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ヤツデの開花変化とイヌタデ、トネアザミの見分け方


 旅立つ前に植物観察のポイントを今日の生田緑地の写真を使って書いてみます。


1)「ヤツデ(八手)」別名テングノウチワの開花観察
 これからの時期の観察に相応しいものとしてヤツデがあります。
 まず、ヤツデというのに、裂状の葉は八手ではありません。通常奇数で7〜11が普通のようで、9が多いようですが、これは7ですね。真冬の寒い時期に白い花を咲かせるので、晩秋のこの時期に開花が始まります。左側の小さいのが開花し始めで、右側が少し進んで伸びながら開いていく様子が分かります。
ヤツデの開花し始め時


 更に進んだところです。薄茶色から薄い緑色に変わり、四方八方に広がっていきます。もう少し大きく広がり、初冬になる頃に頂部から白い花が咲いていきます。春には、実が出来るので冬の観察対象として一つ探しておくと面白いです。
ヤツデ開花途中 


2)「イヌタデ(犬蓼)」の同定ポイント
 道端にも咲いている雑草ですが、こうやって写真に撮ると赤い実がとても美しいです。正確には実の包みで中に黒い実が入っています。似たような仲間として、ハナタデ、サクラタデ、ヤナギタデ、ハルタデ、オオベニタデ、オオイヌタデ、サナエタデとあり特にサナエタデとの見分けが難しいです。同定するには、茎や葉をもう少し丹念に調べないと分かりません。そこでルーペが必要になります。次の写真に拡大したものを載せてみました。
サナエタデ 


 托葉鞘(たくようしょう)の拡大写真です。「托葉」は、葉が茎についている部分で、植物によって形状はさまざまです。その托葉が、タデ科の場合、鞘のようになって茎を包み込んでいるので「托葉鞘」といい、筒の長さは8mm程です。筒の上に長い毛が生えていますが、サナエタデにはこの毛がありません。この毛の有る無しがイヌタデとサナエタデの見分けの最大のポイントになります。花や実だけ見てもなかなかわかりません。托葉鞘は肉眼で確認するのは難しいと思います。
托葉鞘 



3)「トネアザミ(利根薊)」の同定ポイント
 単にアザミという和名の植物はありません。一般に言われているのは、キク科アザミ属の総称です。アザミの仲間はみな良く似ていて判別が難しいです。トネアザミの見分けのポイントは、花の下にある総苞という部分のトゲトゲが鋭くツンツンしていることと、糸のような花が他のアザミより長いことです。総苞(そうほう)は、キクやタンポポなどに見られ、判別のポイントになります。
トネアザミ 


 旅立ち前に、いつも行っている植物観察のポイントの一部をご紹介してみました。まだまだ勉強中で難しいです。
 いよいよ今夜、ハワイに向け出発します。
 ハワイではコンドミニアムに泊まるので自炊をしながらのんびりと過ごします。足が完治していないのでダイビングは出来ませんが、散歩がてら陸上の生物観察は楽しんできますので、ホームの生田緑地とは違った生物をたくさん紹介できると思います。
 次回のブログ更新は、帰国翌日の11月24日からを予定していますのでお暇な時に覗いてみてください。




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南十字星

Author:南十字星
 自然観察と歌舞伎が大好きな夫婦でつくっているブログです。生田緑地と伊豆海洋公園をフィールドにネイチャーフォトを楽しんでます。

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