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今年のブログをふりかえって!




 いよいよ大晦日ですね〜。
 2時間程前にミューザのジルベスターコンサートから帰ってきました。
 コンサートの様子は、年明けにアップする予定です。

 一年で一番ホッとする時間、大晦日。今年はリニューアル工事が大変だった分、いつも以上にほんわりした気分になります。『紅白歌合戦』〜『ゆく年くる年』〜『箱根駅伝』のいつものパターンで過ごすお正月。昔は、ここに『新春かくし芸大会』が入っていました。懐かしい〜 ^^  今は、『とんねるずのスポーツ王は俺だ!』が定番になりつつあります。大好きな蜜柑を食べ続けながらだらだらと過ごすお正月は最高です!!

 ちょうど一年前の大晦日、当ブログのカウンターが1万の大台に乗って大喜びしてました。そして1年経ったカウンターを見て見れば、驚きの1万8千超え!長く続けていれば見てくれる方も増えるんだなぁと実感しています。気を引き締めて来年も頑張ります!

 生田緑地に歌舞伎とあまり変化のないブログですが、今年は2度のニューヨーク行きで、リアルタイムN.Y.ブログをお届けしてみました。行く度に新しい発見があるニューヨーク。ミュージカルにバレエ、バスケにアイスホッケーと大好きなものいっぱいで、すでに次は寒いけどセントラルパークの雪景色が見てみたいとか、メトロポリタンオペラ観劇に挑戦してみたいと夢を膨らませています。


 2回の旅で撮った3枚の写真を使ってマンハッタンを俯瞰出来るように並べてみました。
 下の地図と比較しながらご覧ください。

ニューヨーク地図 

「ロックフェラーセンター」からセントラルパーク方面の景色です。
セントラル・パークサイド 

こちらは「ロックフェラーセンター」からエンパイアステートビル方面の景色です。
(中央の高いビルがエンパイアステートビルです)
トップ・オブ・ザ・ロック 

2回目の旅で「エンパイアステートビル」に進みました。
「エンパイアステートビル」から自由の女神方面の景色になります。
ワールドトレードセンターに新しく、ワンワールドトレードセンターが建ちました。
エンパイアからの眺望 

 マンハッタンが超高層のビルで埋めつくされている訳ではないのがよく分かります。
 上の写真で建物の高さが低い場所が、「チェルシー」「グラマシー」「グリニッジ・ビレッジ」といわれている場所です。前回は、チェルシーを少し歩いてみましたが、また訪れる機会があれば「グリニッジ・ビレッジ」辺りを散策してみたいなと思っています。マンハッタンの中でも特に古い地区ですが、趣があり新しい発見が出来そうな魅力を感じました。



 そしていよいよ毎年お楽しみの『歌舞伎ベスト10』の発表です。
 今年は、強い印象を残す演目に恵まれませんでした。相次いで亡くなった名優達の影響が出始めているためだと思います。勘三郎、三津五郎、團十郎、そして長期病気療養中の福助と、この四人がいないことによって演目に幅がなくなってきています。吉右衛門、菊五郎、仁左衛門、玉三郎、梅玉が頑張っているとはいえ、花形役者の成長が急務であると強く感じます。特に、勘九郎、七之助、菊之助、松緑、海老蔵は急成長しているだけに歌舞伎座の本舞台にもっと立たせて欲しいと切に願っています。
 
第一位 「一條大蔵譚」10月歌舞伎座 仁左衛門
      御公家さんらしい品のある作り阿呆が絶品です。笑顔がとっても素敵でした。

第二位 「梅雨小袖昔八丈 髪結新三」10月歌舞伎座 松緑
      若々しく明るい新三が好印象でした。勘三郎の新三を超えました。

第三位 「若き日の信長」11月歌舞伎座 海老蔵
      海老蔵にピッタリ嵌った当たり役です。祖父十一代目を観たかった〜。

第四位 「新薄雪物語」6月歌舞伎座 仁左衛門、幸四郎、魁春
      新薄雪の決定版を魅せてもらいました。芸としてはこれが一位だと思います。

第五位 「壇浦兜軍紀 阿古屋」10月歌舞伎座 玉三郎
      女形で阿古屋を演じられるのは玉三郎だけになりました。他の女形の奮起を願います。

第六位 「怪談牡丹灯籠」7月歌舞伎座 玉三郎、中車
      喜劇ができる玉三郎と中車が存分に力を発揮しました。面白かったです。

第七位 「心中天網島 河庄」4月歌舞伎座 鴈治郎
      鴈治郎襲名演目。素晴らしい花道の出を魅せてもらいました。

第八位 「義経千本桜 渡海屋、大物浦」7月国立劇場 菊之助、梅枝
      菊之助、梅枝という新しいコンビの誕生と菊之助の新境地に拍手を贈りたい。

第九位 「黒塚」1月歌舞伎座 猿之助
      黒塚はすでに、猿之助の十八番になりました。何度観ても美しく妖しい舞台です。

第十位 「祇園恋づくし」8月歌舞伎座 扇雀、勘九郎
      こういう楽しい舞台が少なくなりました。扇雀の夫婦一人二役は名人芸です。

番 外 「江戸花成田面影」11月歌舞伎座 堀越勸玄
      カンカン初お目見得は、今年の歌舞伎座一番の拍手だったことは間違いありません。


 番外のカンカン初お目見得は、ベスト10入りさせたいほど場内が沸いた瞬間ですが、正式な演目ではないので番外としました。会場に響き渡った『堀越勸玄でごじゃりましゅるぅ〜』は会場にいる全ての人の心を射止めた♡名演として忘れることは出来ません。


 そして、今年はもう一つ集中して力を入れた「バレエ」は私達にとって素晴らしい時間と観る目のハードルを数段上げることができました。シネマバレエを含め、22公演(N.Yでの3公演を含みます。)。ベスト3だけ上げてみます。

  1 東京バレエ団「ジゼル」ザハーロワ
       なんといってもザハーロワです!これ以上のジゼルはありません。
  2 ボリショイシネマ「ロミオとジュリエット」ニクーリナ
       あの特徴的な音楽と一番マッチする振付は、ボリショイだと思います。
  3 シュツットガルトバレエ「オネーギン」アマトリアン/フォーゲル
       作品の素晴らしさもありますが、主役二人のコンビが忘れられません。

 
 今年は舞台大好きな私達にとって至福の時間を過ごせました。歌舞伎にバレエ、ブロードウェイミュージカルと、舞台を観ている時が何よりも幸せな時間です。

 
 今年もありがとうございました。よいお年をお迎えください。
ミューザ前 




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テーマ : まとめブログ
ジャンル : ブログ

今年のブログをふりかえって!




 ジルベスターコンサートも終わり、年越し蕎麦も食べ、紅白歌合戦を見ながら1年を振り返るブログを書くというのも3回目になりました。
 なんかホッとする時間です。

 
 歌舞伎とネイチャーフォトが半々なブログも始めて2年半。徐々に閲覧件数も上がり、ついに大晦日の本日1万件の大台に乗りました いつも見ていただき本当にありがとうございました。

 正直、書くのが面倒な時も多々あります。写真ブログにしてしまったので、なにかしらのネタがないと書けません。夫婦どちらかが書いて、もう片方が校正するというスタイルなのでなんとか続いている感じです。
 大変ながらもこのブログを始めたお陰で、沢山の辞書と図鑑、専門書と格闘し、文章を綴る難しさも痛感しながら随分と勉強になっています。ネイチャーフォトなどは、ブログがあってこそ続けられているといっても大げさではありません。観劇記では自分の感じたことを文章にする難しさをつくづく感じます。プロの劇評家の凄さを改めて感じました。このブログを見てくださる方々のブログも拝見し、なんて綺麗な写真なんだろう、なんて旨い文章なんだろうと思い、参考にさせていただきながら日々地道にアップし続けていけば、きっと気がつかないうちに会得していくものは多いのではないかと思っています。



 今年のブログの成果としては、ハワイでのリアルタイム日記を載せることが出来たことと、生田緑地を離れた初めてのネイチャーフォトの旅で得た大雪山旭岳の「ウスバキチョウの雌」を載せることが出来たことが大きな成果でした。
ウスバキチョウ♀ 
 「ウスバキチョウ」は旭岳に登らなければ出逢うことができませんが、登ったからといって出逢えたかどうかは分かりません。一時的な強風が吹いたがための偶然のような気もします。もう2度と出逢えないかも知れない貴重な遭遇でした。

 来年も一度はネイチャーフォトの旅に出たいと思います。北に行くか南に行くか現在場所の選定中です。



 そして、当ブログでは欠かすことのできない ^^ 今年の『歌舞伎ベスト10』の発表です。
 えっ!今年も!またか!やっぱり!・・・という声は一切無視して、一人でも多くの歌舞伎ファン獲得のため、いつか松竹から貢献を認めてもらい桟敷席ご招待の栄誉に授かれるため、紅白歌合戦に負けず発表します!!

第一位 「名月八幡祭」6月歌舞伎座 吉右衛門
      舞台の美しさ、吉右衛門の感情の変化の表し方、大詰めの狂気、秀逸の舞台でした。ラストの花道の引込み
     は忘れられません。ここ数年が吉右衛門円熟の舞台であり、当代一の時代物の歌舞伎役者です
名月八幡祭 
(雑誌「演劇界」から抜粋)

第二位 「天守物語」7月歌舞伎座 玉三郎、海老蔵
      いまや見た目の美しさは「海老・玉コンビ」で決まりです。幻想的な美しさです

第三位 「勧進帳」3月歌舞伎座 吉右衛門、菊五郎、藤十郎
      吉右衛門の弁慶、菊五郎の富樫、藤十郎の義経は伝説の舞台になるでしょう

第四位 「菅原伝授手習鑑 寺子屋」10月歌舞伎座 仁左衛門、玉三郎
      勘三郎三回忌追善興行。役者と客席全体が勘三郎への思いを合わせた独特の雰囲気の舞台でした

第五位 「魚屋宗五郎」5月歌舞伎座 菊五郎
      菊五郎の酔っぱらい振りは、とても演技とは思えません。酔っぱらいにも年季が入っています

第六位 「身替座禅」3月歌舞伎座 菊五郎、吉右衛門
      吉右衛門の太くて可愛らしい女形と菊五郎コンビによる抱腹絶倒の迷舞台

第七位 「春興鏡獅子」5月歌舞伎座 菊之助
      最も美しい鏡獅子です。菊之助の持ち味を存分に生かした丁寧で品のある舞踊でした

第八位 「鰯売戀曳網」10月歌舞伎座 勘九郎、七之助
      勘九郎、七之助兄弟が格段に巧くなったと実感の舞台。息の合った上品な喜劇です

第九位 「連獅子」9月歌舞伎座 仁左衛門、千之助
      孫との連獅子というなんとも幸運な仁左衛門の嬉しそうな顔が忘れられません

第十位 「蘭平物狂」6月歌舞伎座 松緑、左近
    「伊賀越道中双六 岡崎」12月国立劇場 吉右衛門
      今年の十位は二つ。
      「蘭平物狂」の立ち回りは歌舞伎演目中随一です。将来が楽しみな左近襲名でした
      「岡崎」は後からじわじわと良さが伝わってくる名場面。歌舞伎座で沼津岡崎の通しに期待


 歌舞伎ベスト10は、総合的に判断しての名舞台なので、必ずしも面白かった作品と一致する訳ではありません。面白かった作品ベスト10と銘打つと全然ちがったもの10作品になると思います(笑)

 そして、今年の歌舞伎以外の作品では次の3つは忘れられない舞台になりました。

 1 ボリショイバレエ「白鳥の湖」ザハーロワ
     忘れることの出来ない伝説の舞台になりました
 2 ボリショイバレエ「ラ・パヤデール」ザハーロワ
     ザハーロワの魅力を存分に感じられる魅惑の舞台です
 3 文楽「菅原伝授手習鑑 桜丸切腹の段」竹本住太夫
     住太夫さんの引退公演。これでしばらくは文楽に行く気にはなれません。

 歌舞伎ベスト10を舞台ベスト10に改めると、ザハーロワのバレエ2作品はベスト10上位入り間違いなしです。
 来年はまたどんな美しい舞台に出逢えるのか。ワクワクする1年でありたいです。

 今日のジルベスターコンサートは1年を締めくくるのに相応しいとても素晴らしいコンサートでした。私達にとっては歓喜する程素晴らしい内容だったんです。何がそんなに素晴らしかったかは、年が明けて2日か3日のブログでご紹介する予定です。
 

 今年もありがとうございました。よいお年をお迎えください。
  よいお年を 
      

      

      










テーマ : 思うこと
ジャンル : 学問・文化・芸術

今年のブログを振りかえって!



 いよいよ大晦日!
 一年で一番ホッとする時間でしょうか?


 「NHK紅白歌合戦」〜「ゆく年くる年」〜「箱根駅伝」というパターンはずっと変わらない定番パターンです。気に入ったパターンがあると不思議と安心してリラックスできる感じがします。

 今年のブログもネイチャーフォトと歌舞伎が半々ぐらいな感じでした。海に行けなかったのが残念でしたが、来年はまた頑張って海の生物もご紹介出来ればなと思っています。

 
 植物は、「タマノカンアオイの花」と「カラスウリの花」を載せることが出来たのが一番の成果でした。
 そして、最後にもう一つ。季節外れではありますが、絶滅危惧種「コマツカサススキ」をご紹介しておきたいと思います。地味ですが大変貴重な植物で生田緑地でも一時期消滅したか?と思われていましたが、数年前に再び発見されました。貴重な植物は盗掘の恐れが強いため、季節外れの今、ご紹介しておきたいと思います。
コマツカサススキ 

 私達のなかでは、蝶24種、野鳥49種を掲載出来たのが今年の努力の成果でした。場所が分かれば後は撮影のタイミングを図るだけの植物と違い、蝶や野鳥は出会いが全て!まだまだこちらの勉強不足で気が付かなかったもの達が沢山いると思うので、また勉強を続けていきたいと思います。



 そして、お待ちかねの!?(誰も待ってないかな ^^; )今年の『歌舞伎ベスト10』の発表です
 待たれていなくても、これだけは発表せずにいられません!!
 観劇した総演目数は、同一演目で別公演のものを含めて93演目に上ります。


第一位 「不知火検校」9月新橋演舞場 幸四郎
      4回も観に行った断トツの一位です。正に幸四郎しか出来ないであろう当たり役で
      す。
      検校に上りつめた富の市が三味線を弾きながら小唄を歌っている名シーン!
      幸四郎の三味線と小唄は本当に巧いのです。
幸四郎の不知火検校 

第二位 「仮名手本忠臣蔵五・六段目」11月歌舞伎座 菊五郎
      後世に手本として残る名舞台でした。
第三位 「熊谷陣屋」4月歌舞伎座 吉右衛門
      新歌舞伎座杮葺落に相応しい力のこもった熱演は忘れられません。
第四位 「黒塚」3月御園座 猿之助
      昨年、團十郎の品格のある阿闍梨姿が忘れられません。
第五位 「義経千本桜 四ノ切」3月御園座 猿之助
      亀ちゃんの宙乗りは既に伝説の舞台になりつつあります。
第六位 「将門」4月歌舞伎 玉三郎
      蝋燭の明かりで照らされた花道の玉三郎は幻想的で美しさが際立っていました。
第七位 「義経千本桜 渡海屋」10月歌舞伎座 吉右衛門
      渡海屋は、獅童や海老蔵もやりますが、まだまだ吉右衛門には及びません。
第八位 「陰陽師」9月歌舞伎座 染五郎
      花形役者による新作歌舞伎。妖かし達の跋扈した中世をよく表してました。
第九位 「髪結新三」8月歌舞伎座 三津五郎
      勘三郎の当たり役を三津五郎が名演。この後、病気療養するとは思いませんでし
      た。
第十位 「伊賀越道中双六」11月国立劇場 翫雀
      藤十郎と親子逆転の迷舞台。翫雀の老け役が大当たり。


 順位をつけるのは大変でした。面白くて大笑いした舞台もたくさんありましたが、やはり名演技、名舞台の中からのトップ10になりました。来年はまたどんな舞台に出逢えるのか楽しみです。




 では、よいお年をお迎えください。今年もありがとうございました。
良いお年を! 




今年のブログを振りかえって。。。



 いよいよ大晦日を迎えました。大掃除や年賀状、今年やり残したことはありませんか?
 我が家も年末は、大掃除に年賀状出し、新年を迎える準備、お墓参りと慌ただしく過ごしました。これで、ゆっくりと「NHK紅白歌合戦」「NHKゆく年くる年」から始まる毎年の恒例を楽しめます。日本の正月はやっぱりいいですね。お雑煮を食べ、炬燵でぬくぬくしながら蜜柑を食べ、正月料理に舌鼓を打ちながらほろ酔い気分で箱根駅伝を見て、毎年の楽しみです♫海外で2度程年末年始を過ごしたことがありますが、新しい年を迎えたというメリハリがなく詰まらなかった思い出があります。


 今年の6月から始めたブログも、皆さんの応援のお蔭で今日まで続けてくることができました。閲覧件数も1360件(カウンターは、同じ日のダブルカウントはしてません)を超え嬉しい限りです。ありがとうございました。
 来年も更に自然観察と歌舞伎鑑賞を深めて、よりマニアックなブログを目指し、見てくださっている方々の刺激になるよう努めていきますのでよろしくお願いいたします。



 半年間のブログを振り返ってみますと。。。

    『生田緑地の生物でご紹介した種類』
       植物58種、昆虫30種、鳥類11種

    『海洋生物でご紹介した種類』
       魚類30種、軟体動物2種、節足動物2種、刺胞動物2種

 まだまだ入門編的な感じなので、もっと頑張らなくてはと思います。


 今年のダイビングでのベストショット「クエの幼魚」です。伊豆海洋公園でクエはよく見られますが、幼魚はとても珍しいそうです。超レアなものを見ることが出来ました。
クエの幼魚


 そして、もう一つのテーマである歌舞伎は、年間観劇日数44日間を数えました。能など他の観劇を加えると55日間。う〜ん、週一とは理想的ですね ♪ そこで、折角なので我が家なりの「今年のベスト10」を考えてみました。
              
    『今年の歌舞伎ベスト10』

 第一位「黒塚」:市川猿之助
     猿之助襲名披露公演 猿之助の渾身の演技が見事でした。月明かりで出来た自分の影法師と踊
     る老婆が忘れられません。
 第二位「絵本合法つじ」:片岡仁左衛門
     仁左衛門の『悪の華』の名演が光ります。
 第三位「荒川の佐吉」:片岡仁左衛門
     人情の熱さを演じ上げた名演で、2回観て2回とも泣いちゃいました。
 第四位「土蜘蛛」:中村勘九郎
     勘九郎襲名披露公演 
     勘九郎としてやって行くぞ!という気迫のこもった演技で、背筋がぞくっとする凄みを感じま
     した。
 第五位「義経千本桜 渡海屋、大物浦」:中村吉右衛門
     吉右衛門の迫力に圧倒された素晴らしい舞台で、もう一度観たい舞台です。
 第六位「河内山」:仁左衛門 
     今がまさに「仁左衛門」の旬と言って良いと思います。脂ののりきった演技に充実感がありま
     した。
 第七位「義経千本桜 川連法眼館の場」:市川猿之助
     猿之助襲名披露公演 早変わりの面白さを十二分に発揮した舞台です。
 第八位「京鹿子娘道成寺」:中村福助 
     いつもの「京鹿子娘道成寺」とは、一味違う「鐘供養より押し戻しまで」を福助ならではの白
     拍子を演じてました。
 第九位「奴道成寺」:坂東三津五郎 
     三津五郎の踊りの巧さと奴道成寺の喜劇的なお笑いを堪能できる楽しい舞台でした。
 第十位「髪結新三」:十八代目中村勘三郎 
     勘三郎の「髪結新三」は、他の追随を許さない当たり役です。今まで観たこの演目では、大家
     の役を三津五郎が演じた時の勘三郎とのコンビが最高でした。それを超える舞台は無いと思っ
     ています。

 「黒塚」の亀ちゃん(市川猿之助)   ※歌舞伎会会報「ほうおう」より抜粋
黒塚 



 番外として一つ上げておきておきたいものがあります。
 玉三郎と壇れいによる『ふるあめりかに袖はぬらさじ』です。歌舞伎ではないので順位には入れませんでしたが、第三位に入れても良いぐらいの素晴らしい舞台でした。靭帯損傷直後で松葉杖を突きながら苦労して行ったのも思い出深いです。この作品は、1972年杉村春子初演から水谷八重子、坂東玉三郎と引き継がれた名作で、笑いと涙に溢れた有吉佐和子原作の名舞台です。年明け3日、午後2時〜午後4時55分、Eテレで放映されますので、是非ご覧ください。特に、後半の坂東玉三郎の名演技が見所です。



 よいお年をお迎えください。








プロフィール

南十字星

Author:南十字星
 自然観察と歌舞伎が大好きな夫婦でつくっているブログです。生田緑地と伊豆海洋公園をフィールドにネイチャーフォトを楽しんでます。

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