東高根森林公園は蝶の楽園
東高根森林公園の水辺は、陽当たりが良く季節の花が群生しているので、一度に沢山の蝶に出逢えます。
この日は10種以上は見れたと思います。
狭い範囲で、これだけの蝶達に出逢えたのは初めててちょっと興奮しました。

この日一番のレアものは「カラスアゲハ」。なかなか留ってくれなかったのでこれ一枚です。ビロードのような綺麗な光沢で輝いています。

「ツマグロヒョウモン♀」。雌雄で色合いが全然違います。

こちらが「ツマグロヒョウモン♂」です。雌の方が力強い感じですね。

「アオスジアゲハ」。美しい蝶の代表格でしょうか。

「キタキチョウ」。いつもは翅を閉じた写真ばかりですが、求愛で夢中なため綺麗な翅を撮ることができました。

「コミスジ」。生田緑地では薄暗いところで出逢うことが多いため、こんな綺麗な身体をしていることに初めて気が付きました。

「キタテハ」。初めて見た時は、なんてボロボロな蝶なんだろうと思いましたが、産まれながらの翅なんです。

「ウラギンシジミ」。これも、いつもは翅を閉じてることが多くて綺麗な翅をやっと撮れました。
蝶や昆虫を専門に撮影している人がたくさんの東高根森林公園です。
教わることも多く勉強になりました。
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東高根森林公園の草花達
東高根森林公園の明るい湿地帯には、生田緑地では見られない(まだ、発見してないだけかもしれませんが)草花をいくつも見ることが出来ました。

「カリガネソウ(雁金草)」。雄しべと雌しべが上に長く突き出しています。

「ワスレナグサ(忘れな草)」。ワスレナグサ属の植物は日本では北海道に自生するエゾムラサキのみだそうで、これは園芸品種が野性化したものらしいです。

「キツリフネ(黄釣船)」。このキツリフネには驚きました。今まで紫色の釣船草しか見たことがなかったので、黄色があるとはびっくり。

「シュウカイドウ(秋海棠)」。色合いから日本のものじゃない気がしました。調べてみると、中国やマレー半島原産で園芸用に持ち込まれたものが野生化したようです。

「イヌショウマ(犬升麻)」。ちょっと離れていたので、触れることは出来ませんでしたけど、白い毛がふわふわしたブラシのようです。日本固有種です。
季節によってはまだまだ新しい発見が出来そうです。
もしかしたら、生田緑地では絶滅した「カタクリ」にも逢えるかもしれないので、来年の春が楽しみになりました。
東高根森林公園
昨日は、秋晴れでとてもすがすがしく良い天気でした。
生田緑地と多摩川をフィールドに綴ってきたブログですが、もう少し幅を広げてみようと神奈川県立東高根森林公園に出掛けてきました。我が家からは歩いて20分ほどの距離ですが、訪れたのは何年振りになるでしょう?ついついすぐ近くの生田緑地に行ってしまうのでほんとに久しぶりです。
いきなり「カワセミ」の歓迎を受けました。生田緑地ではなかなか出逢えない「カワセミ」も、ここではいつでもいるようです。ボランティアの方に色々教わると、3つある池のどれかに必ずいるそうです。しかも、人馴れしているのか距離がとても近いです。こんなことなら新しいレンズを持ってくれば良かったと後悔しましたが、いつものズームレンズでも距離が近いのでこんなに綺麗に撮れました。


2枚とも雄です。雌は、下の嘴の色が違うのですぐ分かります。

東高根森林公園は、生田緑地と同じく多摩丘陵の一部です。面積は、約11ha。生田緑地の方が遥かに広いですが、植生は少し違うみたいです。天然記念物のシラカシ林があり、その周りを陽射しがよく入る明るい湿地帯が谷戸を形成しています。生田緑地の谷戸は鬱蒼としたハンノキ林であまり陽がささないので、この谷戸の環境の違いが植物や昆虫の生息状況に微妙な違いがあるように思います。

我が家から20分ぐらいの距離の割に、滅多に訪れないのは、急坂を上り東名高速道路を越えなければならないからです。

明るい陽射しがたっぷりの湿地帯は、歩いていてとても気持ちがいいです。
生田緑地では見られない植物や、沢山の蝶達に出逢えたので順次アップしていきます。