コンゴ民主共和国の芸術
数年振りに風邪をひいて寝込んでしまいました。
鼻風邪ぐらいは時々ありますが、熱が出たのは何年振りになるのか?びっくりしました。
幸いインフルエンザではなかったようで良かったです。
一月はあちこち出掛けていたので、気をつけていても何処かでいただくものですね。
まだ、全快とはいかないので過去の写真ストックからどうしてもご紹介したいものをアップしました。


ちょっと痛々しい感じの彫像です。
ニューヨーク、メトロポリタン美術館の特別展で展示されていた「コンゴ民主共和国」の呪術用の彫像です。
コンゴ民主共和国ってどこ?
すぐ分からなかったので、後で調べてみました。
アフリカのほぼ中央に位置する、アフリカ大陸で2番目に大きい国でした。
コンゴ共和国という国もあるので紛らわしいです。
病気や安全祈願のために作られたらしいですが、
一度観たら、一生忘れられないぐらいのインパクトがあります。
結構大きいです。子供ぐらいの高さがあります。
全身に打ち込まれた釘や金属。
おへそが相当大事なんでしょうか、大きなおへそが目に飛び込んできます。
腰に手を当てて、ぷりっとお尻を突き出したポーズがなんとも愛らしいです。
メトロポリタン美術館は、日本やヨーロッパではなかなかお目に掛かれない芸術作品に出逢えるところがとても面白く大のお気に入りになりました。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術
ニューヨークのラストは、やっぱり「オペラ座の怪人」で!
いよいよニューヨークも最終日になってしまいました。
旅の終わりはいつも寂しいです。
NHL、NBA、ミュージカル4本と頑張りました。
最終日は、マチネの「オペラ座の怪人」へ

数あるブロードウェイミュージカルの中でもこれを観ない訳にはいきません。
「オペラ座の怪人」は、何度観たことか?
ロンドンのウエスト・エンドで観た怪人がいまいちだったし、昨日の「ブック・オブ・モルモン」も後味が悪かったので、ここは大いに期待しています。

大好きなマスカレードの場面が劇場の壁一面に!テンションが上がります。
この壁は実は扉になっています。ブロードウェイの劇場は、このように道路に面していくつかの扉があり、その向こうは直に劇場になっています。舞台が終わると一斉に扉が開き、道路に一気に出られます。非常口としても本当によく出来ています。

オペラ座の怪人は、ブロードウェイミュージカルのロングラン記録を更新中です。1988年が初演ですから、かれこれ27年間も続いています。考えてみれば、私達も結婚する前から観ているのですから長い訳です。

開演前の舞台です。

そして、オペラ座の怪人といえば「シャンデリア」です。ブロードウェイのシャンデリア落ちは凄かったです。スピードも早いし、お客さんの頭すれすれまで落ちてきます。真下の人の何人からも悲鳴が聞こえました。
やっぱり、ミュージカルの最高峰は「オペラ座の怪人」ですね。
何度聴いてもすべての曲が素晴らしいです。
今日は、俳優の力量が揃っていて素晴らしいアンサンブルが聴けました。アメリカ人は、端役に至るまで声量があり声が太いので、三重奏や四重奏のような、たとえば「プリマドンナ」の曲など聴きごたえがあります。日本人の繊細で硝子のような声だと、ソプラノだけが目立ってしまったりするので、アンサンブルが発揮出来ないことが多いです。アンドルー・ロイド=ウェバーの曲は、特に複数の三声や四声の重なり合うアンサンブルが美しいので力量が揃うというのは特に重要だと感じました。
マジェスティック劇場の前にはシアターショップがあり、ブロードウェイミュージカルの楽譜やシナリオ、写真集など品揃えが凄いです。過去のものも豊富なので大勢の人で賑わっていました。

ニューヨークからのブログ更新は、これで最終になります。
帰ったら、歌舞伎座でカンカンに逢わなくては!
ミュージカル「ブック・オブ・モルモン」
今日の夜は、ミュージカル「ブック・オブ・モルモン」の観劇が入っているので、
あまり疲れない程度にぶらぶら。。。
「ライオン・キング」のマチネのチケットが半額で手に入らないかなぁと思いつつ、tktsへ。
残念ながら安売り券は出てなかったです。
ロングランなのにまだ満席なのかな?と思いつつ、tktsのうしろを見るとなんだか人だかりが。。。
日米の大食い対決があるようです。
ホットドックかなと思って暫く見ていたら、ハンバーグのようなものが用意されていました。
知っている芸能人でもなさそうだし、いつ始まるかも分からないので、
昨日見つけた本屋さんへぶらぶらと。

だいぶ疲れも溜まってきたし、夜のために足もあまり使いたくないのでバスで車窓見物することにしました。
2番街まで歩いて、15番のバスで南下。
イースト・ビレッジからリトル・イタリー、チャイナタウンと進みマンハッタンの先端へ。
ここまでくれば、また自由の女神が見たくなります。
スタテンアイランド行きのフェリーにのって船上から自由の女神見学です。

出航直後のフェリー桟橋。

これはトリミングした写真です。こんなに近くには見えません。ちゃんとお金を払って自由の女神のある島まで上陸するツアーもありますが、スタテンアイランドフェリーは無料で頻繁に出てるのでこれに乗る観光客が多いです。

スタテンアイランドの桟橋から見るとマンハッタンは結構遠くに見えます。フェリーで25分くらいです。のんびりしていてなかなかお薦めです。
マンハッタンからは、また5番のバスで車窓見学しながら北上して帰ります。
ソーホー、グリニッジビレッジ、チェルシーと楽しみながらミッドタウンへは1時間程の行程です。
地下鉄の方がはるかに早いですが、時間にゆとりのある方にはバスはお薦めです。
マンハッタンは場所によってカラーが随分違います。乗って来る人をみていると場所場所で人種も様々。
街と人のウォッチングにバスは最適です。
夜はお楽しみの観劇タイム。
タイムズスクエアは目が痛くなるほど眩しいです。

日本からチケットの手配をした「ブック・オブ・モルモン」。
人気作品でなかなかチケット入手が困難です。tktsにはまだまだ出そうにありません。


題名と、この宇宙のような舞台でなんとなくちょっと妖しい雰囲気につつまれたでしょうか?
「ブック・オブ・モルモン」とは、モルモン教の教典「モルモン書」のことです。
このミュージカルによると、
西暦326年。「GOLDEN PLATE」に導かれるまま、アメリカ大陸のニューヨークとなる場所にたどりついたユダヤ人のモルモンは、そこでイエス・キリストに出会います。キリストから一族の終焉を告知されたモルモンの息子モロナイが丘の上に「GORDEN PLATE」を埋めることに。その後19世紀になって、ジョセフ・スミスによって掘り起こされ急成長を遂げる宗教の誕生になったということです。
アメリカユタ州のソルトレイクシティは、モルモン教が築いた宗教都市で、ユタ州の人口の約70%がモルモン教の信者だとか。。。凄いです。ちょっと行ってみたくなるソルトレイクシティーです。
セリフの多いミュージカルなので、事前に勉強していきました。世の中には凄いブロガーの人がいるもので、「ブック・オブ・モルモン」のシナリオを訳してバッチリ載せてくれる神様のような人がいます。お世話になりました、メガヒヨさん!
宗教のことなので難しいと思いきや、モルモン教をいじりまくった笑える作品です。
聖地ソルトレイクシティで研修を終えた、成績最優秀と落ちこぼれの凸凹伝道師2人がウガンダに派遣され、布教活動をするお話です。あらすじは長くなるので端折りますが、スタートから大いに笑わせてくれます。よく出来た構成と新しい感覚のミュージカルですが、後半から話がどんどん下劣になっていきます。英語のスラングがよく分からないものの、相当な下ネタ系の危ない言葉が飛び交っているようで、アメリカ人には大受けでした。
前半の面白さを吹き飛ばすような、品の悪さにちょっと辟易しました。素晴らしい発想の作品で、こんな面白いストーリーなのに残念な感じです。ちょっと度を超した感じです。
ほとんどの観客がスタンディングオベーションで大熱狂していますが、やはり顔をしかめてカーテンコールの最中に立ち上がって帰る人も少なくはありませんでした。私達も早々に劇場を後にし、久しぶりに後味の悪い観劇です。
「ブック・オブ・モルモン」の内容自体は素晴らしく、歌も踊りも見応え十分なのに残念です。演出が変わることはないと思いますが、良質な作品として後世まで残すには作品の見直しが必要だと思いました。
「モルガン・ライブラリー・ミュージアム」
ニューヨークにはメトロポリタン美術館をはじめ、数々のミュージアムやギャラリーがありますが、この「モルガン・ライブラリー・ミュージアム」は絶対に外せないミュージアムだと思います。
これからニューヨークを訪れる方には、一番にお勧めしたいのでご紹介します。
「モルガン・ライブラリー・ミュージアム」とは、金融王JPモルガン氏個人の書斎であり、コレクションを保管整理するために造られた専用の建物で、モルガン氏の死後美術館として公開されたものです。
内部の図書室と書斎にも圧倒されるものがありますが、そのコレクションの歴史的価値の高さと収集のセンスの良さ、そして何よりモルガン氏の博識ぶりがうかがえる素晴らしすぎるミュージアムです。
おそらく、その収蔵品の価値としては、メトロポリタン美術館を優に凌ぐ程のものがあるのではないかと思います。なぜ、ここに個人の所有物としてあるのかと思うものばかりです。



「ベートーヴェンの自筆楽譜」

「モーツァルト交響曲第35番ハフナーの自筆楽譜」
ベートーヴェンの苦悩の楽譜に比べ、修正が一つもないモーツァルトの楽譜です。産まれながらにして頭から音楽が溢れ出してきたという逸話がよく分かります。

「グーテンベルグ聖書」
世界初の印刷聖書で、現在では世界で50部近くしか存在しないもののようです。そのうち3部をモルガン氏が所有しています。日本では丸善が購入したものを慶應義塾大学が保存しているようです。

左上の円筒形のものがコレクションです。「円筒印章」といって、メソポタミアで書簡や容器を閉じる時に、綴じた紐を粘土で覆い円筒印章を転がして封印に使っていました。上の円筒印章の隣が封印の粘土で下が拡大印刷したものです。円筒印章は、高さ2㎝程小さなものです。この「円筒印章」のコレクションが数多くあります。

「古代メソポタミア、アッシリアの楔形文字の石版」
これはほんの一部ですが、どれも素晴らしいコレクションばかりです。コレクションを読み解くには、こちらも知識と説明文を読み込む語学力が必要で、少し勉強をし直してからまた訪れてみたいと思います。
昨晩は再び、「キンキーブーツ」を観劇してきました。なんど観ても楽しく素晴らしいミュージカルです。

「キンキーブーツ」はシンディー・ローパーの初めてのミュージカル作曲作品です。シンディーの才能は素晴らしいです。歌手の時はこんな才能が隠れているとは思いませんでした。ゴメンナサイ。

エンパイアからの眺望とマディソン・スクエア・ガーデン
寒かったニューヨークにも陽射しが戻り始め、最高気温は22℃まで上がりました。
これからまた暫くは暖かい日が続くみたいです。
青空になったので、エンパイアステートビルに昇ってみました。
エンパイアからダウンタウンのある南の方向の眺望です。
自由の女神との位置関係がよく分かると思います。


エンパイアステートビルの影が綺麗に映ります。
マンハッタンは、高いところに昇るか島から外に出ないとニューヨークらしい景観が見られないのが難点です。
ここからは、昨晩のマディソン・スクエア・ガーデンの様子です。

座席はちょっと面白い席で、高い場所に一周一列だけぐるりと設置されている座席でした。テーブルとテレビが設置されていて、とても見やすいです。遠い場所の割に値段が高いなぁと思っていましたが、やっと理由が分かりました。

アメリカのスポーツ観戦では、国歌斉唱はお決まりです。全員立ち上がって歌手の熱唱に歓声を上げながら敬意を表します。考えてみれば、日本の国歌を生で聴くよりも遥かに多くアメリカ国歌を聴いています。歌詞カードがあれば間違いなく歌えると思います。

この映像はなんだと思いますか?
アメリカのスポーツではお客さんをとことん楽しませる工夫が盛りだくさんで飽きることがありません。
これは、会場内の中央に下げられた巨大モニターの映像ですが、映っているのは普通のお客さんです。このお客さんが自分がモニターに映っていることに気づくまで、何秒かかるかを表示しています。この人は1分ぐらいかかりました。大体30秒程すると場内が笑いと口笛などでざわめきだすので、気付く感じです。場内ではいつ自分が映るか分からないので気を緩められません(笑)

ニックスのチアガールによるチアリーディングです。遠いのでモニター映像を撮影しました。さすが、大都会ニューヨークのチアです。服装も踊りも非常に洗練された素晴らしいものでした。

試合は、私達が応援していたスパーズの勝ちでホクホクです。
ダンカン、パーカー、ジノビリも元気に走り回っていたので今年のプレイオフ進出も間違いなしでしょう。
ちなみに、私達はレイカーズファンなんですが、個人的にダンカンが好きなのでスパーズも応援しています。
帰りには、エンパイアが綺麗に輝いていました。
この日の電飾は赤ですね。
