捨てたもんじゃないなというぐらい芸術的な写真になるのですが、まだまだです。鳥とはまた違い、小さくて動き回る厄介な被写体です。
清明の生田緑地
今日も素晴らしいお天気でした。
週末には爆弾低気圧がやってくる模様。この時期の自然は目まぐるしく変化するのでこまめに確認しておきたいのですが、自然相手はなかなか難しいです。
昨日の生田緑地からいくつかご紹介します。
「菖蒲田」

先月末には、何もなかった菖蒲田ですが、もうこんなに育ってます。菖蒲は例年6月中旬頃が見頃なんですが、桜同様早いのでしょうか?
「クヌギの花」

ボリュームのある穂状の雄花序がたくさん垂れ下がっています。場所によっては、足元に花序が絨毯のように落ちていて、なんともいえない踏みごこちは春ならではな感じです。
「キランソウ」

別名「地獄の釜の蓋」というそうです。見た目とは違い、すごい名前です。墓地によく生えているからとか、薬効があり地獄へ行く釜に蓋をするほど効くからとか言われています。
「シロヤマブキ」

生田緑地に向かう途中にあったもので、自生ではなく植栽だと思います。自生のものはほとんどありません。
「ニシキギの新芽」

冬にご紹介した「ニシキギ」も新芽が出て来ました。独特の姿もこれで暫く見納めです。
冬鳥たちも帰ってしまったのかな〜と思っていたら、「アオジ」はまだ確認できました。他は。。。見えないですね〜。
やっと出会えた!タマノカンアオイの花
春の嵐が過ぎ去って、久しぶりの晴れ間を無駄にしないように「いざ、生田緑地へ!」と出発しました。
「タマノカンアオイ」

待ちに待った、タマノカンアオイの・・・
「タマノカンアオイの花」

花が咲き始めていました。地面に近いところなので、注意して探さないと見つかりません。
この花に出会えただけで、今日来た甲斐が十分にありました。なぜなら、この春一番楽しみにしていた花の一つだからです。地味で花っぽくないところが、ちょっと渋くて良いと思いませんか?
「ムラサキシジミ」

偶然に逢えた蝶は、春の光を浴びて瑠璃色が一段と美しく輝いてました。
「オタマジャクシ」

田圃では、蛙の合唱が始まっています。沢山声は、聞こえるのに姿が全く見えません! オタマジャクシは、見つかりました。蛙に会いたい!!
「ミシシッピアカミミガメ」

「奥の池」では、亀の甲羅干しが見られました。ウシガエルの声も聞こえたのですが、姿を見ることはできませんでした。残念!
まだ春休み中なので生田緑地の中は、こどもの声が響いてました。特に、奥の池周辺はたくさんの子どもたちがいて池に落っこちそうになる子も。。、ヒヤリとしました。都会では自然に触れ合う機会が少なくなりましたが、ここ生田緑地で遊んでいる子どもは活き活きとしているように感じます。
雨の日には
今日は、新歌舞伎座開場の日ですが、土砂降りの雨です。今日観劇に行く人たちは、ちょっと大変です。特に着物を着て行く人にとっては・・・。
こういう雨の日は、特に予定が無ければ家でのんびりしているのが良いなぁ〜!
庭先の紫陽花

すくすく育っている紫陽花は、雨に濡れて元気いっぱいの様子。「やっぱり雨が好き」と言っているみたいです。
そして、こんな雨の日は、FM放送を聴きながら、それぞれの趣味の時間に没頭します。
南十字星夫は。。。帆船模型づくり

大の帆船小説好きの南十字星夫は、英国海軍ネルソン提督の旗艦「HMSビクトリー号」の大ファンです。ロンドン旅行の際には、片田舎のポーツマス軍港まで「ビクトリー号」に逢いに行きました。そして念願の「ビクトリー号」の帆船模型制作という壮大な海原に漕ぎだしたところです。なかなか時間が作れないので、何年後に出来上がるのか想像もできません(笑)制作時間は、1000時間以上と言われています。写真は、船首部のキールにフレームと隔壁を付け、ボンドを乾かしているところです。上下逆にしてあります。イタリア製のモデルにしては、ピッタリと合いよく出来ています。
南十字星妻は。。。小物制作

ミシンでガチャガチャと縫うのが、最近のブームです。
洋裁小物店をやっていた母が残してくれた布地で、お揃いのハーフパンツと手提げを作ってみました。最近は、刺子も始めました。
自分の好きなことをやっていると、時間が過ぎるのを忘れてしまいます。どちらかと言えば、インドア派?です。
久しぶりのクラシックコンサート♬
昨日は、久しぶりにクラシックコンサートに行って来ました。
4月1日に『ミューザ川崎シンフォニーホール』が、リニューアルオープンします。その前の最後の代替えホール(川崎市教育文化会館)でのコンサートです。
ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団 名曲全集 第85回 指揮 : 三ツ橋敬子 管弦楽 : 東京交響楽団 チェロ : 西谷朴人 ウェーバー(ベルリオーズ編) : 舞踏への勧誘 サン=サーンス : チェロ協奏曲第1番 ベルリオーズ : 幻想交響曲 |
昨年の12月、大友直人氏の指揮による東京交響楽団の「第九」を聴きましたが、この楽団は弦楽器も管楽器もよく揃っていて音色も美しく素晴らしい楽団だと思います。
今回は、三ツ橋敬子氏が指揮を取りました。小柄で痩せている身体のどこからこんなエネルギーが出てくるのか?と思われる程、躍動的な指揮で激しくパワフルで熱の籠った演奏でした。
「幻想交響曲」は、エクトル・ベルリオーズがまだ学生だった時の熱烈な恋、激しい片思いが憎しみに変わり作られたものです。狂気と悪夢を織り交ぜ、「彼女」を示す主題が執拗なまでにさまざまな形で登場します。
27歳でこの「幻想交響曲」を作曲したとは、まさに天才であることには違いありません。「天才とは・・・、紙一重」を形あるものに表現したものと言えるでしょう。そんな風に聴き込んでみると、また今までとは違った世界が見えてくるのが音楽の面白さの一つかもしれません。
クラシック音楽は、芝居とともに結婚した当初から嵌っていたもので、一時期2年間程基礎的な、主に聴き比べになりますが音楽大学の助教授に講義を受けていたこともありました。最近は、芝居の方が主になり音楽はご無沙汰気味でしたが、たまにはいいものですね。
昨日は、「幻想交響曲」の「彼女」の主題がはっきりと捉えにくく、第2楽章以降の主旋律の展開の妙がいま一つ楽しめなかったのは事前勉強をしなかった為と少し反省です。
これからは、家でももう少し聴きこむ時間を増やして、芝居とともに音楽も楽しみミューザに通えるようになれればと思います。