巳年の初芝居
今年の新年初歌舞伎は、「国立劇場」から始めました。
一月は、歌舞伎座大歌舞伎(工事中のうちは、新橋演舞場ですが)、花形浅草歌舞伎、国立劇場歌舞伎、あちこちの能楽堂で新春能と華盛りで、毎年どこに行こうか悩みます。
松の内歌舞伎の楽しみの一つは、お正月飾りが立派なことです。「国立劇場」に松の内に来るのは初めてなので、ちょっと楽しみでした。
「国立劇場」のロビーには、伊勢海老付きの大きな鏡餅が飾られ、

玄関の柱は紅白に彩られ、入口両側には樽酒がこのように積み上げられ、

3階まで吹き抜けのロビーの天井両サイドの隅には、大凧が上げられ、

2階通路には、日本人形で有名な吉徳制作の歌舞伎役者羽子板がずらりと並べられています。

新春初演目は、『夢市男達競(ゆめのいちおとこだてくらべ)』
役者達の写真 右から、尾上松緑、尾上菊五郎、中村時蔵、尾上菊之助です。

「軍配」
実在した初代横綱、明石志賀之助が登場する本日の演目にちなんだ、大相撲関連の展示がありました。
左が歌舞伎の小道具の軍配、右が大相撲行司(峰崎部屋所属行司 木村堅治郎氏所有)が使用する軍配。行司の軍配は、漆塗りのため、制作に2年以上かかるそうです。

お正月の雰囲気は飾りだけに留まらず、開演前のロビーでは、相撲櫓太鼓実演や獅子舞が披露されました。また、舞台でも結び手ぬぐいが沢山投げられました。取れなかったのは、残念でしたが(笑)・・・。
華やかなお正月気分をたっぷり楽しむことができました。
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