鎌倉の桜はこれからが見頃です
年に数回訪れる鎌倉。
数年前からは、友人と鎌倉三十三カ所巡りを楽しんでいます。
昨日は、極楽寺からスタートし鎌倉駅周辺まで七ヶ寺を巡ってきました。

のんびりした雰囲気が昔から変わらない極楽寺駅。青春ドラマ「俺たちの朝」を思い出します。

大仏様も化粧直しがすんで、すっかり綺麗になりました。左頬に金の後が見つかり、建造当時は金色に輝いていたのかもと調査が進められています。この位置から見ても金色の部分がハッキリと分かります。

長谷寺では、三椏が見頃を迎えていました。

こちらは赤い三椏。生田緑地にはないので初めて見ました。

八幡宮参道の段葛も改修工事が終わり、30日に通り初めが行われました。中村吉右衛門が奉納舞を舞ったそうなので観たかったです。鎌倉の桜の名所だった桜のトンネルは、若木に植え替えられました。鎌倉の桜は東京より少し遅いので、まだ五分〜三分咲きってところでしょうか。周囲の路面より少し高くなった段葛は眺めがとてもよくなりました。足元も石張りでとても歩きやすいです。
ますます外国人観光客が多くなった鎌倉は、人人人で凄い賑わいです。
外国人も御朱印を集めている人が多いのにビックリしました。
スポンサーサイト
コンゴ民主共和国の芸術
数年振りに風邪をひいて寝込んでしまいました。
鼻風邪ぐらいは時々ありますが、熱が出たのは何年振りになるのか?びっくりしました。
幸いインフルエンザではなかったようで良かったです。
一月はあちこち出掛けていたので、気をつけていても何処かでいただくものですね。
まだ、全快とはいかないので過去の写真ストックからどうしてもご紹介したいものをアップしました。


ちょっと痛々しい感じの彫像です。
ニューヨーク、メトロポリタン美術館の特別展で展示されていた「コンゴ民主共和国」の呪術用の彫像です。
コンゴ民主共和国ってどこ?
すぐ分からなかったので、後で調べてみました。
アフリカのほぼ中央に位置する、アフリカ大陸で2番目に大きい国でした。
コンゴ共和国という国もあるので紛らわしいです。
病気や安全祈願のために作られたらしいですが、
一度観たら、一生忘れられないぐらいのインパクトがあります。
結構大きいです。子供ぐらいの高さがあります。
全身に打ち込まれた釘や金属。
おへそが相当大事なんでしょうか、大きなおへそが目に飛び込んできます。
腰に手を当てて、ぷりっとお尻を突き出したポーズがなんとも愛らしいです。
メトロポリタン美術館は、日本やヨーロッパではなかなかお目に掛かれない芸術作品に出逢えるところがとても面白く大のお気に入りになりました。
テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術
旅行の締めは成田山
昨日、無事に成田に帰着。
帰りは、エコノミー最前列の足元の広い席に座席変更してもらえ、助かりました。
1時間早く到着したとはいえ、13時間半のフライトは堪えます。
成田で1泊し、帰りは成田山へ行くのがこのところの習慣です。
目的は、八街の落花生とお煎餅を買うことと、鰻を食べることです ^^
成田に着いたら、お祭りの真っ最中。
新勝寺へ向かう参道は結構な坂道です。
この急な坂道を山車が何台も登ってきます。
これは大変です!
思わず声援に力が入ります。いいところに通りかかってラッキーでした。



頑張れーと声援をおくったら、素敵な笑顔が返ってきました。
旅の締めくくりは、大好きな鰻重で疲れた胃腸を整えます。
今回は、川豊本店です。


ほどよく甘めのタレで油がのっていてとても美味しかったです。
ニューヨークのラストは、やっぱり「オペラ座の怪人」で!
いよいよニューヨークも最終日になってしまいました。
旅の終わりはいつも寂しいです。
NHL、NBA、ミュージカル4本と頑張りました。
最終日は、マチネの「オペラ座の怪人」へ

数あるブロードウェイミュージカルの中でもこれを観ない訳にはいきません。
「オペラ座の怪人」は、何度観たことか?
ロンドンのウエスト・エンドで観た怪人がいまいちだったし、昨日の「ブック・オブ・モルモン」も後味が悪かったので、ここは大いに期待しています。

大好きなマスカレードの場面が劇場の壁一面に!テンションが上がります。
この壁は実は扉になっています。ブロードウェイの劇場は、このように道路に面していくつかの扉があり、その向こうは直に劇場になっています。舞台が終わると一斉に扉が開き、道路に一気に出られます。非常口としても本当によく出来ています。

オペラ座の怪人は、ブロードウェイミュージカルのロングラン記録を更新中です。1988年が初演ですから、かれこれ27年間も続いています。考えてみれば、私達も結婚する前から観ているのですから長い訳です。

開演前の舞台です。

そして、オペラ座の怪人といえば「シャンデリア」です。ブロードウェイのシャンデリア落ちは凄かったです。スピードも早いし、お客さんの頭すれすれまで落ちてきます。真下の人の何人からも悲鳴が聞こえました。
やっぱり、ミュージカルの最高峰は「オペラ座の怪人」ですね。
何度聴いてもすべての曲が素晴らしいです。
今日は、俳優の力量が揃っていて素晴らしいアンサンブルが聴けました。アメリカ人は、端役に至るまで声量があり声が太いので、三重奏や四重奏のような、たとえば「プリマドンナ」の曲など聴きごたえがあります。日本人の繊細で硝子のような声だと、ソプラノだけが目立ってしまったりするので、アンサンブルが発揮出来ないことが多いです。アンドルー・ロイド=ウェバーの曲は、特に複数の三声や四声の重なり合うアンサンブルが美しいので力量が揃うというのは特に重要だと感じました。
マジェスティック劇場の前にはシアターショップがあり、ブロードウェイミュージカルの楽譜やシナリオ、写真集など品揃えが凄いです。過去のものも豊富なので大勢の人で賑わっていました。

ニューヨークからのブログ更新は、これで最終になります。
帰ったら、歌舞伎座でカンカンに逢わなくては!
ミュージカル「ブック・オブ・モルモン」
今日の夜は、ミュージカル「ブック・オブ・モルモン」の観劇が入っているので、
あまり疲れない程度にぶらぶら。。。
「ライオン・キング」のマチネのチケットが半額で手に入らないかなぁと思いつつ、tktsへ。
残念ながら安売り券は出てなかったです。
ロングランなのにまだ満席なのかな?と思いつつ、tktsのうしろを見るとなんだか人だかりが。。。
日米の大食い対決があるようです。
ホットドックかなと思って暫く見ていたら、ハンバーグのようなものが用意されていました。
知っている芸能人でもなさそうだし、いつ始まるかも分からないので、
昨日見つけた本屋さんへぶらぶらと。

だいぶ疲れも溜まってきたし、夜のために足もあまり使いたくないのでバスで車窓見物することにしました。
2番街まで歩いて、15番のバスで南下。
イースト・ビレッジからリトル・イタリー、チャイナタウンと進みマンハッタンの先端へ。
ここまでくれば、また自由の女神が見たくなります。
スタテンアイランド行きのフェリーにのって船上から自由の女神見学です。

出航直後のフェリー桟橋。

これはトリミングした写真です。こんなに近くには見えません。ちゃんとお金を払って自由の女神のある島まで上陸するツアーもありますが、スタテンアイランドフェリーは無料で頻繁に出てるのでこれに乗る観光客が多いです。

スタテンアイランドの桟橋から見るとマンハッタンは結構遠くに見えます。フェリーで25分くらいです。のんびりしていてなかなかお薦めです。
マンハッタンからは、また5番のバスで車窓見学しながら北上して帰ります。
ソーホー、グリニッジビレッジ、チェルシーと楽しみながらミッドタウンへは1時間程の行程です。
地下鉄の方がはるかに早いですが、時間にゆとりのある方にはバスはお薦めです。
マンハッタンは場所によってカラーが随分違います。乗って来る人をみていると場所場所で人種も様々。
街と人のウォッチングにバスは最適です。
夜はお楽しみの観劇タイム。
タイムズスクエアは目が痛くなるほど眩しいです。

日本からチケットの手配をした「ブック・オブ・モルモン」。
人気作品でなかなかチケット入手が困難です。tktsにはまだまだ出そうにありません。


題名と、この宇宙のような舞台でなんとなくちょっと妖しい雰囲気につつまれたでしょうか?
「ブック・オブ・モルモン」とは、モルモン教の教典「モルモン書」のことです。
このミュージカルによると、
西暦326年。「GOLDEN PLATE」に導かれるまま、アメリカ大陸のニューヨークとなる場所にたどりついたユダヤ人のモルモンは、そこでイエス・キリストに出会います。キリストから一族の終焉を告知されたモルモンの息子モロナイが丘の上に「GORDEN PLATE」を埋めることに。その後19世紀になって、ジョセフ・スミスによって掘り起こされ急成長を遂げる宗教の誕生になったということです。
アメリカユタ州のソルトレイクシティは、モルモン教が築いた宗教都市で、ユタ州の人口の約70%がモルモン教の信者だとか。。。凄いです。ちょっと行ってみたくなるソルトレイクシティーです。
セリフの多いミュージカルなので、事前に勉強していきました。世の中には凄いブロガーの人がいるもので、「ブック・オブ・モルモン」のシナリオを訳してバッチリ載せてくれる神様のような人がいます。お世話になりました、メガヒヨさん!
宗教のことなので難しいと思いきや、モルモン教をいじりまくった笑える作品です。
聖地ソルトレイクシティで研修を終えた、成績最優秀と落ちこぼれの凸凹伝道師2人がウガンダに派遣され、布教活動をするお話です。あらすじは長くなるので端折りますが、スタートから大いに笑わせてくれます。よく出来た構成と新しい感覚のミュージカルですが、後半から話がどんどん下劣になっていきます。英語のスラングがよく分からないものの、相当な下ネタ系の危ない言葉が飛び交っているようで、アメリカ人には大受けでした。
前半の面白さを吹き飛ばすような、品の悪さにちょっと辟易しました。素晴らしい発想の作品で、こんな面白いストーリーなのに残念な感じです。ちょっと度を超した感じです。
ほとんどの観客がスタンディングオベーションで大熱狂していますが、やはり顔をしかめてカーテンコールの最中に立ち上がって帰る人も少なくはありませんでした。私達も早々に劇場を後にし、久しぶりに後味の悪い観劇です。
「ブック・オブ・モルモン」の内容自体は素晴らしく、歌も踊りも見応え十分なのに残念です。演出が変わることはないと思いますが、良質な作品として後世まで残すには作品の見直しが必要だと思いました。