安全潜水講習会
本日は、御茶の水にある東京医科歯科大学に出かけてきました。
目的は、安全潜水講習会に出席するためです。

ダイバーの多くは、「DANジャパン」という緊急医療援助システムに入会しています。潜水病にかかった場合の早期対応とダイビング保険サービスを受けるためです。
今日の講習はこの「DANジャパン」が主宰の安全潜水に関する講習会。なぜ場所が東京医科歯科大学かというと、潜水病にかかると、治療に特殊な設備が必要でどこの病院にもあるというものではありません。東京近郊のダイバーは、いざという時にここ医科歯科大学にお世話になります。

講習内容は、
1 ダイバーのための健康診断
2 海上保安庁救難課から「最近の事故発生状況」
3 ダイバーの内科的問題点
〈気管支喘息の潜水適性〉
〈冠動脈疾患からみた潜水適性〉
〈ダイバーに必要な運動能力〉
14:00〜17:30までみっちり。大変ためになりました。
医師から検診の重要性と潜水適性問題、ダイバーに必要な運動能力、海上保安庁からは羽田特殊救難隊隊員も出席し、統計資料や新聞記事からでは分からない事故詳細の説明もあり、身が引き締まる思いです。マリンレジャー全体の事故から見るとダイビング事故は5%程度の低い数字で、ダイビングは決して危険なスポーツとは思いませんが、こういった講習を通じて安全意識を常に持ち続けることは重要です。

そしてこんなにお土産をいただきました ^^
右下のゴム製品のものは、「オトヴェント」という耳抜き練習具です。耳抜きに苦労はしてませんが、いいトレーニングにはなりそうです。
「久米島の久米仙(泡盛)」と「月刊ダイバーのカレンダー」は抽選会で当たったものです。目玉商品は数万円相当の水中ライトでした。当たった人が羨ましい〜。
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ハワイの海(最終回)
ハワイのレックダイビングをご紹介してきましたが、ハワイは沈没船のダイビングばかりではないので、南国の魚達も少しご紹介します。太平洋のど真ん中に位置するハワイは水温も高く、固有種も多く、生物も大きく、ダイビングをするにはもってこいの環境です。カラフルなチョウチョウウオやベラが多く、水中撮影をするにも気合いが入ります。ほとんどがボートダイビングですから、エントリーもエキジットも楽々ですね。

カメと記念撮影。カメは逃げの体勢に入ってますけど。。。

美しいチョウチョウウオが多いハワイでも、特に美しさが際立つ「ハナグロチョウチョウウオ」。

尾鰭が長く延びて美しい「ミヤコテングハギ」。尾鰭の付け根にオレンジ色の鋭い突起が突き出ています。

ハコフグの雄です。南国の魚は、どれも鮮やかな色合いで綺麗です。

ハワイの固有種「ハワイアンホワイトスポッテッドトビー」。水玉模様がお洒落です。

この日のチームメンバー。「ZXダイビング」チームジムです。
ログブックを見ると、今回アップしたレックダイビングは、2009年9月1日〜3日。3日間続けて6本のダイビングでした。水温は、25〜26℃。快適そのものです ♪
一番透明度が良かったのは、コルセアで、ガイドは50m超と言っていました。何しろ水深40mぐらいに沈んでいるコルセアを海面からはっきりと見ることが出来るぐらいですから。
ちょっと変わったダイビング特集は、これでおしまいです。
また、ハワイで潜りたくなってきました。
レックダイビング(ハワイ シータイガー)

レックダイビング第3弾はハワイケワロ港沖、アラモアナショッピングセンターのちょっと先にある港です。ポイント名は「シータイガー」。水深35メートル前後の海底に横たわっている大型の船は圧巻です。

ダイバー達の大きさから船の大きさが分かると思います。それぞれ気ままに沈没船観察です。

ハワイ固有種の「サイケデリックラス」。サイケデリックな模様は雄の特徴なんですが、これは雌ばかりです。なかなか雄には出会えません。

もうお気づきの方もいると思いますが、水深が深ければ深い程、ダイバーが見る世界はブルー一色になっていきます。上の「サイケデリックラス」のような綺麗な色合いは、強い光を当てて初めて色が分かります。写真を撮る時に光るフラッシュで、こんな色だったんだとビックリすることは良くあります。

ガイドの誘導で、ちょっと船の回廊をくぐってきました!ホースやタンクが引っかからないかとドキドキします。ご満悦で、サインを出す南十字星妻の後ろには、まだ南十字星夫が通過中です。
いつもの伊豆とは違う、レックダイビングは探検隊みたいでワクワクします。海外のダイビングならではですね。もう少し長く潜っていられるといいんですが・・・。タンクの残圧が半分も残っていてもったいない ^^;
レックダイビング(ハワイ コルセア)

ハワイレックダイビング第2弾、ポイント名は『コルセア』です。第二次大戦中に活躍したコルセアが燃料切れで水深32mに沈んでいます。練習中でのことで操縦士は無事だったそうです。真っ白い砂の上に静かに横たわっています。

ゆっくりと潜行し、水深32mの海底へ。後ろから近づいていきます。

コックピットでちょっと記念撮影。タンクとフィンが邪魔で中までは入れません。

正式名称は「F4U Corsair」。当時としては怪物級の2000馬力エンジンを載せたため、直径4メートル以上のプロペラをつけました。翼の形に特色があり、逆ガルウイングの名機です!といっても、この状態では悲しいかな伝わりません。。。アメリカ人には人気があります。

コルセアの周りは、ハワイ固有種の「ガーデンイール」生息地としても有名です。かなりの数がニョキニョキしています。「あなご」の仲間です。

「コルセア」はハワイで人気ポイントなので、大勢のダイバーが次々とやってきます。
ダイビングは水深によって潜水時間を計算します。また、浮上も一気に海面まで浮上は出来ません。水深32メートルもあると、浮上するにも2度安全停止というものを行う必要があり、この日も水深14メートルで1分、水深5メートルで5分止まっている必要がありました。
潜行も耳抜きをしながらゆっくり行いますので、行き帰りの時間を考慮し、メンバーの人数や技量、安全のための空気の残量確保、海況などをガイドが判断し、水深32メートル「コルセア」の滞在時間は5〜6分です ^^; 全行程では21分。
最大水深20m程度のダイビングだと1時間ぐらい潜っていられるので、深いところにいくのも考えものです。
沈没船ダイビング(ハワイYO257)
今年こそはと張り切っていたダイビングも諸事情によりシーズンアウトになりました。
7月に潜った後、ダイビング用カメラを新調し、さぁ!と気合いは入れたもののなかなかうまく行きません。
そこで、過去のハワイでのダイビングから、ちょっと珍しいものを探してきました。
何回かに分けてご紹介したいと思います。

ここは、ワイキキ沖、ロイヤルハワイアンホテルの真っ正面の沖合です。ダイビングポイント名は『YO257』。甲板で水深約25m、海底で約30mの沈没船ダイビングです。ヒルトンホテルから出発する観光用潜水艦アトランティスが魚礁として沈めたもので、潜水艦もこの近くを通過します。

甲板から見るとこんな感じです。少し白っぽいですが、やっぱりハワイの海は青いですね。

船内には、ヨスジフエダイの群れがたくさんいます。

私達が真剣に撮っているのは、アオウミガメです。甲板に寝ているのが分かりますか?ハワイの海にはカメはたくさんいて潜る度に出会うので珍しくはないのですが、やはりついつい撮りにいってしまいます。

写真はダイビングショップにお願いして(有料です)撮影してもらったものです。私達のカメラよりも遥かにいい器材なので、今回のシリーズはすべて撮ってもらったものでアップします。