国立劇場「隅田川花御所染」
連日の歌舞伎通いは、嬉しくもありますが結構疲れもします。
通常の歌舞伎公演は、幕間を挟みながら4時間半。慣れるまでは、これが結構堪えます。
昨日は、国立劇場の「隅田川花御所染(すみだがわはなのごしょぞめ)」の千秋楽に行って来ました。
今月の最終です。今月は、歌舞伎観劇8日間。よく頑張りました。

25年振りの上演で、高貴な美しい姫が恋に身を焼き、数奇な運命を辿る清玄尼を福助が初役で挑みます。
国立劇場では、あまり上演されない演目を通し狂言で見せることが多いのでとても貴重です。「四谷怪談」で有名な鶴屋南北が、人間の滑稽と悲哀を趣向を交えて描きます。大詰めは「道成寺」の趣向で、鐘入りから押戻しまである念の入れようです。
この作品は「女清玄」と呼ばれています。清水寺の清玄法師がお姫様に恋をして墜落した伝説から産まれた、鶴屋南北の名作「桜姫東文章」に先立って上演されたものだそうです。

「国立劇場前庭」 桜が満開です。この前庭には珍しい桜が沢山植えられています。

「リキュウバイ(利休梅)」

リキュウバイ(利休梅)は、バラ科ヤナギザクラ属の植物で中国原産の落葉低木です。
梅や桜よりも大きくて、華やかな白い花です。
国立劇場では、「国立劇場新種の桜、駿河小町」の苗木を売ってました。苗木でも花が付いていて、ちょっと欲しくなっちゃいました。
今日は、銀座で歌舞伎俳優によるお練りが行われました。
寒さと雨の苦手な私達は、テレビの中継を見ていました。
この寒い中、凄い人出で、このまま歌舞伎人気が続くことを心から願っています。
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