新春浅草歌舞伎
今日の歌舞伎は「新春浅草歌舞伎」第1部です。
松の内を過ぎた浅草ですが、まだまだ初詣客で混み合っていました。歌舞伎のついでに私たちも初詣しました。
「仲見世」通りは、お正月飾りで華やかです。

浅草をよーく探すと、歌舞伎に出てくる有名人があちこちにいます。この人は、白波五人男の内「弁天小僧菊之助」です。『粋』ですね〜。尾上菊之助の菊之助が観たくなります!

しつこいようですがまた出します(笑)浅草公会堂の酒樽は、30樽!酒は「鏡山」。これで新年各会場の酒樽紹介は最後です。
飾られた「お酒」は、いつ?誰が?飲むのか、まだ入っているのか?ちょっと気になってます。

第1部の演目「寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)」と「幡随長兵衛(ばんずいちょうべえ)」の板絵。曽我物は、初春の歌舞伎に欠かせない祝典劇で、江戸時代から毎年正月に演じられ沢山の「曽我物」が産み出されています。歌舞伎の様式美の集大成のような美しい色彩と型に彩られた錦絵のような舞台です。筋は聞いているだけでは分かりにくいですが、大した筋書きではありません。この芝居は、物語よりも舞台の美しさと型の美しさ、動きの美しさに見惚れることが大切で、大好きな演目の一つです。
浅草歌舞伎は、若い花形役者が演じるので、若々しい対面が好印象でした。

浅草公会堂から見える「浅草寺」と「五重塔」。浅草公会堂は、浅草寺のビューポイントなんです。

公会堂の前には、役者の手形が沢山あります。
これは、昨年12月5日に逝去した「十八世 中村勘三郎」の勘九郎時代の手形です。南十字星夫の手とほとんど一致しました。

「浅草歌舞伎」は、年1回、1月しか開催されません。
ここの歌舞伎の良さは、若手花形役者が出演することと価格が手頃なことです。そして、観劇後に浅草を楽しめることです。
浅草寺は、勘九郎と猿之助の襲名お練りでも来ましたので、いろいろな意味で感慨深いものがありました。歌舞伎には、縁の深いところです。
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