壽 初春大歌舞伎
新春歌舞伎第二弾は、新橋演舞場での初歌舞伎です。まずは「夜の部」から観て来ました。新橋演舞場にも随分通いましたが、いよいよ3月までとなると名残惜しいものです。ましてや「初春大歌舞伎」は、これが最後かと思うと感慨深いものがあります。
新橋演舞場の酒樽は、なんと36樽ありました。「よっ!大関、太っ腹!」

1m位ある大きな羽子板は、見事でした。ちょっと家に飾りたくなっちゃいました。

お正月は、やっぱりこれ(めでたい焼き)を食べないと・・・。
歌舞伎座名物で一年中あり、ここ新橋演舞場にも三年間出張販売してました。4月からは新歌舞伎座に戻ります。薄皮でたっぷりのあんこに紅白餅の入った鯛焼きは、ボリュームも素晴らしいですが、あつあつを食べるとたまらなく美味しいです。あんが程よい甘さで、鯛焼きの周りのバリの部分が多いのが特徴で、このバリの部分がまた美味しいんです。お土産に沢山買い込む人も多く、あんがなくなると終了になります。

「釣女(つりおんな)」
本日一番の演目は「釣女」。これは狂言の「釣針」を舞踏化した30分程度のコミカルな舞踏演目です。能や狂言の演目を歌舞伎化したものは、舞台は松羽目の定式といって、能舞台のように正面奥に老松が描かれた独特しつらえになります。
今回は、踊り上手が四人出ますが、特に坂東三津五郎と中村又五郎の踊りは、いつ観ても巧いなぁ〜と思います。この演目は特に面白しろく会場は笑いが絶えません。

「新歌舞伎座」の昨日の様子
いよいよ正面が見えてきました


お正月の歌舞伎は、新春の飾りだけではなくお客さんも華やいでいます。おみやげ売り場はお正月らしいものが置いてあり、その場にいるだけでウキウキした気分になります。「和」の季節感を感じることができます。
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